「人の目」が気になっちゃう。
実はそれ、あなたの強みかもよ。
栗林あや(いがぐりこ)です。
私たちの日常には「他人の目」を意識してしまう瞬間が、数多くあります。
人としてどう見られるか。
私だったら、
女としてどう見られるか、
母親としてどう見られるか、
嫁としてどう見られるか、
カウンセラーとしてどう評価されるか。
日常の中で、つい考えちゃいますね。
そして私と同じように「人目が気になってしまうんです」という悩みを持つ方は多いです。
この「人の目」を気にしてしまうことって、確かにしんどいことだけど、
でも実は、私たちの行動をより良い方向へと導く原動力となることもあるのかもしれません。
考えてみると、知り合いや友人が近くにいると、つい席を譲ったり、ドアを開けて待ってあげたり、親切な行動をとることが増えますよね。
そして、人と会う前には、自分の身だしなみを整える。
「人目を気にすること」にもメリットがあるのです。
例えば私は、旦那の実家で同居をしていて、同居の家族の目があるので、
朝起きたら身なりも整えるし、家事もそこそこやるし、ご飯も作るけど、
これがもし、私が一人暮らしで、何年も自由に生きられるだけのお金と時間があったら。
たぶん、そのまま寝てます。(笑)
身なりも整えないし、食事も出前で済ませています。
家事もしないと思います。
お風呂も何日かに一回だろうし、歯磨きもしないかもしれません。
自堕落な生活になると思います。
そうすると、人生が投げやりになるし、自分を清潔に保てなくなりますよね。
自分に手をかけなくなります。
でも、今は同居しているから、かろうじて「一般的な大人」として、
こうして身支度したり、風呂に入ったり、家事をしたりして、日常生活を送っているわけです。
これらの行動の背後には、「人の目」を意識する心理が働いています。
「人の目」があるからこそ、私は自分を清潔に保てているわけです。
で、私が思うのは、
このきっかけが、たとえ「人目」であっても、
結果として、周りの人に親切になったり、自分を大切にする行動をとることは、良いことだと思っています。
さらに、人目が気になるからこそ、前向きな自分を保っていられるというメリットもあります。
人の目を気にすることで、自分の行動や態度がより良いものになるのであれば、それは素晴らしいモチベーションです。
例えば、ある日、友人と会う約束をして。
友人の目が気になるから、それなりに身支度を整える。
シャワーを浴びて、歯を磨いて、メイクをする。
そして、友人に「最近、あなたとても前向きになったね」と言われたとします。
友人のその一言で、「ああ、そういえば確かに、わたし前向きになれてきてるのかもな」って。
「鬱々と過ごす日もあるけど、こうしてお出かけもできるようになってきたなぁ」って。
そんなふうに、自分が変わったことや、成長したことを実感することができることもあるのです。
人の目を気にすることは、自分の行動をより良い方向へと導く原動力となることがあります。
だから、人目を気にすることを無くそうとしなくてもいいのです。
「人目が気になってしまうんです」という悩みを持ったときは、
まずは、今、人目を気にすることで得られているメリットを見つけてみてください。
私だったら「自分を清潔に保てる」というのがそうです。
ぜひ、「人目を気にしてしまう性格」を自分の成長のためのツールとして活用できないか考えてみてください。
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに