静岡県の漁村に暮らす心屋塾認定講師

いがぐりこ、こと、栗林あやです。

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「人の失敗を祈った」

 

「人が失敗するように願った」

 

・・・こんな風に書くとものすごく酷いことのように思える。

 

 

 

私はこういう、

いわゆる「嫉妬」とか「僻み」の感情に

人生を通して悩まされ続けて来た。

 

 

そんな自分を非情なやつだと自分責めして

なんとかして性格改善を図ろうと、

 

いろんな自己啓発書を読んだし

個人の門を叩いてどうにかしてもらおうとした。

 

 

でも、どこでも言われるのは

 

「あの人はあなたの鏡だから

あの人の幸せを願わなければ、私自身も幸せになれない」

 

という正論だった。

 

 

 

「あの人の幸せを願わなければ、私自身も幸せになれない」

 

いま、わたしは

それは半分正解だけど、

半分間違っていると思っている。

 

 

 

 

「人の失敗を祈る」とか

「人が失敗するように願う」って

 

たしかにこの社会のルールでは酷いことだとされているけど、

それって、人間としてごくありふれた感情なんじゃないだろうか。

 

そんな風に思っている。

 

 

 

 

先日、任天堂ゲーム&ウォッチを手に入れた。

 

懐かしいスーパーマリオブラザーズで

過去の記憶を辿りながら、遊んでいる。

 

 

任天堂ゲーム&ウォッチ キタキタキタキタ━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!

 

 

 

 

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3-3面を遊んでいて、ふと、思い出した。

 

 

スーパーマリオブラザーズが流行った当時、

私は幼稚園年長〜小学1年生。

 

同じ団地の1つ年上の「はるみちゃん」と

よくスーパーマリオで遊んだ。

 

 

初代スーパーマリオブラザーズは、

2人で遊ぶ「2プレイヤー」モードがある。

 

はるみちゃんと私は、この「2プレイヤー」モードで遊んだ。

 

 

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でも、この2プレイヤーモードは

最初に1プレイヤーの「マリオ」が

 

「テテッテ♪テレテッ♪ドン♪」という

あの聞きなれた音楽とともにスタートすると、

敵にやられるまで、ずっとマリオの番が続く。
 

そして、マリオが敵にやられると、

そこで初めて2プレイヤーの「ルイージ」がスタートする。

 

 

 

わたしがじゃんけんに負けて、

はるみちゃんが1プレイヤーの「マリオ」になると、

わたしは、なかなか自分の番がやってこない。

 

1つ年上のはるみちゃんは、

私よりもゲームがうまいから。

 

わたしがじゃんけんに勝って、

1プレイヤーの「マリオ」を取っても

1-1ですぐに敵にやられてしまう。

 

あっという間に、はるみちゃんのターンになる。

 

そして、私の番はなかなかやってこないのだった。

 

二人で遊んでも

はるみちゃんがファミコンをやる様子を

横でただ見ているだけになる。

 

 

 

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はるみちゃんがプレイヤーの番になると

わたしは、ずっと黙って

はるみちゃんのマリオが敵にやられて死ぬのを、願っていた。

 

 

はるみちゃんは、3ー3面まで進み、

この天秤リフトのところまで来た。

 

 

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わたしは、リフトの糸が切れるのを祈った。

 

このリフトは、マリオが乗った重力で、天秤が落ちていく。

 

そのまま乗り続けると、綱が切れて、

マリオは天秤とともに奈落の底に落下して死ぬ。

 

 

「(おちろ!落ちろ!!!おーーちーーろーーー!!!!おちろー!)」

 

 

わたしは、はるみちゃんのマリオが、

天秤とともに落下するのを祈った。

 

 

 

・・・・・しかし

 

その願いむなしく、

はるみちゃんは華麗にジャンプして

次のリフトに飛び移った。

 

 

 

5〜6才の純真無垢なはずの子供でさえ、

人の失敗を祈っていた。

 

しがらみを抱えた大人なら、なおさらに。

 

人に勝ちたいものがあって、

相手の失敗を望むことくらい、普通のことなのかもしれない。

 

 

 

 

「人の失敗を祈る」とか

「人が失敗するように願う」って

 

たしかにこの社会のルールでは酷いことだとされているけど、

それって、人間としてごくありふれた感情なんじゃないだろうか。

 

それを無理になくさなくてもいいんじゃないだろうか。

 

 

そんなことを35年後、マリオをやりながら思った。

 

 

 

まあ、大体の場合。

 

相手の失敗を祈っても、

その願いむなしく、相手は華麗にジャンプして飛躍していく。

 

そんなのも、わたしは5才〜6才の時に悟った。

 

 

 

「あの人の幸せを願わなければ、私自身も幸せになれない」のではない。

 

そもそも「相手の失敗を願っても全く無意味」なのだ。

 

 

 

 

★★★おまけ★★★

 

スーパーマリオブラザーズ、3-1の最後の階段でノコノコ使って無限1upやるよねー!

(≧∀≦)なつかしす!

任天堂ゲーム&ウォッチ

 

 

 

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2020年12月6日(日)よりスタートです。

 

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◆講師 

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日程は下記をご覧ください。

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◆場所

京都・心屋セミナールーム

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