難病が奪うもの | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

難病・・原因不明で治療法もない。
病気を呼んだわけでもなく、突然襲われたあの日。
難病と闘うってかっこいいと思っている人もいましたが、現実は本当の難病は、今までの努力も積み重ねたもの、そして未来をも奪ってしまう。

本当の苦しみとはそこからが本当の病気の苦しみになる。
何で?何で?その疑問の日々で、積み木を一気に崩されるようなのが病気の苦しみでもある。

何故、奪われないといけないの?
病気に聞きたい。

どうしたら離れてくれるんだろう?
返してほしい、私の積み重ねてきた道を。
その先にあった未来を。
居場所を。
仲間を。

奪ったものを返してほしい。
でも、返ってはこない。

この身で未来を築かないといけない。
何ができる?
どこにそれがある。
何も見えない。

真っ暗の中を這いつくばっているだけでどこにいるかもわからない。

暗闇の中で孤独と闘う人たちが本当に多くいる。
そんな人たちに一灯の光が灯されますように。

一灯を照らせる一人に私はなりたいと思った。