天候が悪いとコロの動きが悪くなるのでレールの準備まででした。
この現場をご依頼いただいた際には、レンドローラーを持ち込んでもらってベアリング付きの車輪で軽く曳くつもりだったのですが。
予想以上に重かったので、急遽、鉄コロで曳くことにしました。
コロ曳きはレールの上を車輪が動いてゆくのと違って、角度を誤るといきなり違う方向に動いてしまうので、気を配らなくてはなりません。
もちろん弟子の飯田くんとかはコロ曳きは初めての体験です。
自分も30年ぶりくらいです。身体は劣化しておりますが(苦笑)経験は残っております。
この日も前方を協力会社が見てくださっていたんですが・・
家の下は「曳家岡本」チームが担当。
で・・・コロの角度が悪かったのか?鉄板を敷いた上に枕木、レールを置いているのすが、バランスが悪く沈下したためなのか?家の後方が1・5cmほどセンターからずれたのを発見!
曳くのを停めてもらって、コロの角度を直して、進ませながら柱がレールのセンターに戻るように細工します。
移動完了です!
画像の左側真ん中に見えている新しい道路の擁壁の工事が停まっている部分から、家が外れましたので、月末には道路の拡幅工事が再開していただけます。
家の下に残ったレールを採り省いてゆきながら、ジャッキダウンの準備が始まります。
重い家の曳家工事の怖さはやっている者にしか判らない・・かもです(笑)