栗林あや(いがぐりこ)です。
今日は、特定の状況にいる人に向けての記事です。
誰でも、自分の心が「ズドン」と重たくなる時があるものです。
特に、身近な人に対して憎しみや苛立ちを感じた時、その感情は、静かに私たちの心を痛めつけます。
その時、相手に対して「何とかしてよ!」と願ったり、「私のことを大切にしてよ!」「私に償ってよ!」と感じたりすることもあるかもしれません。
でも、その願いはいつまで待っても叶わない。
残念ながら、欲しい愛情はもらえないし、絶対に満たされないのです。
そんな願望は、いつの間にか心にぽっかりと穴を開けて、私たちを虚しさでいっぱいにするのです。
いわゆる「欠乏感」というものです。
でも、そんな時は、ふと立ち止まってみてください。
私たちの心に、本当に「欠けているもの」はあるのでしょうか。
その「欠乏感」を感じさせること自体が、実は相手にとっての支配の手段なのかもしれません。
相手に何かを期待している自分を、責めてしまうこともありますよね。
でもその罪悪感さえも、相手があなたを引き留めるための、一つの方法なのかもしれません。
身近な人に憎しみを感じたら、「本当は、私の心は、もとから何も欠けていないんだ」ということを思い出してみてください。
あなたはいつだってよく生きているし、実は、自分の思い通りに生きているし、のびのびとやっているのです。
「心に穴なんて開いてないし、実は私はわりと自由だ」と信じることができたら、もう誰かの支配からは逃れられるのです。
あなたが憎しみを感じる人は、もしかすると、あなたの心を自由にさせたくないと思っている人かもしれません。
相手は、あなたの欠乏感をうまく埋めるふりをして、あなたに近づいてきます。
でも、それは相手のやり方で、あなたがそのまま受け入れなければいけないわけではないのです。
自分の心に「何が欠けているか?」を探すのではなく、あなたの心が既に持っている、愛や幸せ、強さに目を向けてみてください。
自分が本当に何を望んでいるのかを見つめることで、他人の意のままに動かされることはなくなります。
心にぽっかり穴が開いているように感じたら、その感情に支配されることなく、自分を深く理解する手がかりとして使ってみるといいです。
憎しみや虚しさを感じること自体は悪くないんです。
その感情が湧き上がって相手を憎むのと同じくらい、もっと自分にポジティブなエネルギーを使ってあげてください。
本当に必要な愛や満足感は、他人からもらうのではなく、自分の内側から見つけ出すことができます。
あなたの心の真の主は、あなたです。
他人のことで心が奪われそうな時ほど、自分の心に耳を傾けて、自分の心が本当は自由であることを、思い出してみてください。
そうすることで、心の支配から自分を解放して、心からの自由を手に入れられるはずです。
メッセージくださってありがとうございます。
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