在来工法とプレカット | 酒井設計ブログ

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酒井利美
建築設計、確認申請、検査
民泊セカンドハウス

こんにちは。酒井です。

私の住んでいる福島県の裏磐梯は雪がうっすらと積もりました。

最高気温もマイナス1度、最低気温がマイナス4度までになるとか。

寒くなって来ました。

除雪するほどではありませんが、冬になったなぁと実感しますね。

さて、前回の記事の続きを書いていたら
パソコンがフリーズしてしまい
記事が消えてしまいました。

意外と長い記事を書いていたので
最初から書き直そうとすると気が重いです。

同じ記事ではありませんが、
新たに書いてみようと思います。


前回は、プレカットについて触れました。

プレカットは、在来工法という日本の伝統的な工法を用いながら
工場であらかじめカットしてから現場で組み立てるもの。

カットする前には、何度もチェックして確認しながら、
コンピュータに入力されたとおりに、柱1本、1本ずつ、
梁を1本1本ずつカットされます。

チェックが未完了になってしまうと、
現場ではたいへんなことになってしまうので、
慎重に進めなければならないところでもあります。

そのプレカットという工法が出て来る前は、
大工さんが作業場で、1本1本の材木に対して
墨付け(すみつけ)を行ってからきざみます。

材木をカットすることを、きざみ、または、きざむと言います。

大工さんでも経験の積んだ方しか出来ません。

大工さんの経験年数を知るには、
このきざみをやったことがあるかどうかで
大きな差になって来ます。

将来的に家づくりを考えられている方は、
大工さんに「きざみやったことありますか?」
と聞いてみると良いかもしれませんね。

宮大工という大工さんとしては一流の方もいますが、
一般的な住宅建築では人数が少ないので、
その中でどのような技術を持っているか知るには、
きざんだことがあるかどうか?で
力量がある程度把握することが出来ます。

ではまた!