大雪による被害が各地で拡大しています。
少しでも被害が広がらないことを心より祈っております。
今日は、怪我の蓄積による損傷について書きます。
私は、今まで数々の犬達の受けてきた心の痛みをこの身で受けてきました。
数百か千か・・それは彼等一匹一匹が人から受けた心の痛み。
しかし、私も生身の体。
こうした傷の損傷の蓄積が、大きな襲撃となり体をむしばむ。
私はそうしたことも含めて、これからの家庭犬トレーナーにはそうした痛みを言葉で伝え、彼等にはその痛みをうけないように指導していくことだと思っています。
浅はかだとわかっていても、私にはこうすることしかできなかった・・。
同じ人間として、彼等にしてきたことを理解するには・・。
しかし、どれだけ受けても無意味だということにも気づいた。
それからです・・痛みばかり受けているのではなく、その人に相手を無意識に傷付けてしまっていることに気づいてもらい、そうしないことに努めることを。
しかし、その道は優しいものではありませんでした。
それは今も続いています。
彼等は可愛そうなんて情けを必要としていない・・それは彼等を見下げることにもなる。
彼等が求めているのは、理解しあえること。
相互であってこその繋がりであり、繋がってこそ幸せという字になります。
逆さにしても幸という字は同じです。
それぞれを双方の視点から理解する。
理解しあえたときに繋がり、幸となる。
教えあうためには、学び合う姿勢が互いにないとできない。
人だけが理解するだけではいけないし、イヌだけが理解するだけではいけない。
彼等は私達より断然強い。そして素晴らしい能力も備えている。
むしろ可愛そうと心配されるのは人間の方だろう。
損傷の蓄積は、体だけでなく神経を蝕む。
だからこそ、これからはもっと平和で、もっと等身大の彼等を知るトレーナーを養成し、そしてそれを飼い主さんに伝達していかないといけない。
私が育てるトレーナーには、伝道師として一人でも多くの飼い主さんに伝えてもらいたい。
互いにこれ以上傷の損傷を蓄積させないために・・。
