以前12種体型学についてお話させて頂きました。
人にはそれぞれ生まれ持った体型 • 体質がありますが、それ以外に各季節によって体型というのは変化して行くものなのです。
季節による体型の変化は臨時の歪みですが、どなたもその季節になると入ってしまう歪みとなります。
臨床上は季節の調整の方を多く扱います。生まれつきの体型は季節の歪みと区別する為に本態(ほんたい)と呼んでいて、こちらは体質病と関係しています。
季節による臨時の歪みから起こる病気は改善しやすく、体質病は死につながるものですから改善にそれなりの期間を要します。中には手遅れになる場合もあります。
普段から本態の調整をしておけば、体質病に近づかず長生きできますし、老化を相当遅らせる事が出来るのです。
それは12種体型学を追求した均整師の得意とするところです。
各季節の説明の前に一年を大きく二つに分けてお話します。
骨盤の動きについてですが、春から夏にかけて骨盤は弛んで行きます。 筋肉も弛んで行きます。
これは骨盤の開閉が汗腺や血管の開閉と関係しているからです。
夏場は体温を逃がすためと、毒素を排出するために汗をかく必要があります。
その汗腺を開かせるために骨盤が開いて行く必要があるのです。血管が開いて行くのも体温を逃がす事につながっています。
ですから元から骨盤が閉まった傾向の人は季節とのギャップが生まれ調子を崩してしまいがちです。
そして秋から冬に向けて骨盤は締まって行く事になります。
冬場は汗腺を開いたままにしておくとそこから冷えが入り易くなりますから、骨盤を閉じて汗腺や筋肉が引き締まってきます。
それによって腎臓が活性化され排尿を毒素排出の中心とするのです。
さらに女性には月経があり、これも骨盤が開いたり閉じたりという運動によって行われています。
月経とは名前の通り月の運行と関係しています。
海水が月の引力によって満ちたり引いたりするように、7割近くが水で出来ている人体も月の影響を受けているのです。
満月に向かって骨盤は開いて行き、新月に向かって閉じて行く運動を毎月繰り返しています。体が正しくなってくると月の周期に月経が合ってくる傾向があります。
満月になると女性は開放的になり外へ遊びに行きたくなるのは、この骨盤の開きによるものだと言われています。
このように毎月の骨盤の変動は月の影響によるもの。そして一年を通した大きな骨盤の変化は太陽の影響を受けているのです。
太陽と地球との位置関係によって自然の変化が起こりますが、それを二週間ごとに表した二十四節気というものがあります。
良く知られている立春、立夏、立秋、立冬などもこの二十四節気の中に入っています。
人体はこの二十四節気に同調する傾向が強く、例えば八月の初旬に立秋がありますが、どんなに気温が高かろうが体はすでに秋の用意をして変化していきます。
暑いから夏、寒いから冬ではないのです。 秋の中に暑い時期から涼しい時期までがあると認識するのが正しい訳です。
このように太陽や月の影響を受けて骨盤が開いたり閉じたりしている事はご理解頂けたかと思います。
現在痩せるために骨盤を締めるという事が流行しております。
開きすぎている方がプロの指導の元に正しくなる処まで締めるのは構いませんが、ただ痩せたい一心で開いてもいない方が体操をやって閉めてしまうのは大変危険です。
自然の流れから言っても勝手に閉めて良いものではありません。
私の所にも本や雑誌の体操をやり、体を壊してしまった方が多く来院しました。腰が痛くなったり頭痛が起きたり月経が狂ったりと。
季節を無視したり、体質や月経周期を無視してやれば壊れるのは当たり前なのです。
特に春から夏にかけて骨盤を閉めすぎると汗からの毒素排泄を止めてしまい皮膚病を起こす事があります。
出さなきゃいけないものを止めると皮膚を掻き壊してでも出そうとするのです。
さらに血管も収縮させるため、血圧が上がった際に頭の血管を切ってしまう事もあります。春は血が上に上がりやすい傾向もこれを手伝っています。
実際春になって骨盤が弛みにくい年配の方が五月位に脳溢血で亡くなる事はよくある事です。
これも骨盤を弛めておけば助かる方が多いのです。
自分で勝手に骨盤を閉めたりする事は、そんな危険な事だと認識している方はほとんどおりません。
プロですらそういう認識を持ってない方も大勢いるのです。骨盤の開き閉じの状態をまったく逆に認識している先生もいる位です。
痩せたけど命は縮まったなど、笑えない結果とならないよう安易に骨盤体操に飛びつくのはやめましょう。
どうか信頼のおける先生の指導の元で体質にあった調整と体操の指導を受けてください。
次回は各季節についてお話いたします。
読んでくださってありがとうございました
(*^^*)感謝