昨日の続きです。
今回は五條新町の西の端です。
下図㉔の山田旅館です。
明治中頃に建築された現役の
旅館です。江戸時代後期との
説もありますが、つし２階でな
い完全本２階なので、明治中
期頃と考えられます。創業は
江戸後期かもですね。２階の
上の破風に「五二館」とある
看板は、創業者が五條村と
二見村の間にある旅館なの
で、頭文字をとって名付けら
れました。五條市内最古の
旅館です。
レトロ感があるので、映画の
ロケでも使われました。
玄関を入った所です。
鉄道（JR和歌山線）が出来
るまで、この道が紀州街道
であり、吉野川の水運もあっ
たので、宿として栄えてます。
吉野川の筏で運ばれてきた
木材は、山田旅館での商談
が成立すれば、芸者が呼ば
れて宴会が始まったそうで
す。
現在は観光地としての立地
ですね。
上が北です。
西に進むと
先に坂道が見えます。
この坂は吉野川の河岸段丘です。
下図の坂道と書いた部分です。
前方石垣の上が河岸段丘の上に
なります。
みどりの木作画です。
五條新町の西の端です。
坂の途中で振り返り撮影した
五條新町です。
旗のある町家は下図㉕の民家
で、安政６年（１８５９年）の棟札
がある町家です。
改修されてフレンチレストラン
になっています。
短いですが、今回はここまでで、
明日が最終回です。
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