この記事の続きです。


 土地を売る時にかかる費用も知っておく


 不動産をいざ現金化しようという時にガックリしないよう、ざっくりでも掛かる費用を知って、覚悟しておくべきです。

以下、古くなった戸建住宅の売却経費をご確認下さい。


・解体更地にするために必要な費用

 建物、外構の規模にもよるが約100万円~

 (規模による)

 敷地内によう壁があると高額化する


・所有権移転登記費用

 土地の評価額によるが土地取得時と同じぐらいかかる。約10万~


・建物滅失登記費用(建物を消す登記)

 5万ぐらい


・売却時の仲介手数料

 売却額の3%+6万円+税 ※売却額による

 (3000万なら105万6千円)


・測量費(不要なこともある)

 境界杭がなくなっていたり、隣地との境が分からない時にする測量作業費。確定測量図作成費。大きな土地や接してる隣地が多かったり、隣地所有者が遠方だったりすると高額化する。目安約30万円~(条件による)


・地中埋設物撤去費用(なければ不要)

 前の記事にも書きましたが、土地には予想外の物が埋まっている事があり、この撤去費用は所有者負担になる事が多いです。数十万~数百万円。掘ってみないとわからない。↓



・書類作成費(必要であれば)

 権利書(登記識別情報)の紛失時に司法書士に作って貰う。7万円ぐらい。


・税金

 取得費との差額で利益が出た場合、利益の約20%(五年以下の短期転売なら39%)


抜けてる項目があったらすみませんが、どんなに安くとも建物があれば最低250万円(+地中埋設物ある場合撤去費用数十万~)ぐらいはかかる可能性があります。


 相続はさらに要注意!

 

親が住んでいた古い家を相続する時、上記の売却経費を考えないままとりあえず不動産を取得してしまうと、土地の価格が安い場所だと売却経費の方が高くつく事もあり、土地を売ったのに儲けがなく、逆にお金を払わないといけなくなり、相続放棄した方が良かったガーンとなる事があります。


いろんな状況が絡むので、正確な額は見積をとってみないと分かりません。


次の記事では

実際の取引を例に、手残りがどうなったか紹介します。


続きばかりですみません。