薄毛に悩んでいる、髪が最近細くなってきた・・そんな方に直接影響してるのは、毎日のシャンプーやリンスの成分かも??


私も、今までありとあらゆるものを使ってきました。


石鹸シャンプーはじめ、1本1万円以上するような頭皮用シャンプーや、美容室で薦められる自然派シャンプーなど。


大手メーカーの、女優さんの出演するCMで使われているシャンプーは、さすがにかゆみがものすごくひどくなるので、使っていないのですが、自然派と言われるものであっても、やはり合わないものはあります。


一番いいのは、サンプルをもらって、数日使ってみて、かゆみや頭皮の赤みなどが起らないこと。


シャンプーで毛が生えてくるわけではありませんが、毛が生えてくる環境作りにはものすごく影響するものです。


そして、絶対に避けたい成分は、


ラウリル硫酸ナトリウム ( 最近は、頭皮に悪い成分としてあまりにも有名になってしまい、「ドデシル硫酸ナトリウム」と表示されていることがありますが、同じものですのでご注意!)


ラウリル硫酸ナトリウムではなく、ラウリル硫酸アンモニウムなどと、塩の形を変えて、刺激を弱めている場合もあるため注意が必要です。


ラウレス硫酸ナトリウム ラウリル硫酸ナトリウムの刺激性を弱くした成分ですが、やはり避けたい成分です。


ラウリル硫酸ナトリウムは、炭素数12個の脂肪酸で、とても洗浄力が高く、飛行機のジェットエンジンの洗浄にも使われるような成分です。


炭素数が多くなると、分子量が多くなり、頭皮への刺激が少なくなると言われています。


ラウリル硫酸ナトリウムは、発泡剤や洗浄剤、乳化剤としての目的で、歯磨き粉やシャンプー、ファンデーションやひげそりクリームなどに含まれています。


皮脂を取り除く効果が非常に強く、必要以上に皮脂を取り除くため、皮膚の皮脂で作られる被膜がなくなり、頭皮は刺激を受けやすく、炎症の原因になります。



そして、リンスやトリートメントに含まれる ジメチコン


これは、保湿効果や手触りをよくするために含まれています。この成分自体は、化学的にとても安定性が高く、刺激性はありません。

ただし、付着しやすい性質を持ち、頭皮に蓄積しやすく、髪の再生に影響する可能性があります。

また、蓄積した髪は、パーマなどがかかりにくくなると言われています。


髪にはいいけれど、頭皮にはよくない成分が、ジメチコンです。シリコンオイル、シリコンとも呼ばれています。


使う時には、頭皮につかないように、毛先にだけ付ける必要がありますが、髪の毛が短い方には、トリートメント自体が必要ない可能性も高く、私も使わない方がいいと言われました。


ヨーロッパでは、ジメチコンの使用をしない方向で進んでいるようようです。


そして、成分ではないですが、製品としてはリンスとシャンプーが一体化されているものも、すすぎが不十分になりやすく、リンスの成分が頭皮にも残りやすくなるため避けた方が無難です。



皮膚科で薦められるシャンプーとして、「コラージュフルフル」「コラージュフルフルネクスト」という持田製薬さんから出ている製品があります。


この製品には、ミコナゾールという抗真菌作用のある薬剤と、ピロクトンオラミンとう抗酸化・殺菌作用のある成分が入っています。


ふけやかゆみには、べたべたして皮脂の分泌が過剰になっていて、「脂漏性皮膚炎」という脂が頭皮の炎症の原因になっている場合と、頭皮の皮脂が少ないまたは正常で、頭皮が敏感になっていてかゆみが起っている場合とがあります。


この製品を使うのに適しているのは、、「脂漏性皮膚炎」でかゆみやふけが起っている方です。


そうではなく、薄毛やかゆみ、ふけがある方では、効果がないばかりではなく、かなり強い殺菌成分と抗真菌成分が入っていて、頭皮の刺激がよりひどくなり、頭皮のトラブルが起ることもあります。


殺菌作用やふけかゆみを抑えるとうたっている場合には、頭皮の状態を相談してから、シャンプーを買う方がよいでしょう。



また、洗顔料やシャンプーは「弱酸性」のものを使うように勧められたと、患者さんからもよく聞くのですが、石鹸意外はほとんど「弱酸性」です。


弱酸性は、洗顔料やシャンプーを選ぶ目安にはなりません。





こんばんは。


久しぶりにブログを書きます。


今日は、私がずっと悩んでいろいろ試してきた、薄毛について。


20代の中ごろから、環境の変化やダイエット(するつもりはなかったのですが、結果として拒食症になってしまった)、管理者としてのストレスやうつ病などから、髪が少なくなり始めました。


それから、もう10年くらい経つのですが、もとには回復せず、その間いろんな治療をしました。


人には気にしていることも知られたくないので、家族にさえも相談できずにいました。


皮膚科も何件も変わり、美容院での頭皮治療や、かつらメーカーでの相談、頭皮専門医療機関にも通いましたが、結果はよくならず、半ばあきらめながら、もうウィッグでもいいかな~と思い始めていました。



ある本がきっかけで、ウィッグ専門メーカーの中でも、よりホームケアの治療に力を入れ、生活面での相談も親身に乗ってくれるという店を見つけ、恐る恐る行ってみました。


今まで行ったメーカーでは、にコースで「10回で数十万円」などと説明されることがあったのですが、ここは少し高い美容室の料金程度(6000円~1万4000円)で育毛のケアをしてくださり、できる範囲で続ければ大丈夫だと、ホームケアを中心に説明してくださいます。


