日本も家庭動物との共生に関わる活動が活発になってきて、一歩ずつ私達が作りだした課題に、自ら取り組める状況が始まってきています。
その中でも本当に悩まされる、考えさせられる情景が保護や譲渡の活動現場。
私達専門家は何のために勉強しているのだろう?何かできないのか?と日々考えています。
逆に私達をどう活かしてもらえるのだろう?
やはりボランティア中心の活動の中に、専門知識が届いていないのも現状。
私達はそうした人たちに必要な知識、スキルの提供ができると思っているし、それをバックアップしていくのが本来すべき活動では?
そのために学び、提供してこその学習が成り立つ。
正直、今勉強していることも専門的に携わるための知識であるために一般の方向けのものではなく、呼吸と同じで吸ってばかりで吐く場所がない。
このバランスを考えていくことで、私達もイキイキと活動ができると思うのです。
私はNPOに所属しており、様々な活動チームで活動している。
その中で、私達専門家チームがもっと、ボランティアチームの質の向上とその知識やスキルが飼い主さんに届けられるように適正知識、スキルの普及を目指していかないといけないと思っています。
陰と陽・・私達は陰であり、ボランティア活動をしている方達、飼い主さんが陽として共に繋がっていきたいと願う日々。
プロを育てるための研修も必要だが、保護活動や啓蒙活動をしている人たち向けの方がむしろ必要に感じています。
この線路の先は霧で見えないが、目標もって進めば必ずその先に線路はある。
霧の先に行くのは最初は怖い。
でも、行かなきゃ先が見えない。
実行して、保護譲渡活動や、子犬を提供する人達に知識やスキルを活かしてもらうための研修を提供していき、質の益々の向上を目指していきたいと思う。
土台なくして、その台の上で活動する人たちの安定は存在しないのが自然の道理だから。
土台になりたい。
