心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
日々を生きる中で、人は時に自分を見失いがちです。
「本当の私って一体どこにいるんだろう?」
と感じることがある方も、いらっしゃるかもしれませんね。
誰かの期待に応えようとして、いつの間にか自分を後回しにしてしまう・・・。
そんな時、心がぐったりと疲れてしまうのは、
実はとても当たり前なことで、自然な反応です。
その疲れを少しでも軽減する方法があります。
それは、自分自身の軸をしっかりと持つこと。
今回は、少し変わった角度から「自分軸を強くする気疲れ解消法」について書いてみようと思います。
心の世界では、気疲れの原因の一つを「過剰適応」として捉えています。
これは、他人の期待に応えようとして、自分の本来の姿を見失ってしまう状態のこと。
ここで大切なのが「自分軸」を持つことです。
これがあれば、心の疲れも少しは楽になります。
ただ、具体的に「自分軸を持つ」とはどういうことか、何をやったらいいのか、意外と知らないものですよね。
自分軸を強くする一つの方法として、
一日の終わりに少しの時間を取って、
「今日、自分が心地よく感じた瞬間はどんなことだったかな?」
と振り返ってみるのがおすすめです。
その答えをノートに書き留めておきます。
この習慣は、小さなことでも大丈夫。
大事なのは、その瞬間を自覚することです。
「心地よく感じた瞬間」を意識することで、自分が何を大切にしているのか、どんなことに幸せを感じるのかが見えてきます。
たとえば、朝ごはんで食べたご飯がうまく炊けて美味しかった、とか、
通勤中に聴いたお気に入りの音楽が元気をくれた、とか、
仕事の休憩中に読んだ本がリフレッシュになった、とか、なんでも良いのです。
1日の中で、自分が心地よさを感じた瞬間を見つけるといいです。
これらの「ホッとする瞬間」が、自分にとって本当に価値のあるもの、大切にしたいものを教えてくれます。
そして、日々この習慣を続けることで、自分の内側にある軸が徐々に強くなっていくのです。
自分にとっての幸せや心地よさを優先することで、
少しずつ、他人の期待に振り回されずに、もっと自分らしくいられるようになってきます。
それが「自分軸の強化」に繋がるし、結果的に気疲れを和らげる力になります。
なので、今夜からこの小さな習慣を始めてみませんか?
自分自身の心地よさを探ると、毎日の生活に新たな発見を見つけることができるようになります。
それと、「自分軸を持つ」という言葉にネガティブなイメージを持つ方も時々いらっしゃいますが、
自分軸をしっかりと持つことは、決して他人を無視することではありません。
むしろ、自分自身を大切にすることで、他人との関係もより豊かになっていくものです。
「自分軸を見つける」と聞くと、難しいことのように感じるかもしれませんが、意外と、小さな一歩から始めてみる価値はありますよ。
日々の心の疲れが少しでも軽くなるよう、自分に優しい時間を持ってみるのがおすすめです。
参考になったら幸いです!
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに