出雲大社~御本殿~ | 歴史と文化と和の心♪

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こんにちは☆

前回の記事にて出雲大社の参拝ルートをご紹介いたしたしましたが、今回は大国主命が祀られている御本殿をピックアップいたしたいと思います。

出雲大社の御本殿(附内殿・棟札、いずれも国宝)はおよそ10.8四方の大社造でして、天照大神を祀る伊勢神宮の「神明造」と共に、代表的な神社建築様式のひとつとなります。

切妻造・妻入りで檜皮葺の屋根の上には、長さ7.9mの千木2組と、長さ5.45mの勝男木3本がのっております。

神社建築の中でも日本一を誇る24.2mの高さがありますが、10世紀末、源為憲(みなもとのためのり)が著した『口遊(くちずさみ)』には、当時、諸国の大きな建築の順として「雲太(出雲大社)、和仁(東大寺大仏殿)、京三(平安京の大極殿)」と記されており、本殿の高さは16丈(およそ48m)とあり、現在よりはるかに高かったことが伺えます。

平成12(2000)年、本殿八足門前の出雲大社境内遺跡より、心の御柱・側柱・宇豆柱が発見されました。写真のように、3本の杉の巨木を丸太に束ねた格好で、宇豆柱は1本の柱材が直径1.35m(‼)もあり、束ねた直径は3mにもなるそうな。

・・・ちなみに現在の宇豆柱は直径1mにも満たないといいます。

また、古代の本殿の1/10の模型や、宇豆柱が、隣接する島根県立古代出雲歴史博物館に展示されておりましたので、こちらは後程ご紹介いたしたいと思います。

ちなみに、殿内の神様は西向きに鎮座されているため、実は八足門からお参りすると、横顔を拝んでいることになるのです。

本当の正面はこちらになります。

拝礼所もあるので、こちらからのお参りもお忘れなく。

中には入れませんが、このように内部の建物の配置図が設置されているので、ありがたいです。

なお、御本殿裏手には平成の大遷宮を記念して造られたうさぎの像がたくさんあります☆

うさぎの像は境内各場所に置かれており、めっちゃくちゃかわいかったので、こちらも後日詳しくご紹介いたしたいと思います。

 

 

 

・・・猛暑日が続きますので、熱中症にはお気を付けくださいませ(´・ω・`)