栗林あや(いがぐりこ)です。
「もっとこんな私だったら、私は自分のことを愛せるのに。」って思うことがある。
「もっとスタイルのいい私だったら、私は自分のことを愛せるのに。」
「もっと稼げる私だったら、私は自分のことを愛せるのに。」
「もっと気が利いて明るい私だったら、私は自分のことを愛せるのに。」
・・・挙げればきりがない。
でも、それって「条件付きの愛」を自分に課してるってこと。
「もっとこんな私だったら、私は自分のことを愛せるのに。」
「Aなら愛せる・Aじゃないなら愛せない」
そうやって「条件付きの愛」を自分に課すのって、
嫌なことなんだけど、実は、すごく気持ちがいい。
難易度の高いパズルゲームみたいで、引き込まれて熱中してしまう。
そのくらい癖になる。
「もっとこんな私だったら」を達成して「私が自分のことを愛する」のが、このゲームの達成条件。
ゲームのゴールは「私が自分のことを愛すること」。
そのために「もっとこんな私だったら」を達成しなくちゃいけない、と思っている。
・・・これ。
すごい刺激になる。
スリルでハラハラする。
「もっとこんな私だったら」を達成して「私が自分のことを愛すこと」が
難しければ難しいほど、刺激になってハマる。
だからもし、「もっとこんな私だったら」が簡単に叶ってしまったら、
このパズルゲームは終わって、現実に目を向けないといけなくなってしまう。
だから、このパズルゲームは解けてはいけない。
だから、自分で「もっとこんな私だったら」の難易度を上げて、わざと叶わないようにしている。
んで「叶わない!叶わない!」と言って悩む。
でもね、それ、叶わないんだよ。
叶わないように自分でゲーム設定してるから。
それ、刺激中毒になってるのよ。
条件付きの愛は気持ちいい。
スリルの刺激で気持ちいい。
苦痛の刺激で気持ちいい。
刺激中毒になってるから、もっと強い刺激が欲しくなる。
ますます難易度の高い、条件付きの愛を自分に求める。
そのループから抜けられなくなる。
じゃあ、どうすればいいか?って???
ゴールは「私が自分のことを愛すこと」。
だから、今のままの自分で、もう愛しちゃえばいい。
ヘンテコな難易度の高い条件のゲームをわざわざ作って、わざわざ遠回りをしなくても、
今のままの自分で、もう愛しちゃえばいい。
「今のままの自分」て、まさに「今」の自分ってこと。
「なにそれ?意味わかんない」って思っている自分も、
「いいね!いいね!それいいね!」って思うこと。
「今のままの自分で、もう愛しちゃえばいい??って!!そんなんできるかいっ!」って思っている自分も、
「いいね!いいね!否定している自分もいいね!」って思うこと。
「そんなんしてたらただのゴーマンな奴になるのでは?」って不安になったら、不安になってる自分にも
「いいね!いいね!そりゃ不安になるよね!」ってOKを出すこと。
「いいね!いいね!それいいね!」って自分に対して思うこと。
それを繰り返していると、
ヘンテコな難易度の高い条件のゲームをわざわざ作り出すことから、ちょっとずつ抜けられる。
偽りの刺激の快感から、徐々に抜けられる。
ヘンテコな難易度の高い条件のゲームを解いてる時って、
迷路にぐるぐるハマってるのと同じで、
めっちゃ体力と精神力を消耗している。
「今のままの自分で、もう愛しちゃう」をやると、
体力と精神力の消耗が減るので、
だんだんと偽りの刺激の快感に頼らなくてもよくなる。
ますます楽になる。
だからまずは騙されたと思って、
「いいね!いいね!それいいね!」って
「今」の自分にOKを出して、愛してみること。
・・・え?「私はちゃんと自分を愛せてるか心配」???
「いいね!いいね!そんなふうに不安になってる私もいいね!」って思うこと。
それだけで、結構楽になってきた。
そんな話を、今日の個人カウンセリングでしていました。
いつも本当にありがとうございます。
私の方こそ、新しい発見をいただいています。
何度も繰り返して抜け出せない悩みに