心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
私たちはよく「こんな自分じゃダメだ」と自己否定をしてしまいます。
でも、実はその「ダメだと思っている自分」に、私たちの大切な「役割」が隠されているのだと思っています。
私自身の経験を書いてみます。
私は長らく、自分が口下手であることに悩んでいました。
人前でスムーズに話すことができず、
みんなの輪の中で、自分の意見をうまく表現できない自分に、何度も落ち込んだものです。
でも、ある時ふと気づきました。
「私は【聞く側】のお役目なんだ」と。
この世には「話したい!」と思っている人たちが、たくさんいます。
そして、そういう人たちとって必要なのは、話をじっくりと聞いてくれる側の人。
私は、それから自分の口下手を「長所かもしれない」として捉え直しました。
話すことに苦手意識を持っていたからこそ、人の話を注意深く聞く力が育っていたんですね。
この気づきがあって、私は、心理カウンセラーという職業を選びました。
クライアントの方々が抱える悩みや感情を、真摯に受け止める。
私にとって、これが自分の役割であり、この世でのお役目なのだと受け入れた時、私の人生は大きく変わりました。
いろんな方面からお仕事が入ってきて、自分らしく働くことができるようになったのです。
先日、ヒデちゃんと開催した、インスタライブの感想を、
ななちゃん(神平奈々ちゃん)がこんなふうに書いてくれました。
いつもありがとうございます!!
自分が「ダメだ」と思っている部分、受け入れたくない部分。
それは実はあなたにしかできない大切な役割を隠しているかもしれません。
自己否定ではなく、その部分を受け入れることで、新たな可能性が開けるのです。
例えば、自分が人見知りだと感じている人は、一対一の深い関係をゆっくりと築くことに長けているかもしれません。
また、決断力がないと思っている人は、物事をじっくり考える力があるのです。
私たちの「ダメだと思う部分」は、実は私たちの個性であり、強みなのです。
自分の「ダメだと思っている部分」を見つめ直すと、そこにお宝が隠されています。
ぜひ、さがしてみてくださいね
何度も繰り返して抜け出せない悩みに