心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「自分ができるからといって、すべてをやらなくても大丈夫」
やっと最近、そう思えるようになりました。
先日、姑からの頼まれごとを断った時に、罪悪感でザワザワしたのも、
私は、自分の中に、逆の
「自分が対応できることは、何でもやらなければならない」
というルールがあるからだ、と気づきました。
「自分ができるからといって、すべてをやらなくても大丈夫」
この考え方は、一部の人にとっては、非常識に思えることかもしれません。
私たちはついつい「自分が対応できることは、何でもやらなければならない」と思い込んでしまいます。
「自分が対応できるのに、なにもしない」というのは、
相手を見捨てる行為のように思えるし、問題を知らんぷりするひどくてダメな行為のように思えるからです。
でも、それは必ずしも真実ではありません。
こうういうシチュエーションって、時々ありますよね。
例えば、仕事で忙しい中、同僚から助けを求められたとしましょう。
自分はその仕事を手伝うことができるかもしれませんが、自分もたくさんの仕事を抱えてる。
そんな時、本当にそれをする必要があるでしょうか?
自分の仕事を優先させて集中することも大切です。
他人の仕事を手伝うことで、自分の時間やエネルギーが削がれるかもしれません。
自分が対応可能であっても、必ずしも対応する必要はないのです。
また、家庭でも同じことが言えます。
家族や友人からの小さな頼みごとに、いつも「Yes」と答えていませんか?
私は、姑や舅、大姑の頼み事には「No」と言ってはいけないと思っていました。
というより「断る」という選択肢すら、思いつきもしませんでした。
「嫁の私が対応できることは、私がやらなければならない」と思っていたのです。
時には「No」と言って、自分のための時間を持つことも大切です。
自分の時間を大切にすることで、心の余裕が生まれ、結果的に他人をより助けられるようになるかもしれません。
そして、「自分が対応できることは、何でもやらなければならない」と思うことの問題点は、自分への影響だけではありません。
「自分が対応できることは、何でもやらなければならない」と思っていると、
他人に対しても「やれるなら自分でやれよ!」とイライラしてしまうことです。
「はぁ?なんで私がやらなくちゃいけないの?てめぇが自分でやれよっ!」って、
自分の物差しで相手の能力を勝手に測って、その能力に見合ってないように感じる相手の言動に対して、すごくイライラして、
ますます毎日に不満が溜まるのです。
これは本当に苦しいことです。
「自分ができるからといって、すべてをやらなくても大丈夫」
今回の姑の依頼を断った件も含めて、ちょっとずつその選択を取ることで、
ほんの少しずつ、私の周りの世界が優しくなってきました。
自分に許可を与えることで、相手への見方も優しくなれたのかもしれません。
頑張り屋さんは、つい自分が対応できることはやろうとしがちですが、やらなくてもいいのです。
自分を優先させることも、大切な対応の一つです。
自分のエネルギーを守り、自分にとって本当に大切なことに集中することが、結果として自分自身や他人のためにもなるのだと思います。
姑の依頼の件ですが、「お金」の形で提供するのは、やっぱりどうしても嫌なので、
私がお手伝いできる「労力」の範囲で、マンパワーが欲しいと言われた時には、お手伝いに行こうかなぁとも思ってます。
なんとなく、そう思えるようになってきました。
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