静岡県の漁村に暮らす心や認定講師
いがぐりこ、こと、栗林あやです。
「暴力をふるってもいい」って、暴力をふるってもいいのかっ？！フンガーッ！
これはたびたび、ぢんさんの発信などで世間を騒然とさせる話題です。
昨日、こんなブログを書きました。
◆心屋の魔法の言葉は、自分に向かって言うのが最大のコツ
この↑ブログには、小さな字でこんなことを書きました。
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そして勇気があったら、まずは安心できる安全な場所でいいから
その要素が自分にもあったことを、実際に誰かに打ち明けてみるのです。
（これもまた、書くと長くなるのでまた別の機会に書きますが「短絡的に実際に行動する」のとは違うと思っています。「言うと癒える」が先なのです。）
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この、カッコの中が重要です。
「〇〇してもいい」「だから短絡的に実際に行動する」のとは違うのです。
つまり、たとえば
これまで人生の中で『暴力』を禁止してきた人が
心屋の魔法の言葉で「暴力をふるってもいい」と言った時、
（あるいはそう言っている誰かや、ぢんさんの発信を見た時）
「はあーーっ？！暴力は振るっちゃダメでしょ？！なんて非常識なの？！ありえない！！フンガーーーッ！！！」
・・・と、なります。
うん。なる。あたりまえ。
でも、大事なのはそこではなくて、
「自分の中にも、実は暴力的な部分があったことを認める」こと。
そして
今までの人生で、
自分の中にある暴力的な部分をなんとかして排除しようとして
頑張って生きて来た自分を『ねぎらう』こと。
「そんな自分も、ここにあるよね。今まで排除しようとしてごめんね。あっていいよ。」
そう『許可』すること。
これが、目的です。
「言うと癒える」
頑張って生きて来た自分をねぎらい、許可するから、苦しみが癒えるのです。
癒えればそれで終了です。
だから、けして暴力を肯定するわけでもないし、
暴力を振るった相手を許す目的でもありません。
（結果的に副産物として、相手を許せるようになることはよくありますが。）
ましてや「暴力を振るおう！」という意味でもありません。
（当たり前でしょうそんなの。それは犯罪。笑）
んで、それでも読者に誤解されてでも、
ぢんさんは「暴力をふるってもいい」という言葉を言わせる。
ここから先は、完全にぐりちゃんの個人的な見解です。
あってるかどうかは知りませんが、わたしはこう思ってます。
これはとてももどかしく、
紙一重のところで誤解されやすい危険な表現でもあります。
それでもぢんさんが、敢えてちゃんと説明しないのは、
この「しくみ」を説明してその上で言ってもらうのでは
魔法の言葉の威力が半減してしまうから だと、私は思っています。
「暴力をふるってはいけない」と
人生をかけて暴力を禁止して来た人が、
心屋の魔法の言葉で「暴力をふるってもいい」と言う。
それは上にも書いた通り、
「暴力的な自分が、自分の中にもあったことを許すため」です。
頑張って生きて来た自分をねぎらい、許可することで、
苦しみが癒えるからです。
これにはもどかしいけど重要な側面があって、
「本気であたりまえのようにそれがOKと信じられている状態でなければ
そんな自分を許可したことにはならない」ということです。
「しくみ」を知って自分を許すために、
ワーク上の見せかけの「てい」で
「実際にはそうではないが、一時的にそういうことにして」話を進めて、
単に体裁上言わせるだけでは
「そんな自分がいたことを認めて許可する」の効力が弱まってしまいます。
（伝わるでしょうか？）
人生をかけてダメだと思って自分に禁止して来た。
だから、他人に対してもダメだと禁止する。
そんな自分がいることを許可するためには、
本気でOKと思えないと本当に許可したことにはならないのです。
（ニュアンスが伝わるでしょうか？）
だから、ぢんさんは絶対に仕組みを言わない。
実際にどんなに叩かれても、
誤解されてでも、Twitterでバズってでも、
それを禁止して苦しんで来た人には
「暴力をふるってもいい」と無理にでも言わす。
そんなところがすごいなあと思うし、
私には、そんなことできないなあと思う。
（わたしは心がチキンだし、守るものがあるのでね。）
ぢんさんの界隈でたびたび起きるこの一連の流れは、
カウンセラーとして仕事をしている上で、とても考えさせられる。
誤解されてでも、
目の前で悩んでいる人に嫌われてでも、
周りの人に恨まれてでも、
その人が変わっていくことを伝えていくのか。
それとも、
当たり障りのないワーク上の見せかけの「てい」で
魔法の言葉らしきものを言わすのか。
どちらにしても
「暴力をふるってもいい」で
「暴力をふるってもいいのか？フンガーッ！」というのは、
紙一重のところで誤解されたケースだと思っているし
（それこそが「アタリ」の証拠だし、
ぢんさんはそれさえも受け入れているのがすごい）、
どんなに心屋を学んでも
短絡的に「暴力をふるっちゃえ〜っ♡」というのは、
ぜんぜんトンチンカンで短絡的すぎる行為だと
（私はあくまで個人の見解として）そう思っています。
これは、「子供を捨ててもいい」とか
「お母さんを見捨ててもいい」とかも同じ。
ね。
「言うと癒える」
頑張って生きて来た自分をねぎらい、許可するから、苦しみが癒える。
勇気があれば、それを、安心できる守られた場所で
口に出して言ってみる。誰かに聞いてもらう。
癒えればそれで終了です。
当たり前ですが、癒えているのだから、
もうその頃には、誰かに暴力ふるう必要はありません。（←当たり前）
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