心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや（いがぐりこ）です。
新しいことを始めるとき、最初はワクワクしていますよね。
でも、しばらくすると急に
「なんだか飽きてきちゃった。もうやめようかな。」
と思う瞬間が訪れます。
私もよく経験します。
これは、多くの方が感じることだと思います。
私がこの「飽きた」と感じるタイミングをどう乗り越えてきたか。
その方法を書いてみようと思います。
実は、これにはある小さな工夫があるんです。
それは、「振り返る」というシンプルな行動をしているんです。
たとえば、新しい健康習慣を始めたり、趣味の活動を毎日続けるという時、
私の場合、最初の3週間は、なんとかやる気を保てます。
でも、3週間が過ぎると、突如やる気がなくなってしまうのです。
急になんだかめんどくさくなって、続けるのが苦痛になってきます。
あれだけワクワクしていたことが色褪せて見えて、うんざりしてしまうのです。
私の場合、この「3週間の壁」をどう乗り越えるかが、習慣化のカギを握っていることに気づきました。
そしていろいろ試す中、ある時この壁を乗り越えるコツを見つけました。
私が見つけた方法は、この「飽きるタイミング」で、あえて「自分自身を振り返ること」です。
この3週間で何をしてきたのか、どのような変化があったのか、
そして、どんな成果が出ているのかを考えます。
この振り返りを通じて、自分が本当に好きなこと、得意なこと、これからどう進んでいきたいのかを再確認するんです。
そして、その振り返りをもとに微調整を加えていきます。
たとえば、私はYouTubeやInstagramを毎日配信していますが、
これを続けられている秘訣は、
月に一度、その月に人気があった投稿のランキングをブログ記事にしている
ことにあります。
↓このような記事を、毎月決めた日に書いているのです。
この「人気があった投稿ランキング」のブログ記事があるからこそ、動画投稿を続けられています。
もし、これがなければ、変化のない単調な作業に飽きてしまい、とっくにやめていたかもしれません。
この「人気ランキング」の記事は、読者に向けた宣伝の一面もありますが、
実はそれ以上に、自分自身が振り返り、今後の方向性を考えるための大切な節目となっています。
「ほう、先月はこんな投稿をしたんだ。」
「けっこう頑張ったなぁ。」
「へえ、こんな投稿が人気があるんだ。」
「今度はこういう話題で投稿してみようかなぁ。」
など、振り返って、今後の方向性を調整します。
そうすると、気持ちの面で「区切り」になって、また再スタートが切れるんです。
本来であれば、私の「飽きるペース」に合わせて、3週間ごとに振り返りを行うのがベストですが、
月の活動を振り返る時にキリの良い「１ヶ月間」のタイミングで、投稿しています。
このようにして、飽きそうになったら「そろそろ振り返りの時期かな」と自分を納得させます。
振り返りと分析を通じて、今後どうするかを決めていくわけです。
そして、何かをやめる時も、この分析に基づいて決めます。
そうすると、ただ単に「飽きてやめた」のではなく、
「次への一歩を踏み出すための戦略的な選択として辞めたんだ」と、納得がいきます。
これが、挫折感なく前向きに進めるコツです。
振り返りを習慣にすることで、自分の成長や変化に気づき、小さな成功を積み重ねていくことができます。
何より、自分自身に正直に、そして柔軟に対応することが大切です。
目の前の小さな成果に気づき、それを積み重ねていくことで、大きな変化につながっていくのだと思っています。
ぜひ「飽きた時は振り返る」をやってみるといいかもしれませんよ。
あなたの心のサポーターとして、長期間一緒に悩みを乗り越えます。
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