心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
昨年は、J-Popの流行の曲を、車でたくさん聴いた一年でした。
私は40歳前後から、流行りの曲がまったくわからなくなっていたので、
「これはやばい!時代に取り残される!」
と思い、車の中で流行曲を流すようにしたのです。
私たちは、年齢を重ねると、つい、時代の流れから取り残されがちです。
特に、音楽の世界では、新しいアーティストやジャンルが次々と生まれ、それについていくのはなかなか大変です。
私もそんな一人でした。
でも昨年、私はとある工夫をして、この流れに乗ることに成功しました!
その方法は、けっこう簡単です。
iPhoneの「ショートカットアプリ」の「オートメーション」機能を使い、「CarPlay」と連携させて、
車に乗るたびに自動で、Apple Musicの「トップ100:日本」が流れるように設定したのです。
(私の車のカーナビにはCarPlayとの連携機能がないので、CarPlay対応のディズプレイを後付けしました。
最近の車のカーナビには、たぶんCarPlay連携機能がついていることが多く、簡単に設定できるはずです。)
私は、車が無いと生活できない田舎に住んでいるので、1日に何度も車に乗ります。
そのたびに、日本の流行曲がランダムで流れるようにしました。
最初は、全く知らない曲ばかりで戸惑いましたが、
毎日聞いているうちに、徐々に親しみを感じるようになりました。
この発見は、ただ音楽を楽しむだけでなく、私の考え方や価値観にも影響を与えました。
最初は「なんじゃこりゃ!」と思う曲もあったけれど、
聴き続けるうちに、「あ、これは〇〇さんの曲だ!」と識別できるようになり、新しいアーティストの魅力に気づくようになったのです。
最初は、表示されている曲情報の英語やカタカナが、
曲名なのか、アーティスト名なのかもよくわからない状態でした。
それが、「私はこのアーティストが好きだなぁ!」って、自分の好みもわかってきたのです。
そして、年末にはTikTokを始めたので、流行りの曲を更に身近に感じるようになりました。
その成果か?昨年末には、NHK紅白歌合戦をはじめとする、特番の音楽番組をかなり楽しめました。
「あ!この曲!こんな顔の人が歌ってたのか!」
「想像より若い人だった!」
「へえ!この人たちって、〇人グループなのね!」
「わあ!ダンスもすごいのね」って、
テレビの映像を通じて、曲だけでなく、アーティストの表情やダンスにも新しい発見があり、より一層音楽を楽しむことができたのです。
この小さな工夫が、私にとって大きな変化を起こしました。
おそらく、昨年一年、車でのこの工夫がなかったら、
「なんだか最近の曲はワケワカランねえ〜・・・」
「韓国人ばかりで、日本の紅白じゃないねえ〜・・・」
「・・・なんじゃこのアーティストは!!気持ち悪い!」
みたいに、『テレビに向かって若者文化を批判する老人』になっていたと思います。(笑)
「車のエンジンをかけた時、日本のトップ100の曲が流れるようにする」
という、ただそれだけのオートメーション設定をしただけで、こんなに充実した一年になるとは思いませんでした。
皆さんにも、ぜひお勧めします。
もし、若者の文化や流行についていけないと感じているなら、少し勇気を出して覗いてみる価値があります。
意外と自分の中に新しい発見があるかもしれません。
歳を重ねると、新しいものに対する抵抗感が出てきがちですが、時にはその壁を越えることで、新たな楽しみや発見が得られます。
流行りの曲を聴くことは、単に音楽を楽しむだけではなく、世代を超えたコミュニケーションの架け橋になることもあるしね。
流行りの音楽を通して、娘たちとの会話も弾むようになりました。
齢を重ねても、新しいことにチャレンジする気持ちを大切にしたいものです。
流行りの曲を聴くことは、その一歩となるかもしれませんよ。
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに