先日は、

こちらの学校にお邪魔して参りました。

 

 

 

国学院大学久我山中学高等学校。

(杉並区久我山。最寄駅:京王井の頭線 久我山)

 

ブログタイトルが

「38-2」となっておりますが、

 

これは、こちらのご紹介記事が

「2回目」であることを示しております。

 

前回の記事は

↓こちら

 

 

 

都内ではめずらしい、

「男女別学」の学校です。

 

生徒さんたちは

男女とも、同じ校門から登校しますが、

向かう教室は別の棟。

 

【男子部校舎】

 

【女子部校舎】

 

 

女子部の方が小さく見えますが、

生徒比率でいえば、

圧倒的に男子の方が多い学校です。

 

 

授業も最後まで

男女別れた校舎で受けますが、

 

たとえば

吹奏楽部や弓道部などの部活は

男女合同ですし、

生徒会や委員会、

体育祭・文化祭なども男女合同なので、

 

「男子校」「女子校」っぽく

過ごす生徒もいれば

「共学」っぽさも体験しつつ

過ごす生徒さんもいらっしゃいます。

 

 

「國學院大学」の付属校なので

内部推薦制度もあるにはありますが、

國學院大學に進む生徒さんは

わずか7%。

基本的に他大学受験を目指す

進学校です。

 

ただし、

女子CCクラスは

(CulturalComunication)

グローバル教育を重んじ、

英語や多様性などを考える機会が多いためか

進路についても

ほかのクラスより多様化する傾向があり、

國學院大進学率も

ほかのクラスより圧倒的に高い数字に

なっています(それでも23%)。

 

男子部・女子部ともに

最難関国公立・私立大、

医学部進学を目指す

「STクラス」が設置。

ほかに、

女子部では前述の「CCクラス」、

男子部には「一般クラス」が

設けられています。

 

高校からの募集もありますが、

高入生と中学からの内部進学生は

同じクラスになることはありません。

(中高一貫生は、特に英数において

先取り授業を行うため、進度が合わない)

 

 

特徴的な授業として、

男子部では

体育とは別に「武道」の授業が

中高6年間あります。

中1で柔道、中2で剣道を学び、

中3以降はいずれか一方を

自分が選択して続けます。

 

女子部には

「女子特別講座」が6年間設置され、

華道や茶道、

能楽や日本舞踊などを学びます。

 

日本文化~日本の心を学ぶあたりは

國學院大付属ならではと

言えるかもしれません。

 

 

昨年の説明会においては、

男女別学のメリットとして、

 

男子・女子、

成長過程において

適する指導法が異なるため、

別学の方がより効果的な学習がすすめられる

というお話があって、

なるほどなぁ、と思いました。

 

また、生徒主体で

いろいろな変化も起こっている、とも。

文化祭は、教室割であるとか

プロモーションビデオの制作とか

そういうのを

1から生徒さんが行うそうです。

 

今は、

「生徒会規約」の改訂を

生徒さんが中心となって行っているそうです。

これによって、

中学・高校統一の生徒会活動が

スタートしていくようです。

 

 

同校の話題になると

「厳しい学校」

というフレーズが

よく出てきます。

「久我山って、厳しいの?」

という具合に。

 

実際、今回の説明会でも

「久我山は『厳しい』と言われますが」

というフレーズが

何度も出てきました。

 

 

パンフレットの校長先生のお言葉にも、

「多様化する価値観、

AIの進歩など、社会は

予想を遥かに超えるスピードで

変化しています。

 

しかし、

見失ってはならないものがあります。

 

「伝統をまもる」

「伝統を継承する」ことは

古いものに縛られることでなく

よりよい未来を築き上げていくことです」

(鎌田要約)

 

 

とありまして、

 

「大切なことは変わらない」

というお気持ちが伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントに厳しいんですか?」

 

 

先生にお聞きしちゃいましたw

 

 

結論を書きますと、

「あたりまえ」のことを

「あたりまえ」にできるように

という教育、す。

 

 

たとえば、

 

・挨拶をきちんとする。

・時間をしっかり守る。

・頭髪・服装を整える。

 

 

さらに具体的に書きますと、

中1のかなり早い段階で、

「5分前行動」を徹底指導するそうです。

宿泊学習の際に

5分前集合、5分前着席など。

 

頭髪については

女子の髪型は4種類に定まっていて、

一定以上に伸びたら

三つ編みするように指導しているとか。

 

あと、授業における「提出物」は

必ずその日中に出させるようにしている。

宿題についても

「しっかりやろう!」と

先生方がこまめに声掛けをされるそうです。

 

 

 

・・・なるほど、

現代の価値観からすると

ちょっと窮屈に思う人も

いらっしゃるのかもしれませんが、

 

 

あいさつをしっかりしよう、

5分前行動をしよう、

提出物・宿題は、ちゃんとやろう、

 

 

ボクにとっては

ぜんぶ「あたりまえ」

ことじゃん、

って思います。

 

「あたりまえ」だし、

「人として必要なこと」、

 

それを

「身につけるべきとき」の中高生に

教えていただけるというのは

とっても喜ばしいことなんじゃないかなぁ、

と、思います。

 

 

(ボク自身、

「生徒が遅刻したときに

『遅刻はよくない』と

年少者に教えてあげるのは

たとえ歳の差がほんの1年だけだとしても

年長者にとっての義務だ」と

新人講師の研修のときに語っています。)

 

グラウンドは、

強豪のサッカー部と野球部が

主に使うようです。

 

 

こちらは、

テニスコートなどが含まれる

裏側のグラウンド。

このほかに

バスケットコートなどもあります。

 

 

男子部校舎と

女子部校舎は

別々の建物ですが、

 

共通施設として

「学習センター」と

「理科会館」があって、

すべての建物は

渡り廊下でつながっています。

 

 

男子部廊下。

 

女子部廊下。

 

 

この建物を行き来する間に

 

 

なるほど。

 

 

 

理科会館には

物化生地すべての教室が

配置されており、

 

講義室は

階段状になっています。

 

 

 

こちらは

図書館 ↓

 

 

蔵書数は

なんと80000冊とか。

 

 

 

「おみやげ」を

いただきました。

 

 

 

ミネラルウォーターですが、

ボトルにしっかり、

「きちんと青春」。

 

 

「きちんと青春」。

 

パンフレットの表紙にも

大きく掲げられている

このフレーズは、

卒業生が考えたフレーズとのことです。

 

 

勉強だけじゃない、

部活も、文化祭も全力。

女子校・男子校だけじゃない。

共学の楽しみも十分満喫。

 

そんな思いが

あふれ出ている

フレーズだと

感じました。

 

 

 

猫kama

 

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