栗林あや(いがぐりこ)です。

 


この心の界隈にいると、時々、

「嫌いな人の幸せを願おう」

という話が出てきませんか?


大嫌いであいつの顔も見たくない。

 

なのに頭から離れなくて苦しい・・・!

って人が居るときに、
 

嫌いな相手の幸せを願うことで

自分も幸せになるし、

その人のことも忘れられる

 

・・・っていうことらしいんですけど、
 

これ。

実際にやってみた人いますかねえ?


数年前、実は

どうしても嫌いな人がいて、

わたしもやってみたのですよ。

 


毎日2分とか3分。

その人の幸せを

心から祈ってみる。



んでですね、
個人差あると思うのですが、


わたしは・・・

まったく、うまくいかなかった

 

ですね。

 

余計しんどくなって

苦しくなっちゃいました。ゲローあせる

 

その人の私に対する問題行動も

なくなることはありませんでしたね。



話としては美しいんですよ。

 

嫌いな人の幸せを願うことが、
自分自身にとってもプラスになるって

思い込もうとすることで、
 

結果的に

自分の幸せも願うことになる。

 

 

まあ、

目の前の人に対して見ているものは

自分の内面の投影ですから、

 

相手を嫌うことは

すなわち、

自分の中にある

相手と同じ要素を嫌うことになる。

 

だから、相手を嫌うことは良くない。

相手の幸せを願おう!

 

という理屈?も

 

わたくし、

これでもカウンセラーだから

ま〜あ・・・

わかるっちゃーわかるわけです。

 

 


でも私はうまくいかなかった。

やってみたみなさん、
どうだったでしょうかね?


 

なぜ、嫌いな人の幸せを願っても

うまくいかないのか?


理由はいくつかあって、
まず、

 

嫌いな人に対する嫌悪感が強い場合、

相手の幸せを願おうとして

相手のことを思い出すたびに、

 

その人が過去に自分に対してしてきた

嫌なことやひどいことを

再度、想起してしまうわけです。

 

 

その出来事に対する

ネガティブなイメージが強すぎて、

 

相手の幸せを願うどころか、
そもそも嫌悪感、

ネガティブな感情しか湧かなくて

苦しくなっちゃう。

そしてまた相手を思い出すたびに、

 

頭の中で

その嫌な出来事のシーンを再上演して、

ますます苦しみが増していく。

 


それでは

相手の幸せを願えないのも

無理はありません。

 

 

そもそも「嫌悪感」というのは

人間に備わった

命を守る本能ですから、

意識の力で

その本能をねじ伏せて

「相手の幸せを願え!」と言われても、

無理なものは無理なのです。


 

さて。

なぜ嫌いな人の幸せを願ってもうまくいかないのか?


2つ目は、

そんな自分を責めちゃうからです。

 


相手のことを嫌ってしまう自分。


そして、たかが2〜3分ですら

嫌いな人の幸せを願えない自分を

自分で責めちゃうのです。

 

なんて私はダメなやつなんだろう。

ダメだから、うまくいかないんだ・・・。



自分責めは大きなストレスになります。

自己成長が妨げられてしまうのです。

自分自身に対して厳しすぎると、

失敗を恐れて

新しいことに挑戦できなくなります。


狭いコミュニティの中で、
嫌いな人のことで悩んでいるとき、

本当だったら、

好きな人との時間を増やしたり、
新しい趣味や活動に没頭したりすればいいのです。

 

そうすれば

新しい出会いも増えて

 

嫌いなそいつのことなんて

自然といつの間にか時が経って

忘れられるものです。


けれど
自分責めをしていると、
 

失敗や誤りを恐れて
新しいことに挑戦できなくなるので、

 

新しい環境に身を置くことが

やりにくくなります。

 

 

嫌いなそいつを忘れるチャンスが

減ってしまうのです。

これはほんと

もったいないことです。



なので、私としては、


嫌いな人がいる
 

そんな時は、
その嫌いな人の幸せをわざわざ願うよりも

やっぱり

自分自身に集中すること

が大事だと思ってます。


例えば、

自分の好きな趣味に没頭するとか、
運動をするとか、
 

自分自身に集中できることを

見つけてみてください。


そして、

新しいチャレンジをすること。

新しいスキルを学んだり、
自分自身のやりたいことに向けて行動すること。

そうすれば、
新しい人との出会いも出てきます。

新しいことに熱中していたら、
結果的に

嫌いな人のことを考える時間が減ります。
 

心身ともに

嫌いな人との接触を避けられるのです。


そして新しい環境に

なんとなく馴染んできた頃に


「そういえば昔、あんな人もいたわよね。」

「あの時はしんどかったし

思い出せば今でも嫌な思い出だけど、

まあ、あれも経験のひとつだったかな。」

 

と、だいぶ後になって、

やっと思えるものです。



今、この記事を

読んでくださっている人の中には
まさに嫌いな人が居て

悩んでいる方もいらっしゃると思います。


その嫌いな人の幸せをわざわざ願うよりも
まずは、他のことに集中する。

憎いあいつのことは

憎いままでいい。


 

急場のしのぎでもいいから、
自分の楽しみを見つけることに集中した方が

ずっと早くて楽になると、

私は思いますよ。

 

 

無理に相手の幸せを願って苦しんでいる

昔の私のような人がいたら、

 

「もう自分を痛めつけなくていいんだよ」って

心から言いたいですね。




参考になったら嬉しいです。
 

 

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