栗林あや(いがぐりこ)です。

母の施設入居日が決まったので、

実家の団地の片付け(家じまい)と、

必要な荷物を施設に搬出する作業を進めています。

 

 

 

先日は、

母の嫁入り道具の古い箪笥の中にある大量の写真や

大事な書類を整理してきました。

 

 

大量の写真を片付けていて思ったのは、
写真って、本人が懐かしんで楽しむ以外、

残された者にとっては、「負の遺産」でしかない。

ということに気づきました。


ある程度年齢を重ねたら、

私も自分の写真は数十枚だけ残して、

全て処分しようと思います。




片付け中に、母の若い頃の写真や、

亡くなった祖母の中年の頃の写真や、

私が小学生くらいの頃の写真が大量に出てきたけど、

残された者にとって、処分にめちゃ困る・・・。

 


知らない人が写ってる写真もたくさんあって、

私には誰なのかもちろんわかならない。

 

でも人間の顔が写ってて、

誰かにとっては思い出だし、生きた証だろうから

捨てるに捨てられないのです。

 

 

これがもし

私の母が亡くなって家じまいするのなら、

全てまるっと処分してしまうんだけど、

 

ある程度は施設に荷物を持ち込めるので、

母の誰かとの思い出を、

第三者の私が選別して

施設にもっていかなくちゃならない。

 

でも、大量には持っていけません。

 

 

母にとって、大事なものと、不要なもの。

母にとって、見たいものと、見たくもないもの。

 

それを私が想像しながら

選別しなくちゃならないのです。

 

 

んで、

それを選り分けるときに

写真の作業が一番負担。

 


視覚情報ってすごくて、

仕分けするために写真を見ているだけで心が持っていかれて、

頭がズキズキ痛くなってくる。

 

母が生きた証であろう写真。

 

 

母が、赤ちゃん〜幼少期の頃に

母子寮で育った時の白黒写真も残っていました。

 

みすぼらしい無表情の

保育園生くらいの子供たちが

職員の先生と写っている、白黒の古びた集合写真。

 

 

写真の下に、母子寮の施設名が入っていて、

つい、その施設名で調べてしまった。

 

「弁天島同胞寮」と書かれていました。

 

 

 

 

今の時代で言うところの

母子シェルター(母子生活支援施設)で育った母。

 

当時は、日本にはまだそういった施設がなくて、

浜松に母子世帯を救う活動をされていた第一人者の方がいて

戦後の混乱の中で、母子寮を作られたんだなぁ・・・。

 

 

私の祖母は、赤ちゃんの母を連れて

そこに身を寄せたのです。

 

 

・・・祖母は、戦後を生き抜いて

大変な中で

女手1つで、母を育てたんだなぁ・・・。

 

 

・・・・・・・

 

・・・・とは思うのだけど、

 

一枚の写真から、

そういう母と祖母の人生のルーツやヒストリーに

いちいち私が思いを馳せていると、

どんどんこちらの元気が奪われていく・・・。

 

まだまだ、母の写真や思い出の品は、大量にある。

 

 

とりあえず、他の母の大量の写真と共に

その写真も「施設に持っていく用」として

ジップロックに突っ込んだ。

 

 


本人が思い出として懐かしむ以外に、写真には価値がない。
他人にとっては重苦しい荷物でしかない。

 

これは、母の荷物の片付けで、痛感しています。
 

 

たぶん、経験者にしかわからないことです。

 

 

言い方は悪いけど、どんなに大切な写真も、

他人にとっては所詮「ゴミ」なんだ・・・。ネガティブ

 


思い出は心の中にとっておけばいい。

物はいらない。
 

 

自分が歳をとった時には、

残された者が手続きに必要な公的な必要書類以外は、

なるべく処分して、身軽に生きようと思いました。


母の家の片付けでつくづく感じたのです。

 

 

実家には、

わたしが中高生のときに

自分で学校生活の写真をまとめたアルバムや

友達と文通した手紙など、

私自身の思い出の品もたくさん出てきたけど、

 

これも、私以外の人には「ただのゴミ」だから、

思い出は胸にしまって

全て処分することにしました。

 

 

 

 

今月末までには団地の部屋をお返しするので、

片付けを急がなくちゃ。

 

 

 

さて。

今日は、三女の小学校の運動会でした。

 

台風一過でジリジリと暑かった。

 

 

母の実家で私の子供の頃の運動会の写真もたくさん目にしていたので、

昭和と令和をタイムスリップするような

変な感覚でした。

 

時代を行き来している感じで

頭の中が混乱してる・・・。滝汗

 

 

ぼちぼち行きます。

 

 

 

何度も繰り返して抜け出せない悩みに

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