栗林あや(いがぐりこ)です。

 

 

同居の姑と舅も高齢化してきて、

持病の関係もあるのか

だんだんボケてきた。

 

 

認知症ってほどでもないんだろうけど

物忘れが出てきて、

 

咄嗟の判断がうまくいかなくなったり、

(だから慌てていると転倒してしまう)

突然変なことを言う時がある。

 

 

質問に対する受け答えが

的を射てなかったり、

突拍子もないことを話し出したり。

 

 

この辺の地域では、

 

こんなふうに

年寄りがややボケている状態のことを

方言で「もうろく(耄碌)する」と言うのだけど、

 

例に漏れず

姑と舅も「もうろく」することが多くなった。

 

 

 

先日、次女が

私と移動中の世間話の中で、

 

「ばあば(同居の祖母)ね〜。

最近突然変なこと言う時あるねえ。

 

この前さっちゃん(三女)が、

『ピアノ休む』って言った時、

 

ばぁばがさっちゃんに

『そんな奴はこの家から出てけ!』って言ってたよ〜チュー

 

って言ってた。

 

 

 

ぎょえ〜!滝汗

過激〜〜〜〜っ!!!ゲロー

 

 

 

確かに先日

三女が、学校から帰ってきて疲れて

ウトウトしてしまい、

 

ピアノの時間になっても

ぐずぐずしてなかなか起きないことがあった。

 

 

 

私としては、

三女のピアノは

何かコンクールとかの高みを目指す目的では無く、

 

学校から帰ってきて

三女がやりたいことに打ち込める

楽しい時間が増えればいいな、と

趣味でゆるく習わせている程度なので、

 

「眠くてぐずって行きたくないなら、

別に無理に行かせなくてもいいや」って感じ。

 

 

三女の性格上、

眠い時に無理して行かせても、

実のなるレッスンができるとは

到底思えないしね。

 

だから、休ませればいい。

 

先生にもそんなスタンスであることを伝えてあって、理解していただいている。

 

 

 

姑もそれを知っているんだけど、

 

先日はなぜか取り憑かれたように

 

「さっちゃんっ!!!起きなさいっ!!!

起きてっ!!!ピアノの時間だよっ!!!!

起きなさいっ!!!

寝てるんじゃないわよっ!!!

自分で行くって決めたんだから行きなさい!!!

ぐずぐずしてんじゃないよっ!!!!

起きてちゃんと行きなさい!!!」

 

と、怒鳴っていた。滝汗

 

 

あの時にきっと

「そんな奴は家から出てけ!」って言ったんだろうなあ。

 

 

姑も、実はそれまでの時間

三女と一緒にテレビの前のソファーでうとうとしていて、

 

突然起きて、

横でうとうとしている三女を見て

上記のように怒鳴り出した。

 

 

 

ミステリー。滝汗

 

まあ「もうろく」していたんだね。

 

 

 

別に姑がピアノのレッスン代を払っているわけではない。

 

ピアノの送迎をしてくれるわけでもない。

 

やるのは私。

 

まさに「手を出さず、金も出さないが、余計な口は出す」状態だなぁ。(笑)

 

 

 

 

さてさて。

 

 

人は「昔怒られたこと」を

大人になった今も、口にしているだけ。

 

誰かに対して怒鳴っている時、

自分で自分のことを

「そうしてはいけない」と罰している。

 

 

姑が「ぐずぐずしてんじゃないわよ!」って言うのは

おそらく、うとうとしていた

自分自身(姑自身)に言っているし、

 

もっと言うと、

おそらく姑自身がその昔、

親からそう言われて育ったんだろう。

 

 

「ぐずぐずしてんじゃないわよ」

 

「そんな奴はこの家から出てけ!」

 

 

姑は子供の頃

親からそう叱られて育って、

 

80歳近くなった今でも

頭の中に「姑のお母さん」が住み着いている。

 

今でも、大人になった姑に

姑のお母さんが

その小言を言い続けているのだ。

 

 

 

「そんな奴はこの家から出てけ!」

 

よくよく考えると

なんだか、昭和の時代を感じる言葉だ。

 

代々伝わる農家で育った、

姑の生育歴らしいセリフだなぁ。

 

 

・・・ちなみに私は

薄暗い市営団地育ちで

 

「そんな奴はこの家から出てけ!」

とは言われて育ってはいないので
 

子供を叱る際に

「そんな奴はこの家から出てけ!と怒鳴る」という発想がない。

 

(「出ていけ!」という言葉が効力を発揮するような、素晴らしい家では無かった)

 

 

「そんな奴はこの家から出てけ!」

 

は、私にとって

立派な家(あるいは代々守られた歴史ある家)の住人でなければ

耳にすることもないセリフだと思う。

 

 

 

次女とそんな話をしながら、

 

「ばぁばは、きっと子供の頃に

ばぁばのお母さんから、

そんなふうに言われて

怒られて育ったんだね。

 

人はね、歳をとるとつい

自分が子供の頃に親から言われたセリフを、

そのまま子供に言ってしまうものなんだよ。

 

 

だからね、

誰かから何か嫌なことを言われた時に

1つの考え方として、

 

『ふむふむ、この人は、そうやって親に言われて育ったのね』

って思っていいからね。

 

誰かから言われてない言葉は、

誰かに言うことはできないから。

 

だからね、わーこ(次女)がもし

ばぁばから同じ言葉言われたとしても、

とくにインストールする必要はないからね。

 

誰かが何か言ってても

あまり気にしなくていいよ。

それは、ばあばが育った時代の

ばぁば自身の話だから。」

 

 

次女は心の話が好きなので、

そんな世間話をして帰った。

 

 

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