静岡県の漁村に暮らす心屋塾認定講師

いがぐりこ、こと、栗林あやです。

 

昨日、「SNSの投稿を見てショックを受けた時の対処法」をブログを書いたところ、

 

「私も試してみます!」

「おもしろい!」

「実は私もSNS疲れをしていたので助かりました。」

 

などなど、数名の方がメッセージをくださって、

なかなかの反響でございました。

 

 

SNSの投稿を見てショックを受けた時の対処法

 

 

実際に試してみてくれた

せいらちゃんが、こんなブログを書いてくれた〜おねがいラブラブ

(ありがと〜♪こういうことって、あるよね。)

 

 

 

さてさて。ブログ。

 

 

昨日の元記事

 

SNSの投稿を見てショックを受けた時の対処法

 
を心の側面から解説しておくとですね。
 
『これをやると楽になる理由』がちゃんとあるんですよ。
 
 

それは。

 

「がーーん」となるSNSをもう一度しげしげと見て

客観的事実を口に出すことで、

『相手の気持ちを考えるのをやめられるから』なのです。

 

 

 

そもそも「なんで他人の、自分とは無関係なSNSの投稿を見て、いちいちショックを受けちゃうのか」っていう話なのですよ。

 

 

まあ、いろいろ理由はあると思います。

 

「羨ましい」とか、

「あの子(ライバル)ばっかしうまくいっててずるい」とかね。

 

 

例えば、彼氏が喉から手が出るほど欲しいのに、

なかなか良縁に恵まれない人からしてみたら、

 

「彼Pとプールでデートしましたぁラブラブ」の投稿は、そりゃ、ムカつくでしょう。

 

 

 

でも、自分にも彼氏がいて

なんなら結婚していたとしても、

 

そんな投稿を見て

「がーーーーん」って

なぜかダメージを受ける時ありませんか???

 

 

 

それ、疲れてるんですよ。

 

 

SNSの写真の登場人物の気持ちを想像しすぎて、

疲れちゃってるんですよ。

 

 

 

わたしたちって、子供の頃から

「相手の気持ちを考えること」を訓練されて

「相手の気持ちを考えることが素晴らしいこと」だと

教えられて生きてきました。

 

 

国語の授業では、

物語の登場人物の気持ちを想像することを教えられ、

 

集団生活では、

「お友達の気持ちを考えて行動しましょう」と言われます。

 

 

つまり、知らず知らずのうちに

「相手の気持ちを考えすぎている状態」に

なっちゃってるんだと思います。

 

 

それを、大人になった今も、

知り合いのSNSに投稿された

「自分とは無関係の彼Pとのプールデート画像」にまで、

当たり前のように適用しちゃってるんですよ。

 

 

その人の、日常のほんの「一瞬」だけを切り取ったリア充投稿に、

 

「この子はこう思っているんだろうな」

「この人はこんなふうに喜んでいるんだろうな」

「この彼はプールでデートしてこんな気持ちかな」

「コメントしている〇〇さんはこんな気持ちだろうな」

「あの人はこんな気持ちで『いいね!』ボタンを押したんだろうな」

 

そして場合によっては、一瞬のプール画像で、

写っている男女2人の馴れ初めとその心境まで「勝手に想像」して

「その時から現在に至るまでのキモチ」まで汲み取ってしまいます。

 

 

 

意識していなくても、

「他人のキモチ」を想像することを訓練づけられた私たちは、

一瞬でその画像の投稿から

「想像」することをやめられません。

 

 

しかし、よくよく考えてみると、

これは「勝手に妄想」しているだけなので、

本当の投稿者の気持ちなんてわからないし、

 

その投稿をした本当の意図や

その場の状況なんて、

本人にしかわからないのです。

 

(そしてもしかしたら、投稿者本人さえも、自分の気持ちに気づいていないことだってあるかもしれないのです!)

 

 

 

正解なんてない、

なんなら本人もわかっていないかもしれない相手の気持ちを

あれこれ想像しているのだから、

それは疲れて当然です。

 

 

ましてやSNSは、

そんな投稿が1件や2件じゃなく、

次々と流れてくるし、

 

それに対して「いいね!」とレスポンスする人がいて、

それだけの登場人物の「キモチ」を瞬時に想像してしまうのだから、

そりゃ疲れて当たり前でしょう。

 

あなたが悪いのではありません。

 

 

 

「じゃあ見なきゃいいじゃん」と正論もあるのですが、

SNSを見ないと「人との繋がり」が遮断されてしまいます。

 

 

そもそも「人の気持ちを考える」という訓練をされて来たのは

社会生活で「人との繋がり」を持つためですので、

 

「見なきゃいいじゃん」という選択肢は

なかなか受け入れられないものなのです。

 

 

「人との繋がり」を持ちたくてSNSを見て、

「人との繋がり」を持つために「相手の気持ちを考えてしまう」。

 

ここまでが、私たちが訓練された自動操縦で行われてしまうのです。

 

 

 

そこで。例の方法の登場です。

 

主観(相手の気持ちを想像するの)ではなく

「客観的な事実」のみに注目する練習を、

SNSを使って、ちょっとやってみるのです。

 

 

 

 

「30代後半の女性と、30代後半と思われる男性が、水に浸かってバンザイをしている写真」

 

 

 

「50代女性が、ピンクのビキニを着て、左手を上げている写真」

 

「50代女性が、頭にお花をつけて、海の前で手を上げている写真」

 

「50代女性が、ポーズをキメて、自分の左のおワキが写った写真をネットにアップしている」

 

 

 

 

なにもDisっているわけではありません。

(Disることで気が済むなら、Disってもいいですが。笑)

 

「客観的な事実のみに注目する練習」です。

 

 

 

普段の生活でも、

 

「あの人はこう思っているんじゃないかな?」

「この人にこう思われているんじゃないだろうか?」

 

そんなふうに「他人の気持ちを想像しすぎて疲れちゃう」という人は、

ちょっと訓練してみるといいかもしれません。

 

 

おすすめですよ。おねがい

 

いがぐりこでした。

 

 

 これは「髪の毛をクルクル巻いた40代女性が、どピンクのカーディガンを着て、笑っている写真」ですな。😆