実際に、育毛の専門家でテレビや雑誌にも記事を掲載しているような先生に直接相談でき、講習も定期的なさっています。


自分自身の悩みもあり、育毛の講習に行ったり、実際に専門書を読んだりして、患者さんにもなるべく実体験を通して実用的なアドバイスができたらいいなと思っています。



最近では皮膚科でも、薄毛の治療をしています。


プロペシアという男性型脱毛症の治療薬(自費の薬で保険はききません)の他に、外用剤としては、副腎皮質ホルモンも使われます。


飲み薬では、一昔前は、セファランチンやグリチロンが主流でしたが(もちろん、今も使われていますが)最近では、抗アレルギー薬(第2世代の抗ヒスタミン薬といわれている薬)も、治療効果があるとして使われています。


円形脱毛症は、自己免疫疾患の一種であると考えられており、脱毛部の病理組織像では、リンパ球や肥満細胞の浸潤が見られます。


このため、抗アレルギー薬は炎症性化学メディエーターを抑え、頭皮の炎症を抑えることで効果があるのではないかと言われています。


ステロイドホルモンには、炎症を抑える効果の他、副作用として「多毛」という、毛が濃くなるという副作用があるため、その効果を逆手にとって使われています。


実際に、皮膚科で治療を受けることは大切です。ただ、その原因であるストレスのケアや、ストレスに対しての対峙方法、生活習慣の指導まで皮膚科で行っているところはほとんどないと言っても過言ではありません。


私の場合は、びまん性脱毛という、特に側頭部と頭頂部が薄くなっている状態なのですが、ストレスや頭皮環境、体質が原因となっていることは明らかです。


ストレスが背景にあるということは、体の抵抗力が衰えていて、自分で回復する力が衰えているということですね。


よく使用される副腎皮質ホルモンは、皮膚の免疫抑制により炎症を抑えるため、長期間使用すると皮膚の回復力が衰えてしまい、結果として毛が細くなってしまうことも考えられます。


炎症が起こっているのであれば、抑えるために使用する必要がありますが、炎症ではなく、自力での回復ができないほと、細胞が弱っているところに、ステロイドを長期間使用することは危険です。


私自身もそうなのですが、かゆみや痛みがかなりあり、何もしなくてもひりひりするような状態なのですが、これは炎症が原因ということもありますが、皮膚が薄くなり少しの刺激にも敏感に反応してしまう頭皮になっていることも考えられます。


ここに、ステロイドを使うと、一時的にかゆみやひりひり感は感じなくなったとしても、ステロイドには皮膚を薄くする働きがあるため、さらに敏感になってしまう可能性があります。


それよりも、頭皮のうっ血を防ぎ、栄養状態をよくして細胞を活性化していくことで、このひりひり感やかゆみは治まっていくと考えられます。


そのためには、欠かせないのがマッサージ。


1日3回 朝 昼または帰宅後 シャンプーの後に、マッサージをする。


ただ、頭皮をこするのではありません。


頭皮を動かすことを意識して、もみ出すようにマッサージ。


特にストレスが原因の場合、耳の周りの毛が細くなってくるため、耳周りの血流を良くすることが大切。


こめかみの後ろくらいを、指全体を使って、「ぐっ、ぐっ」と押すようにします。こめかみは、骨が薄いので力を入れるのには適していません。


強めに押すのですが、頭皮をこするわけではないため、皮膚も髪の毛も傷つくことはありません。


それを徐々に上の方に上げていき、頭頂部の周りの硬い骨あたりから、頭皮にシワが夜暗いにさらに「ぐっ・ぐっ」と動かしていきます。



髪が少なく見えるのは、本当に少なくなっているのではなくて、毛穴はあるのですが、ものすごく細い産毛しか生えていないような状態であることが多いそうです。


放射能を浴びて、毛母細胞までダメージを受けたような状態であれば、毛が生えてくるのは無理だそうですが、通常の薄毛であれば、あきらめず、頭皮の環境をきちんと整えてあげれば、必ず結果は出てくると、とても勇気づけられる言葉をいただきました。


しばらくは、頭皮環境の改善を中心に生活の中で気をつけることをみていきましょう。


少なくとも、6カ月はかかるそうですが、努力するのは誰でもない自分であり、その結果は自信にも繋がります。


今日のポイント


「こすらずに   耳からモミ出しマッサージ


1日3回 半年間


続けてみましょう  産毛が育つ 」











「こんばんは。味の嗜好が赤ちゃんの時の食べ物で決まってくるなんで、驚きですね。でも、甘いものを食べたくなったり、辛いものを食べたくなったりするのは、何でなんですか?甘いものがいくら好きでもたまに辛いものを食べたくなるんですよね。」


味の嗜好は、赤ちゃんの時から始まっているけれど、それからどんな食事をしていくか、また年齢を重ねると変わってくるので、絶対的なものではないんですよ。でも、ある程度の嗜好は小さい時の食生活が影響しているのでしょうね。


甘いものが食べたいな~。今日はちょっと辛いものでも食べに行きたいな~。


食べたくなるものは、毎日変わりますよね。いくら好きなものでも、ずっと食べていると飽きてしまいますし、食べたくないときもあります。


一つは、今までの食体験から美味しかったものを脳が記憶していて、それを食べたいと欲する心。そして、もう一つは、栄養素の生理的な役割=体を正常な状態に保つ という観点から、体がそれを欲しがったり、欲しくなかったりすることで、私たちが何を食べるのかをコントロールしています。


