いがぐりこです。

 

 

人は「わかってほしい」時に

 

自然と話をちょっとだけ『盛る』。

 

 

 

辛い気持ちをだれかにわかって欲しくて、

 

誰かに助けて欲しくて、

 

記憶をちょっとだけ『盛る』。

 

 

 

ちょっとだけ「盛られて捏造された記憶」は、

 

次に思い出した時、

 

「盛られて捏造された記憶」をヒントにして

 

またさらに過去の記憶を「再構築」する。

 

 

 

つまり、わたしたちは

 

過去の記憶を思い出すたびに

 

少しずつ何かを『盛って』『捏造して』

 

新しい記憶を作り上げてしまっている。

 

 

 

記憶は700%ウソ。

 

これを認めるのは、ちょっとくやしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がカウンセリングをする時。

 

 

 

相談に来たクライアントさんの言葉から

 

『事実の正確さ』を追求することは、ほぼ無い。

 

 

 

それは、上に書いた通り。

 

記憶は700%ウソだから。

 

 

 

話した内容が事実がどうだったかは、

 

あまり重要視していない。

 

 

 

 

 

でも、それだけ

 

辛い気持ちをだれかにわかって欲しくて、

 

誰かに助けて欲しくて、

 

 

知らず知らずのうちに話をちょっとだけ捏造することが

 

人間の性質としてあるということを、

 

あたまの片隅に入れておく。

 

 

 

 

 

そして、

 

相談に来た方のおっしゃる

 

「経験してきたこと」を、

 

私も、その場で頭と体と心で疑似体験してみる。

 

 

 

 

そうすると、

 

相談に来た方の「口から言っている事実のようなもの」を

 

単に聞いただけでは、見えなかったものが見えてくる。

 

 

 

 

そこには

 

記憶の矛盾を感じることができる。

 

 

 

そして、

 

その記憶の矛盾はダメなものではなくて、

 

その方が

 

心を守るために人生で作り上げて来た

 

重要なシステムだったのだと思うと、

 

胸が熱くなる。

 

 

 

 

その方が

 

カウンセリング中に言葉にさえされなかった

 

もしかしたらご自身でも気づいてこられなかった

 

心を守るためのシステム。

 

 

 

しんどい状況下で生きるために

 

自分を守って来た

 

無意識の心の防衛反応のしくみに気づいて、

 

感動することがある。

 

 

 

 

たとえ、意識の上で

 

過去の経験に罪悪感があったとしても、

 

「自分を守れなかった」と後悔していても、

 

無意識は、ちゃんと自分を守って来た。

 

 

 

記憶は700%ウソという形で

 

自分は、自分を守って来た。

 

 

 

「本当によく生き抜いていらっしゃいましたね」

 

尊敬で、胸がいっぱいになる。

 

 

 

 

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そうしているうちに

 

わたしも相談に来た方と一緒に

 

見えなかった驚くほどの真実が

 

見えてくることがある。

 

 

 

 


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