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4巻大好評発売中&5巻は10月発売です!

みなさま、こんにちは。
こちらはトロメニ編集室です。

わがケンタンにも秋の気配が感じられるようになりました。
秋と言えば、読書の秋です。
みなさま、もうFW4巻「未来へはなつ矢」はお読みいただけましたでしょうか。
あんなことやこんなこと、あいつがこんなこと言うかと思ったら、あっちではあいつとあいつがああなって……ってもう、大変なことばかりですよ!

そして、現在は5巻の編集作業のまっただ中。
表紙はあのうるわしき金髪の少女です!

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背後にはこっそりとゴールドドラゴンが……いやー、怖いですね!

「ドラゴンラージャ」と「フューチャーウォーカー」の大きな違いのひとつに、さまざまな男女関係のあれやこれやがありますよね。
ミ、ファ、チェインの三角関係(そこに割ってはいるハルシュタイル侯爵!)、アフナイデルとアイルペサスの初々しい純愛(?)、それに、小さなレディ・ケイトとペガサスの騎士ディムライトのちょっと不思議な関係もありますね。

そして……個人的に目が離せないのが、女バンパイアのシオネとジャイファンの戦略家ハム国防大臣!
5巻でも危険な大人のムードを漂わせております。

ハムはシオネの顔をぼんやりとみあげた。シオネは片ひざをつき、ハムと目をあわせた。ハムが眉間にしわを寄せる。
「警告しておくが、わたしにおかしな真似を……」
「うるさい」
ハムは口をつぐんだ。シオネはうでを組み、ハムの顔をながめた。ハムとしては困惑の、いいや不快といってもよい状況だった。シオネの顔が目のまえに迫り、彼女の息づかいが耳にとどく。なによりもがまんならないのは、シオネの体から漂うなんともいえないにおいだ。
ハムは乾いた声でいった。
「なぜそうやってみつめる?」


ただならぬ謀略を語り合うなかで、この雰囲気。
いやー、まいりましたね!

こんなシーンだけ紹介してもしょうがない気もしますが、ほかにも5巻は見どころ満載です。
刊行は10月の予定です。
ブログの更新が滞りがちですが、今後も情報を随時お知らせしていきます。
みなさま、お楽しみに。

翼にふりそそぐ陽光のごとき正義よ!

フューチャーウォーカー4巻、発売間近!

みなさま、こんにちは。
こちらはトロメニ編集室です。

ここケンタン市は、現在、夏まっさかり。
外はぎらぎらと日が照り、部屋にこもって編集作業をしていても、汗がどんどん噴き出してくる有様です。
そんななか、ついにフューチャーウォーカー4巻「未来へはなつ矢」の見本が完成しました!

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緑色がまぶしいです。

さて、「フューチャーウォーカー」を読みながら「時間とはなんぞや?」などと考えにふけっている読者も多いことかと思います。
しかし、人間だけが時間について考えているのではありません。
悠久の時間を有するはずのドラゴンやエルフも、とうとう時間という名の魔物に取り憑かれてしまったようなのです、ああ。

「時間が停止するって、どういう意味、ルリ?」
アイルペサスは目をつむったまま、たずねた。イルリルはあわてたり、深呼吸したりしなかった。アイルペサスの髪をとかしながらこたえた。
「あなたの時間のことかしら、あるいは、わたしの時間かしら? あるいは、人間の時間?」
「どういうこと?」
「そうね。あなたやわたしには時間がたくさんある。オークや人間に比べたらね」


そして二人(ドラゴンとエルフですが……)は、時間について思索を始めるのです。
さすが悠久の時間を有する2種族だけあって、これがまた、人間には理解できない!
その姿を見て頭をかしげるのは、私たちだけではありません。

アフナイデルはぎくっとし、ふたりの会話に耳をすませた。まるで自覚していなかったが、いま、目のまえでくりひろげられているのは、ドラゴンとエルフの会話なのだ。人間よりはるかに偉大で森厳な種族が、宇宙について論じている。ふつうの人間には想像もできない会話を聞いているのだと思った。アフナイデルはゲートルを持ったまま、ふたりの会話にききいった。

わかりますよ、この気持ち!
アフナイデルよ、私にはよくわからないかもしれないから、ちゃんと耳をそばだてて聴いておくれ。
なんて、天下の大魔術師にお願いしちゃいたくなります。

暑い夏、冷たい飲み物でも飲みながら、ぼーっと「時間」について考える……なんていうも良いかも知れませんね。
なんでしょう、このゆるい気分。
もちろん夏バテですね。

では、4巻発売までもうしばらくのご辛抱を。
翼にふりそそぐ陽光のごとき正義よ!

フューチャーウォーカー4巻、発売日決定!

みなさま、こんにちは。
こちらはケンタン編集室です。

前回更新から、時間がたってしまいましたが、わがケンタン編集室は、相も変わらず「フューチャーウォーカー」の編集作業に没頭中です。
わがケンタン市は、長雨の季節に突入しており、外に出たくてもなかなか出られないのですが……。
そして、4巻「未来へはなつ矢」の発売日も決定しました!
7月28日(木)「ナナニッパ」と覚えてください。

表紙も帯もこんな感じに仕上がっております。
ピンボケですいません!
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「未来を守るためだけの人生になんの意味がある?」とは、またずいぶん意味深なメッセージですね。
フューチャーウォーカーにとって「未来」とは、すでに一度とおった道です。
そして「現在」においては、その道をただなぞって歩くのみ……はたして、それが本当に豊かな人生と言えるだろうか?

たとえば、テストで100点を取ったという未来を見てきたならば、私ははたしてテスト前に勉強するだろうか……むむ、じつに深い!
フューチャウォーカーであるミは、あらゆる場面で、このような複雑な思慮にぶつかって生きてきたのです。
ううむ、深い話です。

「いまのおまえの人生に、なんの意味がある? 定められたとおりに動くのはジャイファンの奴隷か、ゴーレムだけだ。そんなもの、人間らしい生き方とはいえない。わたしのものになれば、恋人との結婚とも、四年後の死とも縁が切れる。おまえに不確定性をあたえてやりたいんだ。曖昧さをあたえたいのだ! それこそが生きていく理由ではないか。おまえの人生のさいころをおまえの手ににぎらせてやる!」

「さいころをにぎらせてやるぅ!」(マネしてみました)なんて、一見、優しいことを言ってるようにも見えますが、ほとんど人生全否定じゃないですか。
ひどい物言いですよ、まったく!
こんなことをミに言うやつは、まあ、すでに察しもつきますが、あいつです。
でもここではあえて秘密。
そして、純朴な青少年諸君には刺激的すぎる濃密なシーンが待っています!
なにしろ「さいころをにぎらせてやるぅぅぅ!」ですよ(またマネしてみました)。

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ついにでた、ジゴレイド!
4巻も画伯の筆が、うなりまくっております。

そんなこんなで4巻発売まで、あと1か月。
読んでいる人も、そうでない人も、どうぞお楽しみに-。
翼にふりそそぐ陽光のごとき正義よ!