注文住宅をハウスメーカーで建てると失敗する件 | 酒井設計ブログ

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酒井利美
建築設計、確認申請、検査
民泊セカンドハウス

こんにちは、酒井です。

今回は以前書いた記事をリライトしています。

朝一投稿です(^^)




● 注文住宅をハウスメーカーで建てると失敗する件

注文住宅を得意とするところと、そうでないところに分かれます。

ハウスメーカーは、注文住宅が苦手です。

ハウスメーカーの作りたい家になってしまうからです。

では、ハウスメーカーの作りたい家とはどんな家なのかと思いますよね。

それは、ハウスメーカーの規格で建てた家のこと、つまり会社が「儲かる家」のことです。

利益を最大限に取れる「一番儲かる家」を提供します。

結論、建築主は「一番損する家」になってしまいます。


ここからはハウスメーカーの家の違いについて詳しく書きます。

ハウスメーカーの家は、どれも同じに見えます。

えっ、酒井さん。

ハウスメーカーは、外観のデザインが違うじゃないですか?

と、突っ込まれそうですが、確かに違うデザインだと思います。

私もそれは分かります。

でも何となく似ていますよね。

それは、使っている材料が同じだから。

なので、同じような建材で建てているからということになります。

オリジナルで作っているところもあるのではないのですか?

と、また言われそうですが、そうですよね。

でも、量産された建材であることには変わりないでしょう。

ここでいう建材というのは、「新建材」のことです。

戦後に登場して来た新しい建材です。

大量に安く生産されたものです。

たとえば、合板の表面に床の模様が印刷されたビニールが貼ってあるフローリング。

壁に使われるビニルクロスもそうですね。

グラスウールという断熱材もですね。

ハウスメーカーでは、一般の工務店が使うようなものよりもさらに安いビニルクロスを使っています。

新建材で出来た家であれば、ほぼ同じ家というくくりになるでしょう。

戦後の日本で、大量に安く建てるために作られた材料です。

ですから、住み心地はどうでしょう?

快適とか安心、安全とか、健康というキーワードはどこにも出て来ません。

現在の日本の家というのは、たくさんの大手ハウスメーカーが建てています。

新建材でたくさんの家を、コストがかからずに建てているのです。

では、新建材ではなく今までの建材というのはどういうものでしょうか?

手があまり加えられていない自然な材料です。

手作業で行うので手間がかかる材料です。

大工さんのレベルが高くないとできません。

当たり前ですが、今のハウスメーカーの大工さんでは使いこなせません。

なので、世の中にはハウスメーカーの大工さんとそうでない大工さんがいるのです。

ハウスメーカーだと大工さんの単価も安いので手間のかかる家を造れないのです。

これからの家づくりでは、ハウスメーカーの家と、それ以外の家の違いを良くてみてください。


ハウスメーカーの家の特徴は、規格住宅が得意ということになりますね。

注文住宅を建てるなら得意な人に任せるのがベストです。

注文住宅を建てるなら住宅設計が得意な建築設計事務所へ依頼するといいです。

私も設計事務所をしてるので宣伝になってしまうのですが、全国にいますから相談されると良いでしょう。

もちろん、私のところに相談していただいても大丈夫です(^^)

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ではまた!

酒井