意味がわからないって? | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

クーガーのブログ-意味

日本語って本当に面白い!

色んな光が混ざれば、最終的に白くなる。

色々あって面白い!


意味がわからない・・これも意は心で、味は味覚の味。

舌で感じる味と、心で感じる味がある。

心で感じる味が意味なのです。


イヌ達も辛いと甘いがはっきりしていたら、その教え方は「上手い」

それが飴の甘さと罰とか、嫌な刺激の辛い。もしくは苦い。

しかし、苦さも、甘さもあいまいなのは、味っ気なくて「まずい」

そのやり方は「まずい」のです。


私達指導という仕事をしてると「上手い」と「まずい」を扱う。

教育の上手い人は味付けがはっきりしているから、イヌは甘いケーキを求めて行動をするようになると、苦さを使うことはなくなる。

この苦さを得ないように教えるのが生きる知恵である、しつけだと思います。

苦さを与えるためではなく、苦さを得ないように味を教えないといけない。

苦いがかわいそうと教えないのは、苦さで苦しませることになる。

これは優しさではない。


また甘さばかりだと、甘さがわからなくなる。

そして、本来得てはいけない苦さが「上手い」と感じるようになると「問題行動」が生まれる。


バカにしているとか、なめているのではなく、「意味がわからない」だけなのです。

自分では美味しいものを与えていると思っても、苦さを教えてから甘さを知らないと「味」がわからない。

それが意味のわからない教育をしている親に原因があるのです。

味を教えることは非常に大切なこと。


あなたも味のある人になって、生きる知恵(命)を伝えられる飼い主さんになれたら、愛犬は意味がわかるから、あなたは誉めるだけでよくなる。

体罰を与えないといけないのは、苦さを教えていないから、痛みを教えるという手段を使わないといけなくなる。


甘さに飽きて苦みを求めるようになると、苦さでは止まらず、迷惑をかける。

そうなると苦さではなく、痛みという刺激を与えないといけなくなる。

そうさせないためにも、親であり、飼い主である私達が今一度苦さの大切さ(お陰)と甘さ(美味しい)を教えてあげる必要があります。

これが本来のしつけです。


最近は意味のわからない、味がわからないようなしつけをして、心の味覚を壊してしまい、痛みしか感じないようにさせてしまうと、甘さも意味がなくなり、痛みを与えないといけないような教育をしないといけない、苦みに耐性のない、弱い子にも育ってしまう。


意味をよく考えて、味付けできる幅を親はもっていきましょう。

料理の味付けと、しつけの味付けはよく似てると思います。

甘いばかりでもいけないし、5つの味がバランスよくあると「美味しい」味になる。

上手い!あなたのしつけが上手くなるように、今日はこのブログに書かせて頂きました。