気温差が激しい日々ですが、皆さんは体調を崩されていませんか?
犬も体調を崩しやすくなるので、気を付けられませんが乗り切りましょう。
お利口に、大人しく・・それがメインになってしまうと言葉悪くなりますが自分の奴隷にするかのようになっていってしまいます。
なので、私はしつけやトレーニングとなった時に、方法よりもまず自分自身の意識、考え方からスタートするようにし、あくまで「育み」として、生きる力や術を育て、生き抜く自信を育てること、様々な逆境を跳ね返し、平常心でいられる心を育むトレーニングで育てていきます。
世話だけだとつまらないですが、「育てる」って私は感動が多く、未来に向かうのが楽しくなります。
もちろん、成長期は楽しいことばかりではなく、色々なことを乗り越えて成長していかないといけませんが、だからこそ、その時に一緒に乗り越えて、あなたはできる!と信じてあげてその子のか可能性を引き出せてあげられたとき、その自身で頑張ったその子に心から「よく頑張った!」と褒めてあげて労ってあげられます。
逃げたくなる時もあるし、できないと思うときもありますが、ここでヨーロッパの親と日本の親の違いを知ることができます。
日本人は「この子は怖がり」とか「この子はできない」とか色々とラベルを貼って、その子を決めつけてしまうのが好きです。それはその方が親として努力しなくていいからです。
知人のドイツ人のお母さんは、「あなたはできる!」と励まし、その子の可能性を引き出し、決めつけないでどんどん引き出し、応援してその子の自信と様々な力を育みます。
逃げると余計に辛くなって、その子自身が前に進めなくなるから、本当は辛いけどあなたならできる!と犬に言い聞かせながら、ちょっと強く導くこともあります。でもこの時親の心が負けそうになると思いますが、自分はできると自分に言い聞かせて頑張りぬいて、自分によく頑張ったと褒めていることにもつながります。
その後はいっぱい労いタイムがあって、常にこの親と一緒にいたら大丈夫という安心が育っていきます。
よく言っていたのは「昔の日本人の子育てを見習った」と言っていましたが、日本人は素晴らしい子育ての知恵がありながらそれを捨てて、外国の失敗したものを真似してどんどんと協調のない個人主義ではなく、勝手主義にして思いどおりにならないと自分の利を得る為に相手を思いやる心が失われ治安の悪化が進んでいると。
子どもも犬も育てる「親」が一緒ですから、子どもと犬の違いがあっても、育てる親は同じだからこそ、親心と力のトレーニングと考えたら、必ず繋がっています。
お利口だからしつけトレーニングは受講しないのではなく、自分自身が親としてこの子をどう成長させられるか?客観的に指導してもらうことは特に犬の場合は大切だと思います。
人間の子どもは学校の先生がいますし、だから犬も同じくですが犬は完全自立はできなので、飼い主さんと一緒に学ぶことが必要になります。
トレーニング(鍛える)ですから、負荷のないトレーニングはありません。
相手に協調することは苦痛を伴いますが、その合わせる力を育むことで誰でも自信もって協調できたら犬が一番楽です。しかし、現代はどうでしょう。
嫌がるから避ける、何か嫌なことがあれば取り除いてしまう、他責にして親も責任逃れをし、子どもに嫌われないように、嫌なことをさせない、かわいそう・・でどんどんと子どもも犬も力を奪っていき、適応できない子が本当に増えている現実をみないと、何のためにしつけトレーニングしているのか?
意味がなくなってしまいます。
人としても大切ですが、親としての自分を持てないとそもそもスタートラインから間違っていたらすべてが目的地から遠ざかってしまいます。そして科学という難しい表面的な現象に振り回されていくうちに訳がわからなくなり、親が迷子になっている人を多く見てきています。
楽なことには力は必要ありませんが、デメリットなことが起こった時に、その負を回避して快を得る為の自分で考え、自分の意思で行動できる力を育んであげないといけません。
逆境を跳ね返す力を育てる・・私がずっと大事にしている家庭犬のしつけトレーニングの本質です。
訓練というように、嫌な刺激があったときもまた訓練だ!と本当は緊急事態なのに、冷静で平常心でいられるようにしてあげたら、その子も脅威が減ります。
お利口よりも、力を引き出し、自分はできると自信と術をたくさん使えるようにしてあげてこそ、それで人間社会での暮らし方に自信がもてたら、もう親子ではなく、擬人化表現になりますが、一人の大人と大人として付き合えます。母親卒業が成犬式(三才)です。
成長期は口うるさい、制限の多いのが保護であり、その保護者の元で様々な不都合をどうやって快を得るか?を考え得られる術を身につけさせることで、口うるさく言わなくても自分でやるようになるし、こちらもガミガミ言わなくてよくなります。
しかし、成長期になんでも要求どおりや嫌がることをさけさせていると自分でその負から逃れ快を得ることを考える力も育たず、考えられなければ行動にうつせないのでずっとその苦痛を浴び続けてしまうのです。それは本当にかわいそうだと私は思います。
親が顔色を伺う、気を遣うと、その子は相手の気持ちを理解する、相手にどうしたらいいかを考えるという力が育ちません。
親とは子に生き抜く力を育てるサポーターの存在ですから、傲慢になって、相手に考える力をつけさせるチャンスを提供して、後押ししていくのが教育です。