甘みが欲しくなるのは、何度か説明したように、体のエネルギー源となるブドウ糖を欲する時です。


例えば、いくら甘いからといって、人工甘味料を使った甘いものを食べても、味覚は甘いと感じて脳に甘みが入ってきたよ~と信号を送っても、小腸から吸収されるはずのブドウ糖は、人工甘味料には入っていないため、腸からの刺激によるインスリンの分泌は起こりません。


ブドウ糖と人工甘味料のサッカリンを使用したラットを使った実験では、最初は同じように食べていても、しばらくすると、味覚の違いを手掛かりに、サッカリンとブドウ糖を区別できるようになり、エネルギー源にならないサッカリンへの食行動は抑えられるという実験データが出ています。


私たちは、「甘いものは体に悪い」「甘いものは太る」といった刷り込みがあるために、人工甘味料を選んでしまいますが、本当に体が欲しがっているのは、エネルギー源になるブドウ糖であるということも、知っておく必要がありますね。



次に、嗜好性の高いものとしてあげられる味は、「塩味」


私たちの体の中の体液(細胞外液)は、体重の約21%を占めると言われています。

そして、その体液の量や含まれるミネラル(電解質)の量は一定であり、PHは、7.4~7.45程度に厳密に保たれています。


この体液を一定に保つことが、体の機能を正常に保つためには必要なんです。


血液中のナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの電解質の濃度は、腎臓からの水分と塩類の排せつや再吸により、保たれています。


体液中の電解質の中で、カルシウムやマグネシウムは骨組織に、カリウムはイオンとして全身の細胞内に大量に存在していますが、ナトリウムはもともと細胞内に少なく、細胞外液(体液)に存在し、溜めておくための主要な器官が存在しないため、動物にとっては、塩味のあるナトリウムを含む食べ物はとても貴重な存在なのです。


同じような塩味を持つ 塩化リチウム 塩化カリウムへの嗜好はなく、塩化ナトリウム=食塩を摂取物質として選ぶ、ラットの研究からも、塩味嗜好性は食塩嗜好性と言えます。


そして、食べたナトリウムのほとんどは、小腸から再吸収して体内のナトリウム濃度を一定に保つことになります。


体は、とてもリサイクル上手なんです。


普段、当たり前のように使っている塩、ただ味覚を満たすだけではなくて、体の機能を保つためには必要なんですね。


でも、塩分のとり過ぎが問題となる最近の食生活。大切な塩分を積極的にとるというよりは、とり過ぎないように気をつける必要がでてきたのも、皮肉なもの。


1日の食塩摂取量目安は、10gと言われており、現在日本人はこれを超える12gを平均してとっていると言われています。ちょうど梅干し1個分(2g)を減らす必要があるんですね。


高血圧の場合には、摂取基準が1日6gと、さらに厳しくなりますが、レモンや酢、だしなどを上手に使って旨みを保ちながら塩分を減らす工夫が必要です。





今日は、みなさんの記憶にはほとんどない、乳児期の味覚について学びましょう。


「赤ちゃんの時から、味覚ってあるんですか?」


生まれる前から、赤ちゃんは味を感じているんです。


胎児が育つのに必要な栄養素は、臍帯血(へその緒)を通して胎児に送られますが、赤ちゃんが浮かんでいる羊水も口から入るんです。

この羊水は、体液と似ていて、ナトリウムなどの電解質やグルコース・アミノ酸が含まれます。


味を感じる舌の味蕾細胞は、妊娠3カ月ころに形成されるといわれているので、赤ちゃんは味を記憶として持っている可能性があります。

グルコースの濃度は、母親が食べた食事の内容により変化し、また母親が経験した味や香りは、生まれてからの食物嗜好性に影響を与えると言われています。


もちろん、生まれてからの赤ちゃんの主食は母乳ですが、母乳には赤ちゃんの味覚が感じる成分が多く含まれます。

赤ちゃんのホメオスタシス=生体の恒常性を保つのに、とても理想的な栄養食なんですよ。

母乳には、たんぱく質・脂質・糖質・カルシウム・食塩・アミノ酸などが含まれます。


このうち、糖質は、ほとんどが乳糖で、ショ糖に比べて甘みが少ないものです。

食塩は、体液の半分程度の濃度であり、体液と等張であるため、他の水分を摂取する必要がありません。(等しい浸透圧を保つということです)


母乳には、旨み成分のグルタミン酸が、他のアミノ酸の数倍~数十倍の濃度で含まれており、これが赤ちゃんにとって美味しい味と認識されるのです。


まだ、代謝・消化・吸収する力が弱い赤ちゃんでも、きちんと吸収されて栄養になり、大量に飲んでも問題ありません。


だから、赤ちゃんは欲しいだけ母乳を飲むのですね。


でも、離乳期には、体の中の「乳糖分解酵素」と言われる酵素(母乳の乳糖を分解する酵素)が減り、母乳を飲むと、乳糖が分解されにくくなり、小腸内にとどまって下痢をしたり、吐いたりするようになって、母乳を嫌うようになります。ここからが、離乳食の始まりです。


離乳食の味が、記憶に刷り込まれ、嗜好性の原型を作ります。そして、成長期の食体験が「おふくろの味」となっていくのです。


肥満には、「細胞肥大型」肥満と「細胞増殖型」肥満があります。


細胞増殖型肥満では、脂肪細胞の増加が見られますが、脂肪細胞が増える時期は、妊娠末期3カ月・乳児期・思春期に集中していて、この時期に太っていしまうと、一度増えた脂肪細胞は減ることはないため、脂肪を落とすことが困難になります。


