同じ経験をしていなくても、できることがあるという話。

 

 

いがぐりこです。

 

うえさまのブログ。

ほんとーにそうだなぁと、つくづく思います。

 

 

「私には人に語れるような特別な経験をしたことがない」

 

「だから、カウンセラーとしてダメなんじゃないか」

 

「だから、うまくいっていないんじゃないか」

 

そんなお悩みを聞くことがあります。

 

 

そしてそれと同時に、

 

「ぐりちゃんは、カウンセリングで

自分が体験していないことを相談された場合、

どうアドバイスしているのですか?」

 

と聞かれることがあります。

 

 

わたしも、うえさまと同じで

 

カウンセリングをするのに

必ずしも同じ経験をしていてなくてもいいし、

 

敢えて同じ経験をしに行く必要もないと思っています。

 

 

 

わたしは今までの人生で

ずっと自分を責めて生きて来ました。

 

 

お父さんとお母さんの仲が悪いのは

私がいい子にしていないからで、

 

その二人を繋ぎ止めておけずに

父と母が離婚したのは

私が可愛い子供じゃなかったからだ、

と思っていました。

 

 

その後、父が無様な死に方をして、

母や祖母がお金のことで苦しんでいるのは

私が、父や母や祖母を養う力が無かったからだ、

と自分を責めました。

 

 

子供が生まれてからは

 

「私なんかじゃなく

〇〇ちゃんのお母さんや△△先生みたいな優しいママだったら、

この子は自己肯定感を崩すことなく

のびのびと育ったんだろうな…。」

 

と懺悔の気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

要するに私は自分のことを

 

「私はみんなが幸せに生きる上での邪魔者」

 

だと思っていたのです。

 

「私が生きていると迷惑がかかって疎まれる」

 

と思っていたのです。

 

 

 

 

心の世界を知って、心屋を知って。

 

わたしは初めて自分に

 

「ここに存在していてもいいのかもな」って

「わたし、生きていてもいいのかもな」って

 

ぼんやりと思うことができました。

 

 

 

「そんな自分を責めるのをやめる」ことは

すぐにはキッパリとはできなかったけど、

 

徐々に「自分責め」を

やめることができるようになりました。

 

 

今でも時々「自分責め」の癖が顔を出すことはあるけれど、

「ああ、また私の癖が出たね」と軽く思えるようになり、

 

その「自分責め」の癖が出てきたことを理由に

さらに自分を責めて、

ますます苦しくなる・・・

というようなことからは解放されました。

 

結果的に、ものすごく生きやすくなりました。

 

私を取り巻く世界は

ものすごく優しいものだと

実感できるようになりました。

 

 

 

 

さて。

例えばそんな私の場合。

 

 

子供が3人居るのですが(3姉妹)、

3人とも小中学校に通っています。

 

 

なので例えば、

お子さんの不登校に悩むお母さんが

私のところに相談に来た場合。

 

「私が経験したことないことを相談された」わけです。

 

 

わたしは自身は不登校でしたが、

「不登校児の母親」は経験したことがありません。

 

 

でも、上に書いたように

「自分責めをして苦しんできた経験」はあります。

 

 

そこから完全に立ち直れたか?といえば、

今も顔を出すことはあるけれど、

「そんな自分を責めなくなった」

「結果的に楽になった」という経験は語れます。

 

 

「不登校児の母親」は経験したことがないし

大切な子供が不登校で悩む辛さは

想像することでしかわからないけれど、

 

もし、そのお母さんが、その件で

自分責めをして苦しんだり

悩んだりしているのなら、

 

その自分責めで苦しんでいる気持ちはわかります。

 

 

そして、悩みのどの部分が

苦しみの根本原因を作っている部分なのか、

客観的に見ることができます。

 

 

 

同じように

子育て以外の悩みでも、

 

そのこと自体で同じ経験をしていなくても、

 

「自分責めを、もうやめてもいいんだよ。」

 

ということは

伝えることができます。

 

 

 

それが、うえさまも書いていらっしゃる

 

今までに経験してきた

自分の過去を

これからの人生でどう活かすか。

 

だと思うんですよね。

 

 

 

私は同じ経験はしていないかもしれない。

 

でも、もし、

私が自分責めをやめた経験が

誰かの役に立つのなら、

 

それはとっても嬉しいし

ありがたいことだなって思います。

 

 

あなたにもきっとあるはずです。

 

今までの経験で、誰かの役に立つことが。

 

 

だから、それを「うまくいかない口実」にしている場合じゃないんですよ。

 

 

 

「私には人に語れるような特別な経験をしたことがない」

 

「だから、カウンセラーとしてダメなんじゃないか」

 

「だから、うまくいっていないんじゃないか」

 

 

そんな時はむしろ

 

「自分の中にすでにある過去の経験」

 

にフォーカスする時なのかもしれません。

 

 

あなたにも、きっとあるはずです。

 

今のあなたを構成している過去の経験です。

 

それがきっと、役に立つんですよ。

 

 

 

 

 


 

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