甲府城 1 歴史 | みどりの木のブログ

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今回から甲府城の紹介です。

2019年7月6日に訪問しました。

 

城の入口近くで、にゃんこが出迎えてくれました。

 

武田氏滅亡後、徳川家康が甲斐を支配します。

しかし、小田原北条氏降伏後、豊臣秀吉の命に

より家康国替えで関東に移封され、甲斐は豊臣

秀吉のものとなりました。関東の徳川家康に対

抗するための重要な戦略拠点として、豊臣秀吉

の命で甲府城が築城されました。

 

左上が天守台です。手前は稲荷曲輪の井戸です。

豊臣秀吉の命で築城されたので、天守が

あった可能性が高いですが。江戸時代に

なると火事などに遭い、天守のない状態

が続きます。

 

上写真より左寄りですが、戦前古写真の

天守台です。

 

秀吉の甥の羽柴秀勝、腹心の部下である加藤

光泰らによって築城が始められ、朝鮮の役で、

加藤光泰が亡くなると、浅野長政・幸長父子に

よって完成します。

 

現在位置にあった案内地図です。

上の古写真は現在位置の文字の

少し左から撮影されています。

ピンクの線は歩いた経路です。

 

山梨県埋蔵文化財センターより引用

1582年の平岩親吉が城代とありますが、

この時は甲府城がまだ無いので、新府城

の城代です。

 

グーグルよりの甲府城です。

家康が北条氏と争っていた当時は、ここに

大軍勢を置けないので、守りの堅い新府城

を甲斐守りの城としています。新府城につい

ては前回紹介しています。

 

1600年の関ヶ原の戦い以降は再び徳川の城

となりました。
甲府城は江戸時代の初めは、将軍家一門が城

主となる特別な城でしたが、宝永元年(1704年)

の城主・徳川綱豊が第5代将軍・徳川綱吉の養

嗣子となり、江戸城西の丸へ移ると、この後に

祖先が甲斐出身(武田家分家の流れ)で側用人

の柳沢吉保が城主となり、15万1千石を拝領し

ました。吉保は将軍の徳川綱吉の寵愛を受け

ていました。吉保は綱吉の学問上の弟子でも

あり、綱吉から愛されていました。甲府城は城

として整備され、城下町とともに大きく発展しま

した。

 

柳沢吉保時代の甲府城周辺古地図です。

 

1705年頃の甲府城です。(現地案内板より)

 

綱吉が死去したのちは、吉保の子・吉里が、

大和郡山城主として転封されました。甲斐国

は幕府の直轄地となり、甲府城は甲府勤番の

支配下におかれました。その間、享保年間の

大火により、城の本丸御殿や銅門を焼失する

など、次第にその壮麗な姿は失われていきま

した。

 

山梨県埋蔵文化財センターより引用

1706年以降の甲府城年表です。

明治元年に板垣退助率いる維新政府

軍が新選組の部隊より先に、甲府城

に無血入城しています。板垣退助は

この時、旧姓から板垣に代えて、板垣

一族(武田信玄の家臣)の受けを取り

ました。

 

安藤広重の浮世絵です。右下に稲荷櫓が

描かれています。

 

再建された稲荷櫓です。


明治時代になると、甲府城も廃城となり、明治

10年前後には城内の主要な建物はほとんど

が取り壊されました。内城全体が勧業試験場

として利用されはじめ、さらに翌年、鍛冶曲輪

に葡萄酒醸造所が設置されるなど、城郭とし

ての機能は失っていきました。また、現在の

山梨県庁が旧楽屋曲輪内に設けられ、中央

線敷設に伴い屋形曲輪、清水曲輪が解体さ

れるなど、さらに城郭が縮小され、現在では

内城の部分のみが城跡としての景観を保っ

ています。

 

これは私が下図を参考に合成した地図です。

鉄道や道路で甲府城はズタズタ状態です。

 

1705年の甲府j城です。


甲府城は明治に入り、徳川時代の面影を大

幅に失うこととなり、残された城跡が1904年

に「舞鶴公園」として開放されました。
1930年には、甲府中学校の移転に伴い、

旧追手役所跡にあった県庁舎や県会議事堂

が楽屋曲輪跡に移り、その時に西側、南側

の堀は完全に埋められました。その後、武徳

殿(昭和8年)、恩賜林記念館(昭和28年)、

県民会館(昭和32年)、議員会館(昭和41

年)などが公園内に設置されました。
昭和39年(1964年)には都市公園「舞鶴

城公園」として都市計画決定されました。

最近では、舞鶴城公園整備事業が行われ、

鍛冶曲輪門、稲荷曲輪門などの門や稲荷

櫓が復元されました。

日本100名城にもなりました。

 

今回はここまでで、明日に続きます。

 

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