幼い頃の肥満は、確実に親の責任であり、子供の将来に大きく影響することであるため、まずは親として、食育ができる知識を身につけないといけないですね。



この時期を過ぎてから太った場合には、細胞肥大型の肥満であり、中に蓄積されている中性脂肪が多いことで肥満となっているため、細胞内部の中性脂肪を運動や食事管理で減らし、元の大きさに戻すことができます。



幼いころの食体験が、現在の嗜好を作り上げ、生活スタイルや健康にも大きな影響を及ぼしていることは事実ですが、それだけで、私たちのライフスタイルが決まるわけではありません。


食の知識を持ち、体の管理をして健康で生き生きとした生活を送ることは、私たちの責任でもあり、権利でもあります。



「小さい時に、両親が愛情を注いで食事を作ってくれたから、今の私の体があるんですね。もっと、自分の体のことを知って、大事にして、自分の子供にも伝えていかないといけないなと思います。」







こんばんは。


今日は、ダイエットとストレスの関係について、前回お話しした、自動思考を中心に考えてみましょう。


ダイエットをしよう!と決意すれば、どんなダイエット方法があるのかを、本やインターネットで調べて、自分に合いそうだと思ったら、実践してみますよね。


この時、「前か無か思考」をする傾向にある人は、「~でなければならない」と思うため、例えば、


炭水化物は控えなくてはならない

肉類を食べてはならない

夜8時以降に食べ物を食べてはならない

甘いものを食べてはいけない

野菜しか食べてはいけない


など、自分に制限を課します。




全か無か思考をする傾向のある人は、「○○を食べると痩せる」とした紹介番組や本に書いてあることを信じ、、

「○○しか食べてはいけない」と思いこみ、脳に余計なストレスをかけてしまうことになります。


この時、本当にそれが有効なのか?そのデータに信頼性はあるのか?体に悪い影響はないのか?体にいいにしても、一生それだけを食べ続けることができるのか?など、考えてみれば、様々な疑問が浮かぶのですが、「~しなければならない」にとらわれていると、その疑問が浮かぶ前に、自分がそうしなければならないというような考えが浮かんでしまうのです。


痩せることに対しての、マインドコントロールは、正しい判断を誤らせ、結果として自分に余計なストレスをかけてしまい、そのことがさらに いらいら → 栄養素・抑制性伝達物質の不足 → 食欲のコントロールができない → 過食 → 自己嫌悪(自分に対する強い怒り)

というような、悪循環に入っていくことになります。


痩せるために必要なのは、脳のリセットです。


今までの、ダイエットに対する誤った判断や理解を修正し、脳の機能を重視した食べ物=栄養素のとり方を実践していくことで、新しい考え方が生まれ、ダイエットに対するマインドコントールから自分を解放し、生きることを楽しむことができる。


自動思考から発する認知のゆがみは、私たちの行動をコントロールし、直接的影響を及ぼします。


でも、それは、他人に与えられたものではないため、私たち自身で変えていけるものもあるのです。


ダイエットをするということは、今までの考え方を見直し、自分の生きてきた過程を点検し、修正し、さらに新しい自分に生まれ変わるということだと思います。


体だけではなく、心も豊かに軽くなり、ストレスと向き合う強い心を持つことができる、いいきっかけでもあると思います。



日々の生活で、「デイリーハッスルズ」と言われる、些細なでき事のとらえ方=認知のゆがみが、私たちの体にストレスとして積み重なっていき、やがて大きなストレスとなって、体や心の変調につながります。


本当に些細なこと、例えば、


主婦の方であれば、


・いつもキッチンが片付かない

・買い物でいらないものを買ってしまった

・洗濯ものが思うように乾かない

・部屋が散らかっている


サラリーマンであれば、


・電車が遅れて遅刻しそう

・コピー機が壊れた

・インターネットが繋がらない

・電話がつながらない

・プリンターの調子が悪い

・パソコンが途中で止まった

・交通渋滞にあった


など、一見、自分たちの体に直接危害を加えることがなさそうなことであっても、その人が、それを気にしている状態は、何らかのストレスが体にかかっていることになります。


そして、周りの人に当たったり、口調が強くなったり、いらいらしてる雰囲気を撒き散らして、周りと関係がぎくしゃくしてしまい、それがまたストレスを生み出す。。


その時々で、原因を見直し、態度を改めて修正していければ、ストレスとして溜まっていくことはありません。


ただ、いったん強いストレス状態に陥ってしまうと、自分でその原因である「物事のとらえ方」を修正するのは困難です。さらに何がストレスの原因となっていたのか(その発端)が、奥底に埋もれてしまい、不快感情と現在の状況だけが自分を苦しめるような状態になってしまいます。


「物事のとらえ方」は、その人の経験から蓄積されてきたものであり、脳の奥深くに刻み込まれているもので、潜在意識の奥深くから湧き上がるイメージや考え=スキーマが元になっています。



もしも、周りにストレスを抱えている方がいらっしゃれば、その方の物事のとらえ方を否定するのではなく、物事をどのようにとらえているのかを、「自分で気づく」ようにサポートすることが大切です。


