柑柑柑 | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

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ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 プロチョーネです。先週は僕の担当してる地域での捕獲がなかったので暇だったんですが、週明け早々3頭の捕獲がありました。

 それなりに太ったメスでしたが6㎏程度でした。普通のアライグマより顔が小さく丸い感じですね。

 こちらもメスでしたが4㎏台で痩せてます。

 このオスはさらに貧相です(同じく4㎏台)。みんな尻尾の毛もパサパサで栄養状態が悪いことが伺えます。おそらく暖冬の影響もあるのではないかと近頃ヴェスパさんと話していたところです。

 

暖冬の影響

 今年は個人的な体感としてはそうでもないんですが暖冬と言われて、野菜も育つのはいいものの育ちすぎて廃棄処分されるものも多く売値も安いとか言われてますよね。

 野生動物にとっても一概に暖冬が過ごしやすいとは言い難い気がしており、彼らはおそらく通常の冬(10℃以下?)であれば代謝を落として脂肪をあまり消耗しないように過ごしていると思われます。もちろんこれは動物たちが自分で切り替えできるわけでもなく気温や環境によって切り替わるのでしょう。今年は10度を超える日も多いために代謝が普通の時期みたいに働いてしまっているのではないかと思います。えーんそのため今年の冬は例年よりも痩せている個体が多いのかもしれません。現に川口越谷などで捕まっているアライグマハクビシンも例年より痩せているそうです。

 それに・・・、暖冬だからといってアライグマハクビシンにとって狙い目の農作物である果物は埼玉県の場合、ビニールハウスの中くらいにしかないでしょうし、今そこらにある果物なんてせいぜいキンカンと、カチカチで熟してもいない夏みかんくらいでしょう。

 ミカン山に落ちていた夏みかん。これはおそらくカラスやヒヨドリたちが突いて中を食べたものだと思います。今の時期に果物を狙っているのは鳥たちばかりです。たぶん地面や木に止まってるヒヨドリ、ムクドリ、カラス、スズメは皆さんも嫌でも見てるでしょう。

 まあ、これでアライグマたちが適応力を発揮して冬野菜でも食べるようになればどうなるか分かりませんが、今のところ彼らの大半が葉物野菜を食べているわけではないみたいですね。今のところは・・・。

 

 

 今日の帰りに川島町の直売所にたくさん売っていた伊予柑を買いました。収穫期は1~3月だそうです。埼玉県のミカンなら1月には収穫を終えるのでそれ以降はアライグマにとってミカン不足になるわけですが、温暖で冬に柑橘類を収穫するところもありそうな愛媛、和歌山、静岡、千葉?などにアライグマがいる場合は食料に困ることはないかもしれませんね。

 今のところ千葉を除いてアライグマがそこまでいるような話は聞きませんが、アライグマハクビシンがらみの話はどれも「今のところ」という前提ばかりがついてしまいますね・・・。