ぎふ仕事伝(by朝日新聞) | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

朝日新聞

本当にありがたいことですが、2月24日に朝日新聞岐阜版の”ぎふ仕事伝”にて紹介してもらいました。


家庭犬トレーナーという職業の適正認知や始めた当時は本当に数少なくその中で我武者羅に開拓してきました。

今では、当時と比べると数も増えてきていますが、家庭犬トレーナーという訓練士さんとは異なる専門性を持たないといけないこの職業認知が広まるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。


普通に犬と暮らしていればトレーニングなんて必要ない・・これが今でも常識だと思います。

困ったら、専門家に相談する。

でも、もし自分が犬でまったく異なる文化や習慣の中で暮らす時、どれだけ教えてもらえずに生きることが犬にとって負荷となるか?また結局は飼い主さんにとっても同じだと言えます。


家庭犬トレーニングは、結局は飼い主さんが学び、教え育む力をトレーニングすることです。

訓練というのは、そのイヌが特定の仕事に必要な能力を育むこと。

同じとは言えないこの分野を私はしっかりと分けて、互いが誤解を生み合わずに協力しあえるようにしたいと思っています。


私は警察犬など、訓練に関してはあまり専門的ではありません。

しかし、一般家庭でイヌと暮らす、社会の一員として共に生きるための教育内容や飼い主さんのトレーニングは専門であり、それらを実践することで、イヌと飼い主さんと社会を思いやりという絆な結び、社会の一員として共に心地よく暮らせるための教育普及を目指し提供しています。

問題の解決ももちろんですが、問題が有る無いに関係なく、保育園、小学校、中学校というように、成長を楽しみながら、誉めるという機会を増やしていくことで、可愛がるというこちらの一方愛ではなく、相互で喜びあえるという、相手を理解しあう愛が生まれてくると思うのです。


そして私のもう一つの目標は加害者を減らすことです。

被害をうけている犬はもちろん助けないといけませんが、同時に飼い主さんに加害者にならないようにしてもらうことも必要と思い、そのために飼い主さんに教育指導をさせて頂いております。

そうして、原点から変えていかないと、イヌが問題を起こして放棄されているのではなく、人が犬の問題を作りだして放棄しないといけない状況になってしまっています。


多くは人によって作られているのが、イヌとの共生における社会問題。

だったら、人から変わるように教育しないと本当の意味で命を助けることには繋がりません。

私は人に注目し、人によって犬と相互理解しあえる社会を目指して問題を根本から起こさない環境作りで愛護に務めています。


色々な分野で活躍してくださる専門家同士で、貶し合うから活かし合うに変わらないといけない時。

犬を飼ったら、このイヌと自分との関わりを確認しながら、成長を楽ししむために家庭犬専門の通学スクールがあること、そこを利用して頂き活かして頂けたら幸いです。


家庭犬トレーナーは飼い主さんのサポートの専門家です。

もちろん訓練の基礎スキルは持っていますが、飼い主さんの心、行動など教育を専門する犬の飼い主さんの専門家です。

なので教育スキルの中に、犬だけなく飼い主さんの行動や心、ケアに関するカリキュラムを私は導入しており、イヌの訓練技術50、そして飼い主さんの教育やケアサポートを50にしています。


犬は訓練する時代から、イヌと共に習う、共に育つことを楽しむ時代だと思います。

もちろん、大型犬を迎えて警察犬として訓練してもらい、社会貢献も必要です。

是非、いろんな意味で、この犬という動物と人間社会の関わり方には多彩な選択があることも知って頂けたらと思います。


専門家を皆さんが選ぶ時代です。

そのためにも選ぶためのスキルも必要。

犬を迎えて、イヌも飼い主さんも共に理解しあえて言葉を越えた意思疎通の感動をいっぱい味わう共生が広まればと思っております。


知ったふりより、知らないことが何よりも得です。

習ってみると、イヌのトレーニングなのに私達が見失っている人間性を取り戻すための最高の教育であることがわかりますよ。

犬を通じて自分たちが成長させてもらえます。

それが家庭犬トレーナーとして、私の感動であり皆さんと共感しあって歩める楽しさでもあります。


共に犬を通じて成長しあえたら幸いです。


流れ