ストレスが大きすぎて、うつ病や心身症などの病気になってしまった場合には、医師やカウンセラーなどの専門家に相談し、適切に治療をする必要がありますが、まだそこまでではなく、少し体の調子がおかしいな、ストレスの状態からなかなか抜けられないというような場合には、周りの方が話を聞いて、サポートをすることで、ストレスの状態から早く抜すことができます。



人は圧力(人から言われたこと)では変わりません。


例え、見かけの行動は変わっても、考え方が変わらなければ、苦しみからは抜け出せません。


そこで、どのうにサポートしていくのか、修正していくのかを交えて、認知のゆがみを考えてみましょう。


まずは、


「全か無か思考」

100 か 0 しかないと思うこと。

完璧主義者で、100%でなければ満足しないという姿勢。


この場合、極端に判断するために、行動に制限がかかります。そして、動けなくなり、結果として何もできないことがよりストレスになってしまう状態。


特に、矛盾を抱えている女性では注意が必要です。



うつ病は、女性の方が多い疾患であり、男性の2倍程度の女性がうつ病に苦しんでいると言われています。

特に、結婚して妻になり、子供を生んで母となる20~30代の女性に多いとと言われています。

そして、この年代は、社会に出て、活躍する女性が多い年代でもあります。


共働きの夫婦が増え、子育てをしながら働いている方もいらっしゃいます。総合職や管理職として男性と対等に働く女性も増えてきています。


男女平等という名のものとに社会生活は営まれていますが現実は、やはり男性中心の職場も多いでしょう。


この、男女平等という考え方が、女性をさらにしんどい状況に追いやっているともいえます。


共働きの夫婦の場合、平等に家事をするというご夫婦もいるでしょうが、やはり育児や家事は女性が中心です。

他の人に言われなくても、自分自身がそう思っている場合もあるでしょう。


特に女性の置かれた状況は、いくつもの矛盾があります。


仕事では男性と同様に働くことが求められ、家庭ではいい妻であり母であることが求められます。

(自分が自分にそう課している場合も含めて)



まずは、矛盾しているということに気がつき、全て100%こなそうするのは無理であり、60~70%でよくやったと思うこと。


100%という目標は、誰が決めたのでもなく自分で決めたものなのです。


100%にはならないこと、100%でなくてもいいということを、周りの方が教えてあげる必要があります。


決して、その方の努力が足りないわけではないのです。


これを実際に、修正していくには、


「スモールステップ」といわれる方法がとられます。


自分が100%だと思う目標があったとして、

その、


10%は・・・

20%は・・・

30%は・・・

50%は・・・


と具体的に目標を立てて実行していきます。


その成果をたどる過程で、成功を積み重ねると、気持ちに余裕ができて、100%ではなくても満足できる自分に気がつくはず。


知識・意識だけではなく、実際に行動し、感情としてもち、脳の記憶に刻み込むことが大切です。


この刻み込まれた嬉しい感情・満足感が、物事のとらえ方を「全か無か」ではなく、「これくらいで良しとしよう」に変えていくのです。


今まで学習してきたことが全てではなく、新しい物事のとらえ方が身に付いたとき、ゆがみのサイクルから抜け出し、新たな学習として脳に刻み込まれ、今後どんな物事が起こったとしても、脳が満足した・喜んだ方法で認知することにつながります。









今日は、私の勤める薬局でもよく起る「何度も同じミスを繰り返す」という問題行動について取り上げてみましょう。


Aさんは、いつも同じミスをして注意されています。ある日、見かねた上司が、Aさんと話をしてみることにしました。



上司 : 「 Aさんは、何度も同じミスを繰り返すけど、それはどうしてだと思う?」


Aさん: 「すみません。注意不足です。」


上司: 「 たいていのミスは、注意不足ですね。それは、そうなんですが、なぜ集中できないのか、考えてみまし   

ょう。いつも、ミスしたときにどんな感情が浮かんできますか?」


Aさん: 「 また、やってしまった。って思います。それから、落ち込んでしばらくはそのことばっかり考えます。

でも、今度はミスしないでおこうって思っても、同じことをしてしまうんです。そんなに強く怒られないですが、それが、逆に、悪いなぁって思うんです。」


上司: 「悪いなぁって思うのは、誰に対してですか?」


Aさん: 「周りに迷惑をかけるので、みんなに対してです。」


上司: 「その時自分に対してはどんな感情が湧きますか?」


Aさん: 「何度もミスする自分が嫌になります。嫌だなぁって思って、何かしてもミスするんじゃないかなぁっていつもに不安になります。」


上司: 「ミスしていないのに、いつもミスするんじゃないかって思ってしまうんですね。」


Aさん: 「いつもじゃないですが、やっぱり自分が何かを頼まれた時とかには思います。」


上司: 「ミスしたときにはどうしますか?」


Aさん: 「些細なミスなら、特に言いません。自分でなんとか隠ぺい工作ではないですが、わからないようになおしておいたりします」


上司: 「きちんと自分でなおしているなら、結果的にはミスにはなっていないということですよね。でも、それを

「隠ぺい工作」ということは、自分ではミスを気にしているということですね。」


Aさん: 「ばれてはいないけれど、自分ではミスしたことはわかっているので、嫌になります。上手く隠せても罪悪感はあります。」



ここまでのお話しで、Aさんは、ミスをすることが嫌なのではなく、自分に対して嫌だと変化したことに気がつきますか?そして、それを隠そうとする自分に対しても嫌だと感じています。



