叱咤には | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

昨日のブログの続きを今日は書こうと思います。


私は闇雲に叱りを推奨しているわけではありません。

しかし、しつけが飼い主さんができなければ、教育なんてむつかしいし、あまり意味がないように感じます。

勉強はできるけど、人を怪我させる・・ここに何の意味があるのか?


私は叱るに当たって、3つのステップを踏みます。


1、予防(させない)環境

2、自制心を育む(嫌なことを抑える自制力)

3、叱る(ダメということを教える)


していいことをまずは、教える。

していけないことをした時には、ダメということを、やめなさいということを教えることを徹底します。

もちろん、このやってはいけないということを教えるまでには、上記の3つのステップを踏みますが。



人を咬んでも、吠えかかってもそのまま放っておくのは、ほめるしつけではないと思います。

やめたことをほめること、そしてそれはしてはならないとことを教えることを怠ってはならないと思うのです。


何度もいいますが、怒る必要はないと思います。

無意味にただ怒鳴りつけるのは怒るですし、ただ脅すだけもこれは脅しです。

叱りは"指導的叱咤"になります。

これがしつけですが、最近はしつけができないではなく、やらずに文句ばかり、問題だと犬のせいにする方が多いと思います。


この世は思い通りには生きられない・・ルールの中で皆で譲り合い共存共栄していくのが社会ですから自由にはルールという厳しい掟が守れるものだけが得られるものです。


好き勝手と自由は違うのです。


ドッグランも好き勝手から自由な場になれるように、社会化教育の普及は必然的です。


安全に、安心して共に暮らすことを目的に、犬との暮らし、育みを始めてください。

可愛がる、癒しのためなら、それは命を迎えるのではなく、"モノ"です。


犬ではなく、むしろ犬を育てる方向けの学校が、家庭犬専門の学校です。

そして、皆さんがもっている経験で培った育児の知恵を御借りしながら、共に育児をさせて頂いていくのが私が日々行っている教室です。


犬としての育児、子としての育児はリンクしています。

相互を理解した上で、命の育みを苦楽を楽しめたら幸いです。


しつけができたら、トレーニングは本当に一緒に取り組める楽しい共通の趣味になります。

楽しめるように、皆さんは家庭でのしつけを今一度見直してみましょう。



気綱