心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「言いたいことが言えない」
「彼に本音を言えない」
そんな悩みの解決法を
Instagramのリール動画と
TikTokに投稿しました。
ところが・・・・
他の投稿に比べて
TikTokでは予想外に
反応が薄かったのです。
40代の私は、
この「言いたいことが言えない」という悩みに、
子供の頃から
ずっと悩まされてきました。
例えば、
友達に思っていることを言えなかったり、
学校で意見を言えなかったりした経験があります。
言いたいことが言えなかったせいで、
損な役回りになってしまったこともありました。
そうした
「言いたいことが言えずに、もどかしい思いをする」
ことが、大きな悩みでした。
「言いたいことが言えたら、どんなに楽だろう」
と何度も思ったことがあります。
だからこそ、
「言いたいことが言えない」
という悩みを抱えている人が多い!と
勝手に思い込んでいました。
なのに、
なんということでしょう・・・・
TikTokでの反応はイマイチでした。
特に若い世代には
響いていないようです。
TikTokは、
私の10代の娘たちも
よく見ているSNSです。
そこで私は、
「もしかしたら、
『言いたいことが言えない』という悩みは、
昭和世代特有のものなのかな?」
と考えました。
試しに娘に
「娘ちゃんは『言いたいことが言えない』
って悩んだこと、ある?」
と聞いてみました。
すると、
「う〜ん?よくわかんない」
との返事が返ってきました。
あるといえばあるけど、
なんかよくわからない
というのです。
ただ、「気まずい」
という感覚ならあるとのこと。
娘は
「気まずいから、何も言いたくない」
という経験はあるらしいのです。
そして、そういう時に
「言え」と強制されたら嫌だ
と言っていました。
なるほど、そういうことか!と納得しました。
「言えない」のではなく「言いたくない」。
そして、
「言いたくない」
「なんとも思ってない」時に、
何かを言え、と強制させられると不快に思う。
(特に、言いたいことを言えずに育った私たち昭和世代の人から、
「何か困ってない?」とか「言いたいことあるんでしょう?」と
意見を求めて詰め寄られるのがウザい…ってことなんだと思う。)
つまり、
「言いたいことは
もう言えている時代になった」。
そういうことなのかもしれません。
(もちろん人によるだろうけど…)
時代が変わると
悩みも変わるものです。
私自身は、
同世代の女性(30〜50代)を対象に
カウンセリングをしているので、
まあ、それはそれでよいのですが、
情報のアップデートは
必要だと感じました。
これからは
世代ごとの悩みに対して
もっと幅広く対応していく必要があるな、って思いました。
もしかしたら
若い世代には、
「気まずさ」とか
「強制せられる不快感」とかを
テーマにしたコンテンツが
求められるのかもしれません。
悩みは時代や世代によって変わります。
あらためて、カウンセラーとして
常に最新の情報や
若者の感覚を取り入れていくことが大切だなって
思ったのでした。
何度も繰り返して抜け出せない悩みに
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