これは、私が勤めていた薬局で実際に話をする中で出てきたものなのですが、「自分が嫌」「罪悪感」というのは、自分に対する強い怒りのエネルギーなんです。


その、怒りのエネルギーが波及して、不快な感情を生み、ミスをまだしていないにも関わらず、「ミスするんじゃないか」という不安から抜け出せないでいます。


脳は、考えたことを結果に表すという仕組みをもっていますので、「ミスをするんじゃないか」と思う時点で、過去のミスした記憶の回路が活性化され、無意識のうちに同じような行動をとり、結果としてミスをしてしまうということになるのです。



そして、隠ぺい工作やうそをつくこと(これを意識している場合)は、そのこと自体が自分の価値を下げることになるんです。


認知のゆがみでいえば、破局的考え(常に否定的な結果を予測する)や自己成就的予測(悲劇が悲劇を生む)などに繋がります。自己否定から自信をなくし、行動が制限されることにまります。

ミスに対する自分の行動が、結果的に自分の価値を下げているということを認識するだけでも、今後の行動が変わり、自分に対する怒りの感情から抜け出せるということに、気づいてもらうことが大切です。

Aさんには、

ミスへのとらえ方=自分で対処でき、人に迷惑をかけないものはミスにはならない ということと、それを隠しても自分ではわかっているので、隠すこと自体がストレスにもなっているのでは?ということを交え、ミスだと思った時には、隠すのではなく、「こういうことがありましたが、こうしておきました。}と自分から対処法を言ってみたらどうかと話をしました。

(それでも、Aさんの行動を取り上げて、注意したり怒ったりするような上司であれば、その上司の方に問題=ゆがみがあります。 そういう人は、本来上に立つべきではありません。)

自分でやるのと、人から指摘されてやるのでは、心の感じ方や物事のとらえ方が全く異なるのです。


それに気がつくだけでも、Aさんにとっては経験となり、自分の行動を変えるきっかけになると思います。


「ミスを繰り返す」という結果を取り上げて、注意するのではなく、なぜその人がミスを繰り返すのかを考える機会を与えることが、その人が変わるきっかけになるのではないかと考えています。



「こんばんは。


この間、ブドウ糖の話を聞いて、いらいらした時にはチョコレートをひとかけら食べるようにしました。

ストレスと食べるものって、すごく深い関係にあるんですね~」



そうですね、食べることはとても基本的なことだけれど、健康な体と心を作るためには、何を食べるか?がとても大事になってきますね。


そして、その「食べる」という行為は、ライフスタイルや考え方、ものの見方や人とのコミュニケ-ションなどその人の「本来の姿」の表現方法だとも言えますね。


だからこそ、大切にきちんと考えていく必要があるんですね。


今日は、ブドウ糖ではなくて、「レプチン」という物質についてみてみましょう。


血液中のブドウ糖は、食事をとるに増えて、食事をとらないと減り、血液中の濃度にかなりの変動があります。

それは、炭水化物が消化されてできるブドウ糖は、その体内含有量が摂取量の2倍程度しかないため、少しの増減が大きく影響するためだと言われています。


だから、短期間の摂食行動を説明する指標になるんです。


でも、毎日の食事の量は一定ではないし、エネルギーの消費量も休日と平日、仕事と遊びなどで同じではないですよね。


だからといって、極端に体重が毎日変わってしまうということはないはずです。


「それも、ホメオスタシスと関係があるんですね」


そうですね、食事の量に応じて変動しないように体が自分の体を維持するように働きます。


ここで、体内の脂肪の量に注目。


体の中の脂肪の量は、糖質に比べてはるかに多く、短期的な食事量の変化に対してはあまり変化しませんが、長期的には増減します。


脂肪細胞から分泌される「レプチン」という物質は、インスリンやグルココルチコイド・カテコールアミンなど多くの物質によって調整されていますが、血液中の濃度は、絶食すると低くなり、食事をとると上昇します。


これとは別に、体脂肪との関係が深く、肥満では血液中のレプチンの値が高いことがわかっています。


レプチンは、体内の脂肪量を反映するシグナルとして、視床下部の受容体に働くと、それをきっかけに他の食欲を抑える物質が働くのですが、太っている人の場合は、このレプチンをが上手く働かずに、摂食行動を抑制し、エネルギーバランスを保つというレプチンの本来の機能が落ちてしまうと言われています。



この他にも、消化管からの迷走神経の刺激やインスリンなど、多くのシグナルが脳に働きかけて、体の機能を維持するように働いています。


「上手にダイエットするには、この体の機能を理解して、その機能を壊すような食行動をしないことが大切なんですね」


この、体を本来の姿に維持する機能を無視して、無理な食事制限をすると、これらのバランスが崩れたり、働きが鈍くなってしまって体が本来の機能を保つ力がなくなってしまうんですね。



「こんばんは、昨日は甘いものを食べることは体の声だって話を聞きました。


でも、どうやって体はもうお腹がいっぱいとか、お腹がすいたって思うのかな?


お腹が空いていないのに、いらいらして食べてしまうのはどうしてなんだろう?


