このイヌはバカだ、このイヌは性格が悪い、このイヌはダメだ、臆病だ、この子には無理だ・・
そして次はバカにしてる、なめとる、人間より上になっている、威張っている・・
こうした言葉を理由に、飼育放棄、教育放棄、保健所行きにする。
こうゆうのをラべリングともいう。
本当にこうした理由が問題行動の原因なのか?
答えはNOです。
こういうことで、私達飼い主は努力という嫌な刺激から逃げられるからなのです。
イヌは人に嫌な思いをさせて、イヌに指示をしたり、教育をしたりする行動を弱化させている。
生得的に生命は自己保存の為に優位権利を獲得を目指す。
イヌは命がけだと思う。
そしてイヌも自己保存のために人間をしつけ(教育)している。
それはすごい努力なのです。
しかし、私達は便利な世の中、平和な世の中で癒しなんて言ってるから、結局は問題行動はイヌではなく私たちの怠惰が一番の原因であることに気がついていない。
必死さがない。
彼等は人間を殺せるだけの牙をもっている、動物なのです。
のんびりしていたら生きていけません。喰われるからです。
しかし、人間は努力せずしてイヌにお利口という快適を求めようとしていることが大問題です。
イヌは人の心を動かすだけのすごい力をもった動物です。
そんなすごい動物と一緒にすごすのに、過信しているのは私達で、バカにしている、結局軽視しているのは私達なのです。
最初の言葉は、すべて自分が行っていることそのものを語っているのです。
一生懸命やっている方がバカ扱いされて、保健所や放棄されて、怠けている方が正当化される社会は人間社会にも共通している問題にみえる。
イヌはそんな立場におかれているのです。
もっと私達がイヌのすごさを認め、もっと勉強や本来はトレーニングは飼い主さんに必要なのです。
家族のいうことを聞かないお父さんがイヌには・・そんな力をもつ生き物ですよ。
一番頭がいいのです。
私達はしつけられているのです。
しつけられないための勉強とトレーニングという努力と積み重ねが、問題行動を予防することに繋がり、皆さんも楽しく、イヌも楽しい暮らしが得られるのです。
イヌが・・まるで子供がお父さんが、お母さんが・・と言っているのと同じで、イヌが飼い主の心配をしている。
これはイヌのせいではありませんね。
私はイヌはすごい生き物だと敬意を持っています。
だから、真剣に向き合い、決して彼らを弱くみたり、軽視したりしないようにしています。
畏れも感じます。
飼い主さんにそんな意識でイヌという動物との共生を見直してほしい・・。
私の切実な想いです。
イヌが臆病なのではなく、臆病になる環境要因がかならず私達が作っています。
イヌの評価から、自分たち評価に意識変換をしていくことが必要ですね。
人を襲うイヌも、人がその行動を作っている。
飼い主が変わらなければ、イヌは絶対に変わらず。
そうでなくては、道理が立たない・・。
今の日本はどうぶつをなめている。バカにしている。
弱く扱っている。
失礼ではないか?
逆にすることで、心配よりもむしろ自分の心配をしないといけない。
困っているのだから。
意識が変われば、かわいそうではなくそんなイヌたちの光景は見えなくなる。
そう考えた方が解決になるだろう
