こんばんは‼
史跡巡りレポ島根編、いよいよ出雲大社に参拝してまいりたいと思います。
出雲大社の鳥居は正式には「宇迦橋の鳥居」からスタートになるのですが、今回は二の鳥居である「勢溜の鳥居」からスタートです。
出雲大社は2008年4月よりおよそ60年ぶりとなる「平成の大遷宮(神殿の修造に伴い、御神体を一時的に移すこと)」が行われ、今年の3月に終了いたしました。
訪れたのは、終了1ヶ月前の2月。
貴重な期間に訪れることができ、これもまた一つの「ご縁」だと思っております。
勢溜の鳥居をくぐると、全国的にも珍しい、下った参道が出てまいります。
ここはもともと砂浜だったらしく、その名残でこんな形をしているのだとか。
その参道右手には「祓社」と呼ばれるお社が。
身の穢れを清めてくれる「祓戸神四柱」が祀られており、まずはここで心身を浄化します。
・・・ちなみに神社の御参りは、一般的に
「二礼 二拍手 一礼」
ですが、出雲大社では
「二礼 四拍手 一礼」
になります。
気を付けてお参りを‼
参道を抜けると、「祓橋」を渡ります。
ここからの川も必見です☆
橋の奥にあるのが、三の鳥居である「中の鳥居」です。
この先には樹齢400年と言われる松並木の参道が広がります。
ただ、この鳥居の中央は神様が通る道なので、人の通行はNG。
参道の端を進んでゆきます。
松の参道を抜けると、手水舎です。
ここで身を清めます。
一、左手を清める
二、右手を清める
三、口をすすぐ
四、柄杓を清める
・・・これは一般のやり方でOKです。
身を清めたら、最後の鳥居である「銅の鳥居」へ。
その名の通り、銅で出来た鳥居でして、天正8(1580)年に毛利輝元が寄進し、寛文6(1666)年に孫である綱広が改めて寄進したものだといいます。
なお、この鳥居のすぐ近くに牛馬舎があります。
青銅で出来た牛と馬は、神様の乗り物とされます。
牛は太宰府天満宮などが有名ですが、撫でると勉学が身につくとか。
馬は子宝・安産の御利益がいただけるといいます。
銅の鳥居をくぐれば、立派な総檜造の拝殿が目に留まります。
奉納行事などが行われる社殿でして、かつて江戸時代に造営された拝殿は昭和28(1953)年に焼失。こちらは昭和34(1959)年に再建されたものだといいます。
そして‼御本殿です‼
御本殿は次回の記事で詳しくお話いたしますが、延享元(1744)年の造営から4度目の遷宮を終え、パワー漲る場所でしたね‼
通常中へは入れないため、こちらの八足門からお参りします。
玉垣から覗く御本殿は、圧巻です。
この裏手に末社である「釜社」と呼ばれる食物の神様が祀られたお社があるのですが、現在お引越し中。
その仮住まいが。
十九社と呼ばれるところ。
旧暦10月を一般に「神無月」といいますが、ここ、出雲では「神在月」と呼ばれます。
十九舎では全国の神様のお宿、所謂ホテルのような場所なのだそうです。
十九舎は東と西とあります。
10月は神様たちは会議中なので、静かにしましょう・・・。
そしてこちらは、スサノオを祀った「素鵞社」。
スサノオは「ヤマタノオロチ」の話で知られますね!
大国主命を見守るかのように鎮座しておりますので、ここのお参りも必須です。
こちらの二社が、天穂日命と宮向宿祢が祀られた「氏社」になります。
いずれも出雲大社宮司家の祖先神を祀っているのだといいます。
お参りを済ませたら、御守所で御守を受けます。
平成の大遷宮の期間のみの御守を受けることができ、大切に持ち歩いております。
おみくじにも、「本年はおよそ運勢はいい方向へ向かっている」といいことが書いてましたので、こちらもお守りといっしょに持ち歩いてます(ちなみに〇吉というのは無いそうです)
御朱印は、祈祷所でいただくことができます。
さて、忘れてはならないのがこちらの神楽殿。
西側の門を出た場所にあり、注連縄が有名ですね‼
注連縄の重さはおよそ4.4t、長さはおよそ13.5m、胴囲およそ8mと、とにかく巨大です‼
5~8年に一度、掛け替えがあるそうで、さすがにクレーンを使うのだそうな。
なお、出雲大社の注連縄の絞め方は特徴的でして、左側から綯い始められております。
これは「大国締め」と呼ばれる綯い方で、出雲大社では「左側が神聖」だからだといいます。
ちなみに、神楽殿の前には巨大な国旗掲揚台が。
どこからでも見えるこの掲揚台は日本最大で48mもあるのだそう。
なお、国旗の広さは75畳分、重さ49㎏(‼)。
な、何人がかりだ・・・Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
しかしこの国旗、意外とTVでよく見かけます。
そうです。
N●Kです。
放送開始と放送終了で日の丸をバックに君が代が流れますが、あの日の丸はこちらのものなのだそうです。
実際に見ると物凄い迫力でしたね‼
学生時代、映像散歩→君が代の流れが好きだった私は、感動でした(笑)
ということで、参拝は一通り完了です☆
日本屈指の「パワースポット」として知られますが、明らかに違った空気を感じました。
疲れて「ずーん」とした得体のしれない重みが、一気に澄み渡ったような気分になりましたね!
神頼みだけでなく、日々の感謝の気持ちと、努力も大切だなと、改めて思いました次第です。
出雲大社編、まだまだ続きます。