今日も、教えてください。」



こんばんは、今日はもう少し詳しく、食べたいな~って思う時の体の仕組みを知りましょうね。


これには、前にもお話しした、「大脳辺縁系」のシステムが関わっているんです。


その中でも、末梢からのシグナルを受け止め、大脳新皮質からの指令と組み合わせて、体に指示を出す仕組みは、

脳の奥深くにある、「視床下部」というところで行われているんです。


ここには、摂食中枢と呼ばれる、「お腹が空いたよ~食べたいよ~」と指令をだす部分と、「満腹中枢」と呼ばれる、「もうお腹いっぱい。食べるのをやめてください」と指令を出す部分があって、体の中の様々な成分が増えたり減ったりすることや、消化管などから延びる神経の働きでその情報をキャッチして、体の調整をしています。


食事をとると、血液中に「ブドウ糖」が増えるというのは前回お話しましたね。

この他にも、細胞の中にブドウ糖を取り込み、エネルギーとして使えるようにする「インスリン」という物質も増えます。


また、レプチン・ノルアドレナリン(副腎皮質ホルモン)・コレシストキニン(消化管ホルモン)が増えて、食事を中止するように働きかけます。


これらの成分の増減とともに、代謝の流れにも変化が起こります。


ブドウ糖が血液中に増えるため、これを貯蔵する肝臓のグリコーゲンの合成が促されます。また、ブドウ糖から体が使いやすいエネルギーを作るために、「解糖系」と言われるエネルギーの変換システムが活動します。


反対に、グリコーゲンを分解して、血中のブドウ糖を増やす「糖新生」と呼ばれるシステムはその働きが抑えられます。


これらの栄養素をもとに、中性脂肪や体のタンパク質が作られる方向に働きます。



空腹では、血液中のブドウ糖は下がり、ブドウ糖がないためにインスリンも減ってしまいます。


エネルギー源のブドウ糖が少なくなるため、肝臓に蓄えられているグリコーゲンやアミノ酸からブドウ糖が作られ、さらに中性脂肪が分解されて、遊離脂肪酸を増やします。


エネルギーを作るために働く「解糖系」にブレーキがかかり、体は節約状態になります。



「ただ、食べ物を食べるってだけなのに、体の中ではいろんな情報が総動員されて、体を保つための食事ができるようにしてるんですね。



でも、なんでいらいらしたときに、お腹が空いていないのに食べたいって思っちゃうんですか?」


脳の仕組みは複雑で、これがそうだって言う答えは難しいですが、いらいらするということは、脳の中の伝達物質のバランスが崩れているということなんですよ。


食事からとった栄養素が、様々な過程を経て、脳の中の伝達物質の原料となるんです。

以前に、「人間は食べたものから作られる」ということを説明したことがあるのですが、この脳の働きも食べたものを原料にして作られた「伝達物質」のなせるわざ。


人間の脳は、本来の姿=定常状態にするために、働いていますよね。


この働きは、大きく


神経を興奮させる物質 と

神経を鎮める物質 


に分けられます


興奮性の物質としては、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドパミン・エンドルフィン・・グルタミン酸などがあり、

抑制性の物質は、セロトニン・γ-アミノ酪酸 などがあります。


興奮したら鎮める。沈んだ興奮させて活力を取り戻すということをして、そのバランスをとっているんです。


いらいら=興奮したら、そのいらいらを抑えるために、神経の興奮を抑える物質が必要になりますね。


情緒を安定させるのは、セロトニン。

セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られるのですが、このトリプトファンの脳内への取り込みは、インスリンに影響されると言われてます。

そして、インスリンを増やすのは、血液中のブドウ糖ですよね。


結果的に、甘いものやごはんなどの炭水化物は、脳内のセロトニン量を増やすことで神経を鎮める働きをしているんです。


ごはんを全く食べないことや、甘いものを全く食べないことは、脳のエネルギー不足だけではなくて、いらいらする原因になってしまうんです。


いらいらしたら、甘いものが食べたくなるっていうのも、体の反応の一つなんですよ。


いらいらしたときに、「ものすごく野菜サラダが食べたい!!」とは思わないですよね。

たいてい、甘いもの、菓子パンやケーキが先に思い浮かぶでしょう。


ストレスによって、脳の興奮が常に起ってしまっていると、一時的な過食ではなくてずっと過食状態になってしまって、太るんです。


いらいらから来る過食は、もっと複雑な脳のシステムで生み出されるのですが、食べたものとの関係だけでいうと、本当にお腹が減っているわけではなくて、脳がいらいら・興奮しているのを鎮めるための代償行為といえますね。


なんだかわからないのに食べてしまうのではなくて、この脳の仕組みを知っていると、あ~これは、いらいらしてるから食べたくなってて、ほんとは食べたくないんだよねって、体の本当の声に耳を傾けて、ブレーキをかけてみましょう。


エネルギーが不足していてお腹がすくのか?

ただ単にいらいらしていて食べたいのか?


この違いを知り、コントロールすることは、脳や体の働きにとってとても大事なことです。


それでも食べたければ、きちんと甘いものを脳に届けて、いらいらを鎮めること。


理性が働いて、食べてはいけないっていう指令を出してしまうと、いらいらが治まらずにもっといらいら・いらいらして、いつか爆発=リバウンド してしまうことになるんです。


いらいらするのは、何が原因なのか?


本当に、焦点を当てるのはその原因の部分であって、「いらいらして食べたいって思う心を抑えること」ではないんですよ。


このいらいらの原因を考えるのは、前回出てきた、認知のゆがみがヒントになるかもしれません。








「ホメオスタシス」 という言葉を聞いたことがありますか?


