いがぐりこです。

 

 

公式LINEに

 

窮屈でも、家族がいるほうが幸せですか?

 

と、質問を受けた。

 

 

 

一人の時間が少なくなって、

 

洗い物も片付けもエンドレスで、

 

それでも家族がいるほうが幸せですか? 

 

窮屈だけど幸せですか?

 

との質問だった。

 

 

 

その質問をくださった方は、

 

アラサー独身の方で、


ご自分のペースを乱されるのが苦痛だ、とのこと。

 


 

 

私自身も、

 

自分のペースを乱されるのがとても嫌いで

 

すごく苦痛なので、

 

その気持ちはとてもよくわかる。

 



とくに子供が小さかった頃は、

 

今よりも生活ペースを乱されていたので、

 

とても苦痛に感じていた。




しかし、

 

「この状態でいる『ほう』が幸せか?」とか

「この状態でいないことの『ほう』が幸せか?」とは

 

あまり考えたことがなく、

正直、質問がピンとこなかった。


(「独身だったら夜飲みに行けて自由なのになあ」とか

 

妄想はすることがある。)

 


 

 

よくよく考えてみたところ、

 

質問してくれた方はおそらく、

 

「家族」というものを

 

「幸せという状態」になるための

 

構成要素だと考えているのかもな、と思った。

 

 



わたしは「家族」は

 

「幸せという状態」になるための

 

構成要素では無い、と思っている。

 



「家族」は

 

「家族があったら幸せになれる」とか、

 

「家族がなかったら幸せになれない」とか、

 

「AならばB」というプログラムでも、アルゴリズムでもない。

 



そしてだいじなのは

 

 

「幸せ」というのは

 

何かの上に成り立っている「状態」ではなくて、

「感じる」という瞬間的なモノ

 

 

だということ。



うまく伝わるだろうか。

 



 

たとえば、

 

一人の時間が少なくなって

 

洗い物も片付けもエンドレス。

 

自分のペースを乱されるのがとても嫌いな私が、

 

家族にペースを乱されてイライラしている。

 

 


そんな状態の時、

 

「その瞬間」はとてもじゃないけど

 

「幸せ」は感じられない。

 



でも、またある別の機会には

 

家族と一緒にいるとき

 

「幸せ」と感じる「瞬間」がある。



(赤ちゃんが生まれて

 

産後3日目くらいに抱っこしたときに幸せだなぁと思った。

 

子供達がママのために、と

 

手作りの工作を完成させてプレゼントしてくれると

 

ああ、幸せだなぁと思う。)

 

 


しかし、

 

日々の生活に追われて窮屈なときは、

 

「幸せ」は全く感じない(笑)。

 



「幸せ」というのは

 

瞬間的に「感じる」ものなので、


家族が居ても居なくても

 

感じるときはあるし、

家族が居ても居なくても

 

とてもじゃないけど感じられないときがある。

 

 

 

それでいいんじゃないだろうか。

 




幸せって、

 

人生を左右するほどの重要でゆるぎない

 

ずっとそこにそびえ立っている構築物のようなものではなく、


生まれては、また消えてゆくような、

 

その程度のものなのではないだろうか。




おいしいパフェをたべて

 

「わー!めちゃおいしい〜!」って喜んで、

 

お店を出たら忘れて、


またある時、ふと

 

「あ〜あの店のパフェ美味しかったな〜」って思い出すような。

そのくらいのモノだと、

 

わたしは思っている。




普段の生活で

 

たとえば新婚さんに

 

「幸せになってね」と

 

言い回しとして伝えることがあるけれど、

 

 

幸せって「なる」ものじゃなくて

 

「感じる」ものだから、

 

「幸せをいっぱい感じてね」とか

 

「幸せを感じる機会を2人でいっぱい作ってね」ってのが

 

近いんじゃなかろうか。

 

 

 

 

幸せが、構築物とか

 

積み上げてそびえ立った「状態」だと思うと、

 

「幸せ」という状態を手に入れるのが

 

ものすごく難しいことのように思える。

 

 

 

でも、

 

「幸せ」は「感じる」という瞬間的なモノ

 

だと思うと、

 

 

けっこう「幸せ」って

 

日々の生活で

 

自分もすでに体感しているし、

 

 

大切な人を幸せにすることも

 

意外と普通にみんなやっていることで、

 

カンタンなことなんだと思う。

 

 

 

もし、幸せになってもらいたい人がいたら、

 

「幸せ」に感じられるような体験や経験の瞬間を

 

あなたの大切な人に

 

たくさん用意したらいいのだから。

 

その積み重ね。

 

 

 

 

意外と明日から

 

いや、今すぐにでも。

 

 

大切な人を幸せにする、ってできそうだし

 

自分自身を幸せにするって、できそう。

 

 

 

そう思うと、幸せのハードルって、めちゃ下がる。

 

 

 

ニュアンスが伝わったら嬉しい。