無知無 | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

梅雨の季節、皆さんはいかがお過ごしですか?

こうした時期は古傷が痛んだりなどある時期ですし、来週は台風の動きも気になります。

気を付けてお過ごしください。


私はいつも感じること。

それが「無知であることを知ること」。

自分が知らないということを知ることをしていかないと、本当に成長も学びもできない。

わからないことだらけの私は本当に何でも知りたい貪欲派。

それはいいとも悪いとも言えませんが、知ったふりが一番怖いなぁと思います。


15年、家庭犬と向き合ってきましたが、まだまだイヌのことはわからないことだらけ。

わからないことを知るから、また勉強をしようと行動がとれる。

もしわかっていると思っていたら、そこで勉強が終わってしまう。

それはイヌのことを一歩でも理解してあげられることを止めてしまうことになる。

それは、もう愛の終わりかとも思います。

だから、わからないから一歩でもわかってあげられるように学び続けること。

それが共に生きることであり、愛の実践だとも思っています。


散歩のマナーだって、マナーって何だろう?

これがわかっているだろうか?

排泄マナーの教え方を知っている人はいるだろうか?

なのに、マナーをと言っても、マナーがわかっていないことがわかっていないのであれば、変わるはずがない。

私は今の犬との共生の問題は、知らないことがわからない、気づいていないと思うのです。

知っていると思っている・・だから知ることができないと思います。


無知であることを知る・・それがどんなことでも大切かと思います。

知らなければ、教えてもらえる、教えてほしいと求めることもできます。

求めなければ、得ることもないのです。


無知は罪ではないが、無知がわからないことが罪だと言われます。

今日もわからない・・何も恥ずかしくない。

知っていると思って相手を知ろうとしないことは、自身を知ることを止めることにもなる。

結局、自分に返ってくる。


知らないことがわかったとき、私達に声をかけて頂きたい。

私達も一緒に学ばせてもらいますので。


私達も専門家だからこそ、無知を知ることを忘れないように、無知無(無知であることをしらない)ようにならないように日々自戒していきたいと思います。



希望の光