栗林あや（いがぐりこ）です。
私たちは日々の人間関係の中で、
さまざまな理不尽な事件に遭遇します。
誰かに失礼なことを言われたり、
誤解されたり、
他人同士のトラブルに巻き込まれたり、
しんどくなったり、
些細な発言がおおごとになってしまったり。
人間関係で心をゆさぶられるような出来事が
起こることって、
誰にでもあるのです。
そんな時、私たちは
その混乱した感情に飲み込まれて
思考が行き詰まります。
人間は、
自分が理不尽さを経験すると、
その矛盾を解決したくなる本能を持っています。
「この苦しみを、手っ取り早く、今すぐなんとかしたくなる」のです。
誰かに思いっきり愚痴ったり、
よせばいいのに
相手に余計なアクションを起こしたり。
そうすることで
何とか、この人間関係の問題を解決して
とっととスッキリしたいと思うのですが、
多くの場合、
結果としてさらに問題を大きくして、
後悔や自己嫌悪に陥ります。
そんな後悔の感情と共に、
ますます心が混乱して、
立ち直るまでにさらに時間が必要になるのです。
そして、
何も解決しなかった現実を見つめると、
むなしい気持ちが広がるのです。
・・・・
わたしも、過去に
そんな経験をたくさんしてきたので、
お気持ちはとてもよくわかります。
そんな経験をしたとき、
大事なことがあります。
それは、「ほっとく」ことです。
納得できない出来事が起きた時、
その日は一旦その問題から距離を置いて
後日冷静に考えること。
そして、
SNSで起きた問題なら
通知をオフにして、
リアルな問題なら
その場を一旦離れることです。
「ほっとく」のです。
今すぐなんとかしたい気持ちをグッと堪えて、
とにかく「ほっとく」のです。
誰かに何か言われても
「ほっとく」のです。
私たちの弱点は、
特にストレスが高いときに
出やすくなります。
余計なことに介入してしまう、
本来無視すれば良い問題について考えすぎてしまう、など
これらは私たちの弱点です。
「ほっとく」ことは
マイナスな「逃げ」ではなく、
自分の時間とエネルギーを大切にすること、
そして自尊心を保つ行為なのです。
「いい人のふりをやめる」
「気に入られるために、なんとかしようすることをやめる」
「嫌われないために、なんとかしようすることをやめる」
これらが「ほっとく」の具体例です。
「ほっとく」ことで、
なぜだか、自分を理解して
好きと言ってくれる人が現れます。
全ての事には裏と表があります。
誰かに嫌われているとすれば、
必ず誰かに好かれているということです。
人間関係のいざこざをほっとけない時って、
結局は
嫌な人に好かれるため、
または嫌われないようにするために
エネルギーを余計に使っているのです。
わたしはある時から
それをやめて、
自分を好きだと言ってくれる人に意識を向けることにしました。
何か言う人のことは「ほっとく」。
それよりも
共感してくれる人に意識を向ける。
不思議なことに、その決断以来、
私に否定的だった人々が私の前から消えて、
その代わりに
私を好きだと言ってくれる人が増えました。
怖いけどね、
「ほっとく」スキルを磨いて、
自分自身を大切に思うことで、
幸せの満足度を上げることができるはずです。
ぜひ、思い切って「ほっとく」ことに
チャレンジしてみるといいかもしれませんよ。
栗林あや（いがぐりこ）でした！
何度も繰り返して抜け出せない悩みに
