シカゴマラソン・観光編(その3/全6編)シカゴ建築あれこれ(摩天楼、フランクロイドライト、大学) | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

シカゴに訪問して、建築物がシカゴを魅力的な都市にしているとあらためて感じました

 

シカゴはアメリカ人にとっても人気がある旅行先らしく、私も参加したシカゴ川建築クルーズは大人気でした

 

事前の予備調査も、ほんのさわりだけでしたが、実際に行ってみて、現代建築の見本市的なものを味わいました

 

 

シカゴの建築にかかり、(1)高層ビル、(2)フランク・ロイド・ライト、(3)シカゴ大学 に分けて、それぞれの印象などを綴りました

 

(1)摩天楼 高層ビル

①新旧・多種多様・個性的・特徴的

②質感(重厚感)

③印象に残ったビル

 

(2)フランク・ロイド・ライト関連

①ロビー邸見学ツアー

②オークパークのスタジオ・住宅(外観)

 

(3)シカゴ大学

①ハリーポッターを思わせるゴシック建築+近代建築

②知のテーマパーク⇒色々学びたくなる

 

 

  摩天楼 高層ビル

 

シカゴ滞在期間中の街歩きに加えて、シカゴ川の建築クルーズに参加しました。印象・感じたことを3点

 

①新旧・多種多様・個性的・特徴的

②質感(重厚感)

③印象に残ったビル

 

 

①新旧・多種多様・個性的・特徴的について

 

シカゴの高層建築は1880年代のものから、最近のものまで、多種多様なものがあり、見ていて飽きなかったです

 

世界最古の鉄骨構造の高層ビルとされる ルッカリー・ビル(1888年) フランク・ロイド・ライトによる装飾

 

それぞれの高層ビルは特徴的で、建築家の意図というか個性がさまざまに見てとれました

 

・建築クルーズからの写真①

 

建築クルーズでは、ビルの竣工時期、用途(オフィス・ホテル・住宅など)、特徴・エピソードなどの説明を聞きながら、川をゆっくり流します

 

・建築クルーズからの写真②

 

写真①のラサール、ダウンタウンエリアは、著名な大企業のオフィスビルだったり、歴史と伝統のある古めのビルが多く、写真②の湖岸側に近いビルは、ホテル・レジデンス(住宅)用途の近代的なビルが多い様子

 

 

②質感(重厚感)

 

日本でもしっかり見ればそうなのでしょうが、ビルや橋、ビルの合間を抜ける地下鉄などの素材がかもし出す質感・重厚感が印象的でした

 

・シカゴ川にかかる橋の鉄骨…いかにもUSスティールな感じ、ものすごい年代物らしいです

 

・シカゴ商品取引所…重厚な石造り:大豆やトウモロコシの価格がここで形成されます

 

・地下鉄CTAのループの軌道を下から見る:1895-1897年に建造

 

 

③印象に残ったビル

 

333 Wacker Drive(1983):全面ガラス張りでカーブがかかった表面に空の青さと向かいのビルも映し出す

 

AQUAタワー(2009) 奥側の建物です バルコニーの造形により、表面がうねうねしているように見える

 

セントレジス シカゴ(2020) 101階建 ホテルと住居、縦のラインが曲線状に。上記のAQUAタワーと同じ女性建築家のチームによるもの

 

 

  フランク・ロイド・ライト関連

 

シカゴは、近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライト(以下、FLW)ゆかりの地です

 

旅行ガイドブックでも触れていることが多く(例:フランク・ロイド・ライトを辿るコース など)、ロビー邸とオークパークと、氏の足跡をなぞってみました

 

CTA グリーンラインの終点手前: OAK PARK駅にて

 

①ロビー邸見学ツアー

②オークパークのスタジオ・住宅

 

 

①ロビー邸(世界遺産)見学ツアー

 

シカゴ大学に隣にある、FLW設計によるロビー邸(1906年)の見学ツアーに参加しました。

(見学ツアーというと特別参加的なイメージがあるかもしれませんが、入場料=見学ツアー参加でした)

 

ツアーで教わったこと(抜粋)

・使う色が極めて限定されている(写真:レンガも同系色に限定)

・石はインディアナ産(日本でのFLW建築は栃木産・大谷石を多用、そのイメージに近い)

・幾何学模様を効果的に配置(窓の格子・照明等に)

・対称性(柱の数、窓・照明の配置…)

・日本の影響(シカゴ万博より、格子など)

・暖炉の掘り下げ⇒効果的な熱循環を企図

 

 

個人的な印象で直感的なものですが、

「日本的な雰囲気がある」

と感じました

 

FLWの住宅の流れでよくある

・入口は狭く・暗いが、中に入ると視界が開け、明るくなる…

・軒でプライバシーと光量を調節

・各部屋がゆるやかにつながる

・・・

 

など、何となく昨年訪れた京都の寺院等につながるような…

 

 

 

②オークパークのスタジオ・住宅

 

こちらは時間の都合で外観のみ

 

言われてみると、建物(屋根)の平面とプレーリー・芝生が調和している印象

 

 

世界遺産のユニティ・テンプル(1908)

 

 

  シカゴ大学

 

①ハリーポッターを思わせるゴシック建築+近代建築

②知のテーマパーク⇒色々学びたくなる

 

ヨーロッパのような荘厳なゴシック建築と、近代的な建築が入り混じったキャンパスでした

 

ユニバーサルスタジオ訪問の流れから、「ハリーポッターの世界を思い起こすな」などと思ったのですが、調べたところ

 

・ハリーポッター⇒英 オックスフォード大学が舞台

・シカゴ大学 ⇒ 英 オックスフォード大学に倣う

 

といった流れがあったそうです

 

 

広大な敷地のため、歩いて回るにはなかなか疲れました

 

 

ミッドウェイ・プレサンスから臨む

 

大学の購買部ー教科書を販売(中古や借りる選択もあるそう)

 

シカゴ大学の強みの一つは経済学。教科書のお値段もなかなか…

 

自分が大学生の時は、勉学からほど遠かったものの、

 

・専門分野での実務経験

・マラソンを通じての人体への興味…

 

などから、あらためて大学等で専門的に学びたい気もします

(さほど費用のかからない手段から始めたいと思う私ですが、毎回三日坊主です)

 

* * *

 

次項の「シカゴ美術館」でも触れようと思いますが、米国のWMMの開催都市の共通点として

 

「世界的に著名な大学がある」

「世界的に著名な美術館がある」

「世界的に著名な音楽楽団・機関がある」

といったものを感じました

 

われらが東京大学の後輩諸氏も頑張ってほしいところです

 

 

■ おまけ・補足

 

上記のロビー邸・シカゴ大学、オークパークに至るまで、多少治安面で気にかかることも・・・

 

CTA グリーンラインから見る、ワシントンパーク周辺(シカゴで最も危険な地域の一つ)。朽ち果てた建物も多し

 

同、ガーフィールドパーク周辺(こちらもシカゴで最も危険な地域の一つ)

 

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