心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
週末、娘(中学生)の吹奏楽部の合同コンサートがありました。
一生懸命演奏する中学生を見て、感動で思わず涙がこぼれてしまいました・・・
歳を重ねると、ほんと涙もろくなりますよね。
一般的に、歳をとると感情の抑制機能が低下して、涙もろくなると言われています。
要するに「老化」なわけです。
でも、私はそれだけではないと思っています。
確かに、加齢による生理的な変化が影響している部分もあるだろうけど、
それよりも「人生の経験が豊かになったことで、共感力が増したんじゃないか?」と思うわけです。
実は、私が住んでいる県では、近年、公立中学校の部活動の数が減ってきています。
少子化の影響や、生活スタイルの変化、教員の負担の重さが問題になる中、
部活動を縮小したり、廃部になったり、外部の団体に委託する「地域移行」が進んでいるのです。
その結果、部活動に参加する生徒の数も年々減少しています。
私の娘が通う中学校も、今年度から大きく部活動のあり方が変わりました。
詳細は書けないのですが、部活は希望者のみで行うことになったのです。
そんな状況の中、私の娘が所属する吹奏楽部と、近隣の市の吹奏楽部による合同コンサートが開催されました。
このコンサートは、県内のいくつかの中学校が集まり、一年間の成果を披露する大事なイベントです。
以前(10年近く前)、親戚の子供の演奏を聴きに来たときと比べると、参加する生徒の数が明らかに減っていました。
以前は、舞台の端から端までずらりと並んでいた生徒たちが、
今ではずいぶん間隔をあけて座っているのです。
もちろん「人数が少ないのがダメ」というわけじゃないけど、どうしても寂しく感じちゃいました。
にもかかわらず、ステージ上で演奏する生徒さんたちは、
その少ない人数の中でも一生懸命に楽器を吹き、全力で演奏していました。
そんな生徒さんたちの姿を見て、私の心が深く動かされました。
それぞれの中学校で、今年一年、部活を存続させるために、きっとそれぞれの事情があったと思います。
でも、諦めずに頑張る彼らの姿に「じーん」ときてしまいました。
逆境の中でも最善を尽くそうとする強い意志や、一緒に演奏する仲間との絆を(勝手に)感じて、感動してしまったのです。
歳をとったからね。涙腺がゆるくなってるわ〜〜〜。
単に、加齢によって感情が抑えられにくくなってるだけじゃなくて、
人生を通じて積み重ねてきた経験が、他人に共感しちゃってるのさ〜。
部活動の人数が減っている中でも、頑張る生徒たちの姿が
自分の小さながんばりや努力がいかに大切かを思い出させてくれました。
先生も、(たぶん)ほぼボランティアで指導してくださって。
感謝の気持ちでいっぱいです。
こういう中学校同士の部活動の合同のイベントも、今後、なくなっていってしまうのかな。
寂しいけどやむを得ない。時代が変わっていくね。
それでまたうるっときてしまった。
涙もろくなったなあ。
おわり。
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