心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
私たちは日々、いろんな悩みを抱えながら生活していますよね。
私は心理カウンセラーとして、多くの方のお悩みを聞かせていただいてきました。
その中で、よく耳にする一言があります。
それが
「こんな悩みで申し訳ない」
という言葉です。
この一言に込められた思いは、人によって異なります。
日常の小さな悩みに対して
「こんな小さな悩みで相談するのが気が引ける」
という意味かもしれないし、
もっと個人的で、人に言いにくい深い悩みに対して
「こんな重い悩みを話していいのだろうか」
という不安かもしれません。
中には、社会的なタブーに触れるような、悩みを抱えている方もいます。
でも、どんな悩みも、その人にとっては大切なものです。
私たちはその悩みを通して、自分自身を見つめて、成長する機会を得ることができます。
私がカウンセリングを通じて学んだことの一つは、
小さな悩みにこそ、その人の本質や、大切にしている価値観が反映されているということです。
小さな悩みにこそ、「人生のお宝」が詰まっているのです。
例えば、「日常の些細な悩み」や「叶えたいのに叶わない夢」について話すとき、そこには
「こうしなければならない」
「これはいけないこと」
「こうあるべきだ」
という、子供の頃に教えられて、大人になった今も信じ続けているルールが含まれているのです。
これらの悩みは、私たちが自分自身の人生を理解して、受け入れるきっかけにもなります。
自分が何を大切にしているのか、どのような価値観を持っているのかを知ることが、問題解決の第一歩なのです。
そして、「目の前の人は自分の鏡」という言葉があります。
カウンセリングをする上で、私が常に心がけているのは、クライアントさん一人一人に寄り添い、共感することです。
クライアントさんは、「私そのもの」です。
私しか来ないのです。
悩みは違っても、クライアントさんがもし、「ゲスイ自分」に悩んでいらっしゃるのなら、
私にも「ゲスイ部分」があって、それを後ろめたく思っている自分がいるのです。
クライアントさんが、「ずる賢い自分」を否認しているときは、
私も「ずる賢い自分」を否認している自分がいるときなのです。
どんな小さな悩みでも、その悩みを大切に思う心を尊重することが大切です。
そして、悩みを抱える全ての方に伝えたいことがあります。
それは「自分自身を受け入れること」がやっぱり大切なのです。
自分の中にある「ゲスイ願望」や、「ずる賢い自分」も含めて、「自分」です。
私たちは誰でも、大小さまざまな悩みを抱えながら生きています。
どんなにお金持ちでも、有名人でも、悩みがあります。
その悩みがあるからこそ、自分の人生と向き合い、理解することができます。
そして、自分自身を受け入れることが、心の健康につながります。
「こんな悩みで申し訳ない」と感じる必要はありません。
どんな悩みも、あなたの大切な一部です。
どうぞ「申し訳ない」と感じることなく、私のもとへお越しください。
一緒に、あなた自身の心に優しくなる方法を見つけましょう。
おかげさまで、カウンセリングのご予約を多数いただいています。
春がやってきて、新緑の季節が訪れます。
みなさん、心の準備はいかがですか?
桜の花が咲いて、新しい緑がいっぱいになるこの時期、心も新たにしてみませんか?
新しい季節の始まりは、新しい自分を見つけるチャンスです。
「小さな一歩を大切にしたい」
そんなみなさんの新たなスタートを、一緒に応援します。
いつでもお気軽にご連絡くださいね。
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