「勇気さえ出せば避けられる苦しみ」を見つけたら。

栗林あや（いがぐりこ）です。

不満をため込まないっていうのは
ほんとうに大事なことです。

どうしたら
不満をため込まずにいられるかっていうと、
「苦しいことをやめる」ことですね。

この「苦しみ」っていうのは
本当に厄介です。

「苦しみ」って、
頭では「仕方ない」と
自分を納得させたつもりでいても、

心では「損した！！」という大きな思いが
無意識のうちに刻まれているんですよ。

人の心って良くも悪くも
ちゃんとバランスを取るようにできています。

「損した！」と思ったら

ちゃんと同じ分だけ、

「得した！」を

感じようとする力が働くのです。

自分自身は気づいていなくても
無意識に「損した」と思った分を取り戻そうとして

誰かの何かを「奪う」ことで
「得しよう」としてしまうのです。

人生のバランスを取るために。

「苦しいこと」をイヤイヤやっている人は
無自覚に、

他人の何かを奪っています。

誰かの時間だったり
誰かの手間だったり、
誰かの愛情だったり、
誰かのお金だったり、
誰かの大事な物だったり、
誰かの大事な人だったり。

あなたの周りにもいませんか？

「あなたがつらいのもわかるし、しんどいのもわかる。
でも、もう私の時間を奪わないで！」

って思わせるような人が。

そんな相手がいて
疲弊している方も

いらっしゃるかもしれませんね。

でもその本人は気づいていない。

自分が苦しみをため込むことで
「損している」と感じていることを。

そして
無意識に「得した！」を感じるために
周りの人たちから
なにかを「奪おう」としてしまっていることも。

だから。

苦しいとき
それは、やめなくちゃいけない。

苦しみは誰かから

何かを奪ってしまう。

苦しみは

自分も、周りの人も、
誰も幸せにはしない。

誰も喜ばない。

苦しいときは
その苦しいことをやめること。

不満はできるだけ

ため込まないこと。

生きていれば

現実的に逃げられない苦しみもあるけれど、

中には、

自分が勇気を出せば
避けられるような苦しみがあるかもしれない。

そんな「勇気さえ出せば避けられる苦しみ」を見つけたら

ゲスくても
ずうずうしくてもいいから、

堂々と意識的に「得」をして
その苦しみから逃げていい。

ずるいって言われてもいいから、
苦しみから逃げるために
堂々と人を頼っていい。

堂々と「得」をしていいです。

そして、得をしたら、
謙遜せずに
堂々とその「得」を自慢していい。

堂々と喜んでいい。

堂々と他人が助けてくれたことを
自慢していい。

人は、苦しみをアピールし始めると