昨日、保険の見直しに行かれたお客様から保険のセカンドオピニオンを依頼されました。
でも、提案された保険の根拠をお聞きしても資料はありませんでした。
教育資金が不安だと言うと満期金が100万円になる学資保険を出してきて、万一の場合の生活費が不安だと言うと年金月額10万円の収入保障保険を出してきたそうです。
最後に、他の方もこの位は加入していますよと説明され提案されたそうです。
それでは頭痛がすると言うと即効性がある頭痛薬を出してきて、胃が痛いと言うとスッキリする胃腸薬を出してくる薬局(ドラッグストア)と同じではないかと思ってしまいました。
(注)例えであってドラッグストアに悪意は持っていません。あしからず。
頭痛や胃の痛みは治まれば良いと言うものではないはずです。他の病気の影響でそのような症状になっている場合もあるかもしれません。
病院に行けば、問診に始まり様々な検査で調べてくれます。
そして万人向けの薬ではなく、お客様の体調や症状に合った薬を処方してくれて、病気にならないための生活面のアドバイスもしてくれます。
それと同じで、真剣に万一の事を考えて保険で対処したいのなら、まず家計の検査をしてくれて、将来の家計の状況まで考えたアドバイスをしてくれる家計の医者とも言えるFPに相談していただきたいと思います。
その場しのぎで保険の見直しができたと思っていると、保障額や保険料で「こんなハズでは・・・」と後悔しても遅いからです。
保険の見直しを相談をする所はドラッグストアでいいのか病院なのかぜひ考えてみてください。
栃木・宇都宮の
FP・保険コンサルタント
五十嵐良太郎