ホメオスタシスは、恒常性とも言われる、私たちの体に備わった素晴らしい機能です。


体の機能の全ては、このホメオスタシスが原点といってもいいでしょう。


しばらくは、自分の体をよく知るために、体の機能についてみていきましょう。


少し難しい言葉も出てきますが、ある女の子に登場してもらって、一緒に勉強していきましょう。


ここで登場するのは、ダイエットをしたいと思っている高校生の女の子。でも、ダイエットをする前に体のことを勉強して失敗しないダイエットをしようと思っています。


それでは、さっそく、、一緒に勉強しましょう。



「最近、友達からちょっと太った・?って聞かれて、体重が気になってきました。ダイエットをしたいと思ってるんですが、何をしたらいいのかよくわかりません。


友達に相談しても、「ごはんを減らせばいい」「甘いものを食べなきゃいい」「朝はヨーグルトだけにしたら痩せる」って嘘ともほんとともわからないようなこと、言われるんですよね。


確かに食べないと痩せるけど、それってホントに体には影響ないのかな。


雑誌や本をみても、たくさんいろんなことが書いてあって、混乱してきます。


きちんと、自分の体のこと勉強したいので、教えて下さい。」



はじめまして。

こちらこそ、よろしくお願いします。


さっそくですけど、今日は人の体の基本的なことについて勉強しましょうね。


確かに、食べないと体重は減っていくけれど、これは、人の体にとってはとっても危険なことなんです。


ダイエット食品だけではなく、カロリーが低いこんにゃくや寒天など、○○ダイエットと菜のつく単品ダイエットが世間で持てはやされたこともありますが、いくら体にいいからって、そればっかりとることは、体にとっては嬉しいことじゃないんです。


それは、人間の体は、「ホメオスタシス」と言われる機能が備わっていて、全身の細胞や内臓の機能を変化させて、常に内部の環境が一定に保たれるように働く素晴らしい機能があるからなんです。


人が本来あるべき姿とでもいいましょうか、「バランスがとれた状態」から、「ずれ」が起こると、この情報が、血液中の成分や求心性神経と言われる、末梢の神経から脳に伸びる神経によって、脳に伝えられます。


脳で、統合処理された後、どうすればいいいのかを、遠心性神経(脳から抹消の組織へ伸びる神経)やホルモンによって全身の臓器に伝えられて、この「ずれ」を修復するように働くんです。


「へ~、意識していなくても、体はきちんと「本来あるべき姿」を求めて働いてくれているんですね。」


そうなんですよ。

そして、食べ物を食べたいと思うことも、このホメオスタシスが深く関係しているんです。

食べ物からとった、たんぱく質・糖質・炭水化物は体のエネルギーや体を作るもとになるっていうのは知ってますよね。


これらの栄養素は、体の中に入ったら消化・吸収されて、常に、体の構成成分や運動などで消費されます。特に、炭水化物は、人が働くために必要なエネルギーの元。最終的には水と二酸化炭素になりますが、その過程でエネルギーが作られて、熱として体の外に出されているんです。


こうして、体のエネルギーレベルが落ちると、体はこのエネルギーレベルを回復させるために、全身の運動器官にご飯を食べるようにうながして、さらに、体のエネルギーがこれ以上減らないように、エネルギーの消費を節約・減少させるように働くんです。

 

「私、いつもお昼になるとおなかがぐーってなって、恥ずかしいんです。でも、これって脳がごはんを求めている合図だったんですね。」


そうですね、他にも、たくさん勉強したら頭がぼ~っとしてくることもあるでしょう。これは、脳がエネルギーを欲しがっている証拠です。、また。体のエネルギーレベルが低下した状態では、痩せにくい体になっています。


脳の神経細胞は、ブドウ糖しかエネルギー源にできないので、同じ甘いものでも人工甘味料を使った甘いものをとると、全くエネルギーにならないので、一時的に空腹感は治まっても、もっとぼ~としてきたり、それが引き金になってたくさん食べてしまうこともあるんです。


ブドウ糖は、後にもでてくるけれど、満腹中枢を刺激して、もう食べなくていいよ~って脳に知らせる重要な働きもしているんですよ。


「ってことは、カロリーオフとか、カロリーっていう甘いものは、脳が欲しがっているものじゃないんですね?」


脳は複雑な構造をしているから、本当におなかがすいていないとき、例えばストレスでいらいらしたり、見て美味しそうだな~って思っても食べようっていう指令を送るんです。


でも、本当に脳がエネルギーを必要としている時には、きちんとブドウ糖をとってあげないと、脳はエネルギー不足になって、判断を間違ったり、機能が落ちたりすることもあるんです。


また、「、もう食べなくても大丈夫」っていう指令が来ないので、結果としてたくさん食べてしまうことにもなるんですよ。


「そうなんですね~・甘いものを食べたら太るっていう意識があったけど、甘いものも脳の栄養には必要で、摂らないと食べなくてもいいよっていう合図が分からなくなってしまうんですね」


ブドウ糖は、甘いものだけではなくて、ごはんや麺類などの炭水化物が消化されてできるものでもあるので、、甘いものを無理して食べる必要はないけれど、ごはんや麺類は、消化されるのに時間がかかるので、本当にぼ~っとしてきたときには、ちょっと甘いものをつまんで脳のエネルギー補給をしてあげるといいんですよ」


「ダイエットは甘いものを我慢しなくちゃいけいないって思ってたけれど、ちょっとくらいなら食べていいんですね」


きちんと脳のエネルギーを考えてあげて、脳が嬉しくなるようなダイエットをすれば、体はきちんと応えてくれるはず。


勉強して、友達にも教えてあげて下さいね。


次は、もう少し「食べたい」「もうおなかいっぱい」と思う時に、体の中でどんなことが起るのかをみてみましょう。