煽ててあなたはただいい子と嫌がることを避けていたら、その子は自分に不都合、不快があれば、咬むという行動をおこすようになり、協調のないものは群れでは共存できないので、常に死の脅威に潰されるようになる方がかわいそうです。
最近は自分に合う仕事、職場と言っていますが、私は自分が合わせられる仕事と職場という意識を教えます。自分のために会社があるのではなく、会社のために自分があるのです。
自分に合う人=好き、いい人、自分に合わせてくれない人=嫌い、嫌な人になってしまっています。
これは協調性が育まれていないので、社会で適応する能力を親が奪ってしまっています。
犬も自分に都合の悪いことをする人に攻撃するというのは、協調がない子は共生はできないのです。だから生きることに怯えているのを、「〇〇恐怖症」「ストレス性・・」と表面的な評価で、また対症的な対応するから、どんどん形を変えるだけで本質は変われないケースが多いのです。
大切なのは、死の脅威に怯えているのです。協調できる力を育ててもらっていないので自信も自力もありません。
あなたは無理、かわいそうとどんどんと力を奪っていき、生きる力がなくなった状態にさせて生贄状態にしてしまい、それをかばっているのが良い人と思っていますが、それは慈悲でも愛でもなく、ただの慈悲に化けた魔物で「慈悲魔」と言います。人間の心を奪う慈悲魔の改善をしないと、実は様々な問題は根本解決にはならないのです。
角の生えた親がどうやったら角が出ないか?を考える力、角が引っ込み優しさをひきだす力と行動力を育めば、常に他者を思いやる心が育ちます。
でも、親が子ども(犬)に機嫌を伺っていたら、自分が相手が良き存在となれるために何をすべきか?を考える力がないので、常に不快を浴び続けることになってしまいます。
優しさを間違えてしまっているのが、犬のしつけトレーニングの本質の問題ですが、実は飼い主さんにはできる力を備えています。
だから、鍛えなくても飼い主さん気づいていない親心と愛を引き出し、自分はできるという自信をつけてもらうのも、家庭犬トレーナーの大切な指導です。
ほめてしつける・・表面だけでなく、本質をしっかり見抜いて逃げたい課題を乗り越えて頑張ったその人自身の頑張りを「褒める」ようにしないといけませんが、こうして育むというのは感動の連続なんです。
私はいつも飼い主さんはすごいと思います。
犬たちも強い子たちと思います。
犬育てを通じて、私たちが見失っている心を取り戻すことができるのがしつけトレーニングだと思います。
あなたならできる!一緒に乗り切って自分でできるようになった姿を認め合うって本当に楽しいです。ただ楽して自分の思い通りに動いてくれたものは、飼い主さんも努力していないので感動もすくなく満足度も低くなるので、出来てもほめられない、そうですか?と愛犬の努力を感じなくなってしまうと、いつも不満とイライラでいっぱいになってしまいます。
生きるって?育むって?その主体性と軸となる本質をしっかりと認識できて、初めて飼い主さんも自分の意思で行うことができるようになれば、私たちのサポートはひと段落です。
自分で判断できず、先生っていつも意見求めて自己判断できない状態にさせてしまったら犬もダメにあるし、飼い主さんの心も奪ってしまうことになります。
自分がこの子が自信もって生きられる子に育てるという主体性と意思をもって取り組むことを応援するのが私の仕事です。
何かの力で、自分の都合のいい子にさせようとするのは、そこに親心と愛、育てる力を失っているのが「本当の問題」です。
私も自分でできないと決めつけていた部分を、海外の先生や知人に自分で限界を作るな!できるから!と応援してもらって、本当に出来て脱皮しながら成長できました。
それは自分で脱皮したんだから、あなたの努力の結果であなた自身で行ったからそれが「自信」になると教えて育ててもらいました。
こわがり、この子は・・そうなるような環境にしてしまっている部分は教えます。
環境を整えたら、次は犬たちにもあなたはできると信じて、育てていけば皆自信もって生きられる力を持ってます。
いうことをきく、きかないなんて小さな世界ではなく、生きるということを楽しめる強い子に育ててあげることを目標にしてください。
6歳になっても、生きていれば犬たちも成長できます。
欠如している部分を補い、ケアしてその後、成長を共に育っていけばその先に見える景色は素晴らしい景色が待っています。
逃げていたら、ずっと嫌なものから逃げ続ける一生をすごすことになり、それが一番もったいない。
生きるのは、苦しむために生まれてきているのではなく、生きることを楽しむために生まれてきています。
楽しむためには、力が必要です。
そのために親が生きることを楽しめる力と術を育んで(引き出して、または背中を押して)あげるのです。
あなたならできる!頑張れ!よく頑張った!!すごいなぁ!!こんなステップを何度も練っていき、その子の教訓になれば、それが訓練です。
スタートの意識を見直すことで、その先は変わります。
意識を無視して、犬の現象だけを見て対症していたら、何もかわらないのです。
誤魔化しているだけで時間がもったいない。
犬育てを楽しむ・・一緒に辛さも味わってこその感動です。
楽だけに感動はうまれません。
苦楽は1つです。苦だけも楽だけもどちらも毒です。
苦楽で初めて力になります。
皆さんと愛犬の生きる時間が楽しめる素敵な時間となれるように、私は本質をしっかりとみつめ、皆さんの笑顔と犬の自信に満ち溢れた姿を共に喜び、感動しあっていきたいと思っています。
優しさって何でしょう?
力を奪う甘い人を優しいと勘違いしないように・・。
