埼玉県の風景 | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

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ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 プロチョーネです。今週は月曜に7頭のアライグマ捕獲から始まった疲れが出てきて気だるいですが、動物たちにとってはなかなかいい季節になってきているとは思います。1年中アライグマの動向を追っていると、いかに冬から4,5月くらいまで彼らの餌になるようなものがないかが分かってきてますので、今の風景を見るとかなり豊かな実り、彼らにとっては餌がそこらじゅうにある恵まれた季節に見えます。

 この今の埼玉県だとそこらじゅうにあるであろう、細長い花をつけた木は栗。僕の通っていた大学の敷地にもこの時期になると花が咲いていていい香りだったのですが、当時は何なのかも分かりませんでした。今では、野生動物の餌場になるとはっきり見えますが。まだ実りはさきですけれど、去年の秋にも割られて食べられている実をあちこちで見かけました。

 

 あと、埼玉県でよく見るのがビワ。ビワといえば長崎県を連想するし、そのへんのスーパーに高い値段で売ってあるビワも長崎産がほとんどですけれども埼玉県には家庭にも植えてあったり、果樹園にも植えてあったり、さらには誰の敷地かもわからないところに放置されていたりとあちこちに見受けられます。長崎県出身の同僚曰く「埼玉県中にビワがあるんだからわざわざ長崎県から取り寄せる必要あんのか」とのことでした。おそらく品種で当然味のできも違うのでしょうが・・・これだけあるのなら埼玉県民向けに売ってもいいのではと思いもします。

 ともかく、こういった放置された果実は野生動物の格好の餌になるのは言うまでもありません。

 これはある工場の天井の上にあったハクビシンの糞です。見ての通り大量にビワを食べています。他にも桑の実(見たことは無いですが、糞としてはよく見ます)、季節が来れば柿と、彼らがいかに人間の放置した果実をおいしく食べて生きているかが伝わってきます。

 

 そりゃ、これだけ楽に食べ物が手に入るならアライグマもハクビシンも増えますよね。