ついに移築完了しました。
完成前の残り工程を紹介します。
雨戸の鏡板は再利用の予定でしたが状態があまり良くなかったので
新しく作ることにしました。
鎧張りの加工途中↓
踏むごとに固くなり、色も変化して風合いが出てきます。
玄関の土間は施主さんに石でデザインして貰いました↓
玄関ポーチのデザイン↓
玄関ポーチの横に元の建物にあった石を持って来ました↓
長く現場の隅っこに控えていました。
昭和17年7月に建てられた古民家が箕面市で住宅として蘇りました。
外観↓
下屋根の箱から煙突が伸びてきます。
以前の外観と少し変わりましたが古民家は瓦が似合う。
一階の様子↓
リビングは広く取り対面キッチンにしました。
和室のガラス障子と欄間はそのまま再利用しました↓
洗面台は無垢の板に洗面ボールをのせました↓
二階の様子↓
二階は生活の変化に対応できるよう間仕切り無しの広い空間にしました。
階段は檜です↓
施主さんは住んでみられて、土壁の快適さも感じられているようです。
小さいお子さんが家の中を裸足で走り回る姿は見ていてこちらも嬉しくなりました。
施主さんと一緒に作業して作ってきた家がついに完成し嬉しくほっとしているのですが
引き渡してしまうとやはりすごく寂しいです。
こうしてまた古民家をまた一棟残すことができました。
施主さん、工事に携わってくれた皆さん、本当にありがとうございました!
これまでの工事の様子はこちらから
古民家の大きさ、意匠、お探しの土地、等、
全ての条件が揃うことはなかなか難しいことだと思います。
沢山探されて疲れてしまう事もあるかと思いますが
“移築”という方法も一度考えてみて下さい。
気に入った古民家をご自分の土地に移築する。
建築費は新築するのと大差ありません。
※別途、古民家の物件の代金は必要
元の建物の材料を使って今の生活に合うよう組み替える楽しさもあります。
是非、選択肢に入れてみて下さい!