栗林あや(いがぐりこ)です。

 

普段は心理カウンセラーとして活動していますが、

 

今日は、ちょっと私自身の心配事があって、忘備録として書いておこうと思います。

 

それは私の母のことです。


 

母は現在、介護施設に入居しています。

 

高次脳機能障害と精神障害、認知症があります。

 

 

昨年、大腿骨を骨折し、それからは施設でのサポートを受けながら過ごしていました。

 

大腿骨の術後の回復は順調で、通院ももう必要ないとのこと。

 

「ああよかった。これで母が施設で安心して暮らせる。」と、一安心したのもつかの間・・・

 

思わぬ話が舞い込んできてしまいました。ネガティブ


先日、一年に一度の、最新の介護認定調査の結果が出て、

 

母の介護度が「下がって」しまったのです。

 

 


介護認定調査の結果によると、母は「要支援」に分類されたそうなのです。

 

今、入居している施設は「要介護1」以上の人が対象の施設です。

 

もし「要支援」が確定してしまうと、施設から退去しなければならなくなります。

 

まさに寝耳に水の話でした。



実は、1年前の介護調査の時、母は調査日に、普段とは想像もつかないほど元気に振る舞い、「要介護1」をヒヤヒヤで確保。

 

その時はホッとしたのですが、今回も同じことが起こったのです。

 

 

 

 

 

 

施設の担当の方によると、母は、調査当日に限って、普段見せない元気を発揮して、できないはずのことも「できる!」とアピールしてしまったそう。

 


母の日常は、一人で生活はできず、多くの支援が必要です。

 

金銭管理や衛生管理、薬の管理はおろか、食事やお風呂も一人でできる状態ではありません。

 

 

「これをやったら、こういう困ることが起こる」という先の推測がうまくできないので、問題行動があります。

 

(実は母は、食べ物を自分の服やパンツの中に次々と入れて隠してしまうのです・・・。歯磨き粉なども。)

 

 

食事自体は「スプーンで口に運んでモリモリ食べる」ことは普通にできるので、調査上は、『食事は自分でできる』になるのだと思います。

 

母も「ご飯は自分で食べれます!」と言うでしょう。

 

でも職員さんが目を離した隙に、パンツに食べ物を入れてるのです。

 

 

歯磨きも「自分で歯ブラシを動かす」ことは普通にできるので、調査上は、『歯磨きは自分でできる』になるのだと思いす。

 

同様に、他の日常生活に関しても、「それ自体は自分でできるけど、問題行動を伴う」のです。(トイレなども)

 

 

 

普段の母の様子を見てくださっている、施設の職員さんや、担当さん、ケアマネジャー、精神訪問看護師の方々が、

 

「お母さんは、介護サービスを入れたとしても、人の手がないと1人で生活はできない。

問題行動があるし、金銭管理もできない、衛生管理も介助がないととても無理だ。」と、

 

すぐに調査結果に対して、介護保険審査会に「不服申し立て」を出してくれました。

 

 

母の普段の様子をよく知っているからこそ、この調査結果には納得がいかない、とおっしゃってくださいました。

 

 

 

施設の方とケアマネジャーさんによると、母が昨年、施設に入居してから、毎日の母の生活を見たところ、

 

「(職員さんのこれまでの経験上)要介護1でも軽い。今回の認定でさらに重くなるのではないか?」と考えていたそうです。

 

「でも、出された結果は逆で軽くなっていて、こんなことあるの?って驚いています。」とのこと。

 


でもそれだけ、当日の母は、今までに見たことないくらいテキパキと受け答えしていたそうです・・・ネガティブあせる

 

(もちろん普段の母の様子は、調査の面談の際に、調査員に伝えてくださったそうです。)

 

 

 

施設の方からその報告を聞いて、私は、その母の様子が目に浮かぶようでした。

 

まさに前回、前々回、私が立ち会った調査が、まったく同じ状況だったからです。

 

 

まるでお遊戯の発表会で舞台に立つ子供のように、母は元気いっぱい、あれこれと、立ったり座ったり。

 

無邪気にやってみせるのです。ガーン

 

 

 

そして、幼稚園の先生に子供が「ねえ!せんせー!きいて!きいて!」というような口調で、調査員の方に、嬉しそうに近況報告するのです。

 

 


これはさすがに無理だよね、と、再調査では、施設の職員さんだけでなく、ケアマネジャー、訪問看護師さんも勢揃いで面談に立ち会って、普段の様子を伝えてくれるそうです。

 

 

そして審査には、医師の意見書も重要です。

 

担当の方によると、

 

「今回、月一回受診している、大きな病院の医師に意見書をもらったことが、実際の状態と調査結果がズレてしまった一因ではないか?(現状が伝わっていなかった可能性がある)」とのことで、


「再調査では、いつも施設に来てもらっていてお母さんの普段の様子を見ている、訪問診療の医師に意見書を書いてもらうことにします。」

 

と、すでに話を進めてくださっていました。

 


でも、それでもやっぱり、周りがどれだけ言ったとしても、それは「特記事項」であり、調査では当日の母の状態が重視されてしまうそうです。

 

・・・これは決まりだから仕方ない。ショボーン

 

 

 

 

不服申し立てを行い、再調査の準備を進めてくださっていますが、今、私の心の中は不安でいっぱいです。

 

 

介護度の認定が生活の場を左右するので、人生に関わります。

 

認定結果が実際と違うケースが出てきてしまうのは、正直、つらいですね。

 

 

でも、介護認定調査は、社会の中で一人一人の個別の事情を汲むわけにはいかないから、

 

調査にある一定の基準を設けなければならないのは、もちろん仕方ないけれど、

 

母と同じような状況に置かれている方も、少なくないはずです。

 

 

介護が必要な実情と認定結果がズレてしまうことがないように、もう少し柔軟な対応ができる世の中になればと願っています。

 

・・・まあ、そのために「不服申し立て」のシステムがあるんですよね。

 

再調査してもらえるだけでもありがたいから、文句言ってはいけない。いけない。ネガティブ

 

 

ここまで話を進めてくださった、施設の担当の方、ケアマネージャーさんにほんと感謝です。

 

今度こそ、実状に合った結果が出ることを祈るばかりです。

 

 

とても不安ですが、私は今後の再調査と結果を待つしかありません。

 

でも、どんな結果になろうとも、母が安心して暮らせる環境を用意できるように努力していくつもりです。

 

 

不安な気持ちはありますが、「なるようにしかならない」という気持ちで、前を向いていきたいと思います。

 

結果を受け入れて、次にすすむだけなのです。




人生には予測不能な出来事がつきものですが、その都度、適切な対応を選択して、

 

自分なりに、納得のいく道を歩んでいくしかありません。

 

 

この話が、同じような状況に直面している方々の心に、少しでも寄り添うことができれば幸いです。

 

そして、母にとっても、私にとっても、安心して暮らせる未来が待っていることを信じています。

 

 

 

 

 

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