栗林あや（いがぐりこ）です。
ある人のことを
ずっと「かわいそう」だと思っていた。
虐げられて
ボロ雑巾のように
扱われている。（ように私には見えた）
「大変だー大変だーーー」
はたから見て
大変さが
滲み出ている。（ように見えた）
かわいそうだなあ、とか
お手伝いしないと
申し訳ないなあ、とか。
満足に手伝わない私のこと
卑怯だと思われるだろうか、とか。
そんなふうに思いながらも、
事実上、手伝えない自分に
罪悪感を感じていた。
でも、心屋にきて
わたしはそんな罪悪感を
手放す練習をしてきたのだ。
頼まれてもいないのに
勝手にお手伝いを申し出て
勝手に疲れて
勝手にガッカリして
勝手に疲弊する。
そして、苦しくなって
どうにもならなくなって
その場を離れる。
そういうのは、もうやめたのだ。
そういうのを
今までの人生で
何度も繰り返して
後悔してきたから。
もう、そういうのは
卒業することにした。
「私がほっといたほうが、うまくいく」
苦しいことは、やらない。
楽しいことでも
苦しくなったら、立ち止まる。
立ち止まって
自分に正直になって
その苦しみを手放す。
良いことでも、
苦しくなったら、やめる。
「大変だー大変だーーー」
そう見える人の
そういう言動を真に受けない。
しんどく苦しい思いをしてまで
私がその人を助けることを
誰も望んでいない。
その本人も
望んでいない。
「私がほっといたほうが、うまくいく」
それを信じてみる。
後から知った。
わたしがずっと
「かわいそう」だと
思っていたその人は、
好きでそれを
やっていたらしい。
そして、それをやることで
報酬（オイシイ思い）を
ちゃーんと受け取っていた。
なーーーんだ。
そうだったのか(笑)
安心した(笑)
ちゃんと報酬をもらっていた。
ヨカッタ。
もし、わたしがあの時、
あの人のことを
「かわいそう」だと思って
しんどく苦しい思いをしてでも
その人を助けようと
手出ししていたら。
その人がもらえるはずの報酬を
横取りしたことに
なっちゃってたかもな(笑)
恨まれていたかもしれない(笑)
わたしも
苦しい思いをせずに済んだ。
ほらね。
「私がほっといたほうが、うまくいく」
渦中にいる時は怖いけど、
「なんとかしなくちゃ」と思う時ほど
「私がほっといたほうが、うまくいく」
を信じてみる。
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